< 12月第1週初めの飼育状況:11月末から当歳種魚も冬眠に入っています!二歳種魚の冬眠状態も良好です! (12/2) >


・12月に入りました。
 全国的に、いっきに厳しい寒波が到来しています。
 紅葉から即、落葉、積雪〜、昨年と同様に季節の変化が激しく感じます。
 関東でも、昨日は突然、みぞれ混じりの冷たい雨が降り出しました。
 今日は冬晴れ〜夜には雨〜明日の朝には積雪があるとの予報もながれています。

(当歳種魚の飼育舟 : 12/1〜2撮影)

・当歳種魚の舟の水温も下げて、最低水温を6度に設定しています。
 先週末から冬眠に入りました。
 朝の一番寒い時間帯で8〜9度、昼間は10〜12度くらいです。
 水深は深くしています。現在は18センチです。
 
・薄い青水(まだ透明度は高いです)のバクテリア飼育水の中で、
 順調に冬眠入りしました。
 画像のよに、1舟:15匹〜20匹で冬眠しています。
 
・昼間、飼育水温が10度以上に上がると、
 食べきる程度の冷凍赤虫は与えています。


・大きく健康体に成長しています。
 大きいメスは15〜16センチまで成長。
 無理にあおった飼育はしていません。魚の自力による成長です。
 
・特に、今年の当歳の龍頭の出来に満足しています。
 目先の長さ、目幅ともに十分です。
 そして、綺麗な更紗柄にも満足です。


・オスの追い星の状態、メスの抱卵状況も良いようです。
 有機物豊富なバクテリア飼育水の中で熟成します。
 冬眠期こそ、バクテリア飼育の効果が発揮されます。

(二歳種魚の飼育舟 : 12/1撮影)

・昨日、突然の雨の中で撮影いたしました。
 画像が悪くすみません。
 二歳種魚は、11月の中旬から冬眠に入っています。
 良く出来上がって飼育水の中で冬眠中です。
 手を入れた画像をご覧ください。そんなに濁りはありません。
 
・完全にサーモやヒーターは切っています。
 現在、朝で8〜9度、昼間は10〜12度くらいです。
 
・二歳種魚の飼育舟には、2〜3匹、当歳種候補も一緒に入れています。
 これは、来春、二歳種と当歳種を産卵時に合わせたときに
 体調が崩れないかの確認の意味もあります。


・種魚なので、控えた飼育です。二歳種は16〜18センチくらいです。
 系統的にエラに脂肪が乗っていません。前方への龍頭です。
 来春、この二歳種と当歳種にて、さらに理想を追求した作出に挑戦したいと思います。
 
・1月のお正月明けから、順次、冬眠から起こしていく予定です。
 今年より、少し早い、2月上旬からの産卵を予定しています。
 
*皆様にお譲りする魚達は、15度にて飼育しています。
  極力、ひどい傷の少ない、特徴ある魚をご案内したいと考えております。
  15度飼育は、冬場の飼い込みにも、冬眠入れにも対応できる水温です。

< 12月最終週の飼育状況:厳しい寒さの中、2012年も終わろうとしています。魚達は順調に冬眠しています! (12/24) >


・日本列島は厳しい寒さに包まれ、とても寒いクリスマスイブです。
 京都の知人からは「雪が降ってる〜」との連絡がありました。
 東京は昨日まで曇天の寒さが続き、今日は久しぶりに冬晴れです。
 日が差しても、昼間の気温は7〜8度までしか上がりません。
 
・午後からは風が吹くと、いっきに体感温度が下がります。
 午前に、各舟の冬眠状態等を確認しました。
 少しだけ、二歳と当歳の画像も撮影してみました。

(二歳種魚の飼育舟 : 12/24撮影)

・二歳種魚達は、11月中旬から冬眠に入っています。
 画像のように、青水のバクテリア飼育水の中で順調な冬眠状態です。
 
・水深は、飼育舟のほぼ満水:18〜19センチ。
 今朝の水温は4度、昼間、日が差しても6〜8度くらいの中で冬眠しています。
 加温なしです。
 
・明日の25日くらいから、少しずつ水温を上げていく予定です。
 年明けで10〜15度、1月中は18度で飼育していきます。
 2月の産卵を予定しています。

(二歳種魚の一部画像 : 12/24撮影)

 ・上段の2匹はメスです。下段の2匹はオスです。
 当歳時から、あおらず飼育してきました。種魚として良い特徴を備えていると感じます。
 体色良く体調は万全です。年明けの産卵では活躍してもらいたいと思います。

(当歳種魚の飼育舟 : 12/24撮影)

・当歳種魚達も、先月の下旬より冬眠に入れています。
 冬眠:約1ヵ月が経過しました。
 二歳種の舟と同様に、青水のバクテリア飼育水が出来ています。
 有機物が豊富です。種魚達は熟成します。
  
・当歳種魚達は、最低水温を6度に設定しています。
 (6〜10度くらいで冬眠しています)
 飼育舟が凍るような深い冬眠には入れていません。
 この魚達は、1月明けから少しずつ水温を上げていきます。
 二歳と同様に2月からの産卵を予定しています。

(遅産れ当歳種魚の飼育舟 : 12/24撮影)

・遅く産れた当歳達も、ゆっくりですが成長しています。
 水温は15〜18度。給餌しています。
 (気温は低いので、常時:ファイロンで覆い、夜間は3センチの断熱材で保温しています)
 夏〜初秋のように、いっきに成長しませんが、だいぶ仕上がりを見せてきました。
 
・この魚達からも、来年の種魚や大会魚に使用します。
 当歳魚、年明け:明二歳で種魚として使う場合は、
 15度程度の冬の飼育でも、オスは精子を出しますし、メスも抱卵〜産卵します。
 無理はさせませんが、期待の腹の魚達です。