< 12月第2週初めの飼育状況:気温も下がり、冬眠状態も良い感じです。 (12/9) >

冬らしい天候が続いています  (12/9撮影)

 ・東京でも、いちょうの葉が、やっと黄色く輝き、落葉して黄色い絨毯となっていきます。
 
 ・ベランダからの景色も、木々は不規則な枝模様となり、冷たい北風、冬の到来を感じます。

冬眠中の当歳魚  (12/9撮影)

 ・先月末から、東京でも気温が朝晩、5℃以下まで低下します。
  飼育水温も、5〜10℃の範囲です。
 
 ・寒い冬は歓迎です。11月4日からヒーターは全て外し、
  自然の水温の中にて冬眠に入っています。
 
 ・左画像がオスです。シャープな体となり、色艶も良く健康状態です。
 
 ・右画像がメスです。体がふっくらしてきています。抱卵がはじまっています。

冬眠中の飼育舟  (12/9撮影)

 ・バクテリア飼育水の中にて健康体で冬眠しています。
  昼間、日が当たり水温が上昇してくると舟の苔等をつついています。
  冷たい飼育水の中でも、信じられないほど動きが良く感じます。
 
 ・冬眠中でも、7〜8℃以上のときには適度に給餌しています。
  (粒餌は水に浸して柔らかくしてから与えます)
 
 ・飼育水の蒸発量の確認、随時、飼育水の状態(魚の状態)を確認します。
 
 ・すくった画像の水が飼育水そのものです。
  薄い青水のバクテリア水で冬眠しています。
  水深は17〜18センチに深くしています。(水温の急激な変化を抑えるため)

特徴のある魚を種に選びます  (12/9撮影)

 ・種魚には、どこかに特徴のある魚を選びます。(キラ!と光った魚)
 
 ・傷等があっても問題ありません。
  (頭、筒、尾、模様等に特徴のある魚が候補です)

雌雄の確認もできます  (12/9撮影)

 ・上段がオスです。肛門の形状は丸く、前鰭には、追いほしが確認できます。
 
 ・下段がメスです。肛門の形状は楕円で、横から見ると卵管が出た感じです。
 
 ・今年は、11〜12月の気温が低く、良好な冬眠状態です。
  来春、1月の上旬から順次、冬眠から起こしていきます。
  2月の中旬〜下旬に試験的に産卵させ、
  3月初めから産卵本番となるように調整していきたいと考えています。
 
 ・らんちゅう飼育にはオフはありません。もう、来春の仔引きへの準備が始まっています。

< 12月中旬の飼育状況:気温:3〜12度、飼育水温も4〜9度、冬眠中です (12/18) >

当歳:オス達:寒入りして体が引き締まります
(12/18撮影)

 ・12月中旬、しっかり寒も入り、順調な冬眠状態です。
 
 ・たまに、魚達をそっとすくい体調を確認します。
 
 ・メスは抱卵中のため洗面器に取り上げるのは控え、特徴あるオスの画像を撮影しました。
 
 ・画像のように、オス達は体色も鮮明に輝き、キレのある体です。
 
 ・冷たい飼育水の中でもバクテリアは働いています。
  有機物豊富なバクテリア飼育水の中での冬眠!雌雄ともに成熟します。
  バクテリア飼育を継続してきたなかで、この冬場にこそ、さらにバクテリア効果が
  発揮されるような気がします。

冬眠中の飼育舟  (12/18撮影)

 ・同じベランダの飼育場でも、日当たりや、風の当たり方で飼育水の状態は異なります。
 
 ・どの舟も、飼育水が良い状態です。濃く感じても、手で触ると「さらっとした」感じです。

雌雄の体形 [左画像:メス、右画像:オス] (12/18撮影)

 ・雌雄ともに体が柔らかく、とても良い状態です。
 
 ・前述で、(12/9の飼育記録)
 
  来春、1月の上旬から順次、冬眠から起こしていきます。
  2月の中旬〜下旬に試験的に産卵させ、
  3月初めから産卵本番となるように調整していきたいと考えています。
  
  と記載させて頂きました。これは皆様より少し早く、スタートし、
  飼育記録を通じて、ご参考にして頂けたらと思うためでございます。
  
  魚にとっては、自然に順応させることがベストだと思います。
  無理のないマイペースでの仔引きをお願い致します。

< 本年:2007年もバイオバクテリアAnakas:アナカスの効果が確認できました (12/31) >

飼育記録の季節指標?:ベランダから見える「桜の木」も
寒さに耐え、静かに春を待ちます (12/30撮影) 

 ・日本列島に今年一番の寒気がやってきました。各地では大雪への注意も出ています。
  東京では、冷たい北風の強い冬晴れが続きそうです。
 
 ・今年、2007年も過ぎようとしています。バクテリア飼育も5年が経過しました。
  一年一年があっという間に流れていきます。
  振り返り、ここまで予想以上の成果が出ていると感じております。
  (私見ですが、例年、平均的に一定レベル以上の良魚が創作できているように思います)
 
 ・限られた飼育環境、限られた飼育時間の中でも、バイオバクテリア飼育により、
  私にとっては十分過ぎる結果が得られています。
  (また血のブレンドと継承により魚の傾向も確立し始めました)
 
 ・私達の系統魚が、皆様の飼育舟や池で、愛され大切に飼育して頂いていることに
  感謝の気持ちで一杯です。
  また、各地の大会等で活躍してくれていることに驚いております。
 
 ・「らんちゅう」だけでなく、観賞魚(淡水、海水)飼育全般への効果のご報告を頂いています。
  特に、ディスカス飼育への効果は凄いそうです。(色上がり、成長力)
 
 ・いつも暖かくご声援くださる皆様に、心から御礼申し上げます。
  来年も引き続きご声援方宜しくお願い申し上げます。

冬眠中の種魚(二歳、当歳):飼育舟
(12/30撮影)

 ・二歳の種等が入った飼育舟は、ほとんど水換え無しで(適度な差し替え程度)飼育しています。
 
 ・画像のように、濃い青水のバクテリア飼育水です。(濃くてもサラッとしています)
 
 ・日の当たる昼間でも水温は10度に届きません。朝晩は3〜4度まで下がっています。

二歳魚も健康体:熟成し抱卵しています (12/30撮影)

 ・魚を探す手は凍りそうです。こんなに冷たい水の中でも、魚達は本当に元気です。
 
 ・画像のように、二歳になっても脂肪がエラにのらず、前方への龍頭へと仕上がっています。
  この頭つきが「現代らんちゅう」にとって必要だと感じます。
   (さらに魚体のセンスアップしていきたいと思います)
 
 ・メス達は体色良く輝き、抱卵しています。
  腹はとても柔らかく、バクテリア飼育水の中で熟成しています。
 
 ・年明けとともに、少しずつ水温を上げて、産卵準備へ入る予定です。

当歳魚(オス)  (12/30撮影) 

 ・2008年も、飼育記録により「バイオバクテリアAnakas(アナカス)の効果」をトレンドデートとして
  粛々と積み重ねてまいります。ご声援方宜しくお願い致します。