< 7月第1週の飼育状況:梅雨も終盤、雨が続きますが魚達は健康体。順調に成長しています! (7/8) >
・7月に入りました。梅雨も終盤です。
関東でも、ここ数日間は雨模様です。
雨間を見て、魚達を撮影してみました。
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(当歳魚の飼育舟 : 7/7撮影) | |
・早や産まれの当歳達は、大きい魚で10センチ程度に成長しています。
各飼育舟の魚達は、梅雨時でも体調を崩すことなく順調です。
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(当歳魚の一部画像 : 7/8撮影) | |
・画像の魚達は同腹です。少しずつ体形が異なります。
自然産卵が主体でしたので、様々な遺伝を見ることがてだきます。
・魚の特徴から「系統の傾向」を感じます。
更紗柄が多くでます。鹿の子柄、窓柄、ヘッドライトのように赤色が
残った魚もいます。魚達の色変わりを楽しめます。
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(遅産まれの当歳魚 : 7/7撮影) | |
・5月中旬以降に産まれた稚魚達も黒仔に成長してきました。
期待の腹の稚魚達です。
冷凍赤虫とフィッシュボンで飼育しています。
・フィッシュボンは、バクテリア水で浸してから与えています。
魚の腸内にバクテリアを入れます。腸の働きが良くなり免疫力も上がります。
・今週に3回目の選別を行う予定です。
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< 7月第2〜3週の飼育状況:関東は梅雨明け、いっきに連日の猛暑です。飼育舟の遮光や雷雨等に備えます! (7/19) >
<小淵沢高原の大型ハウス:7/11>
・1ヵ月ぶりにハウスへ行きました。
現在、バクテリア事業全般への対応と、東京で孵化させた5月孵化の当歳を
移動できる大きさまで成長させるため私が東京、
息子のTAKUYAがハウスを主体に飼育しています。
今後は随時交代しながら頑張っていきたいと思います。
・近所の農家の方々等も、高原のハウスで金魚を飼育していることに興味をもたれています。
まだまだ、お見せできるレベルではありませんが、ハウスをご案内すると、とても喜ばれます。
TAKUYAも、てれながら説明しています。
・らんちゅうが色変わりすること、今春産まれた稚魚が3ヶ月でここまで成長すること、
バクテリア飼育で、飼育水と魚そのもののに臭みが無く、
ハウスの中が快適できであることに驚かれます。
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(当歳魚の一部画像 : 7/11撮影) | |
・早産まれの仔はずいぶん大きく成長しています。
しかし、成長とともに、魚の良い面と悪い面もでてきます。
残せる魚が次第に減ってきます。複雑です。
しかし辛抱です。頑張ります。
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(遅産まれの当歳魚:bP2 : 7/11撮影) | |
・この腹は、5月中旬過ぎに産まれた稚魚達です。
TAKUYAが産卵させ、孵化〜針仔〜青仔〜へと必死で飼育しています。
まだまだ経験が浅く不安もありますが、まずはトライすることが大切です。
「習うより慣れろ」で頑張っています。
*一昨日、7/17の猛暑でもハウス内の最高温度は35度、
飼育舟の水温は25〜26で安定しています。
飼育舟の水面には高原の爽やかな風が流れ、最高の飼育環境です。
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・庭には、夏の花々が満開です。
黄色いルドベギア庭一面にが咲くと夏の毎年到来を感じます。
八重咲きのカリフォルニアローズや白いサフィニアがとても綺麗です。
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<東京のバルコニーの飼育場:7/18〜19撮影>
・太平洋高気圧が強さを増して関東地方は梅雨明けです。
連日の猛暑日が続きます。
九州等では過去に経験のない豪雨で甚大な被害もでています。
心からお見舞い申し上げます。
・バルコニーは直射ですから気温は軽く40度を超えます。
しかし、角材で傾斜を作りファイロンとスダレで遮光すると
飼育水温は25〜27度に維持できます。
(今までスダレをヨシズと記載しておりました無知で申し訳ございません)
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(早産まれの当歳飼育舟 : 7/18〜19の撮影) | |
・現在の水深は、猛暑で気温が上がってきたので安全サイド考え、
水量を増やし12.5〜13センチです。
・給餌は、3〜4時間間隔で、冷凍赤虫と
良質な粒餌をバクテリア飼育水で浸した団子状にて与えています。
画像のように、団子状で飼育舟に沈むため、
粒餌が飼育舟全体に広がらず、
食べ残しのないことの確認も的確にできます。
・粒餌と一緒に、バクテリアが魚達の腸に入り、消化と成長促進、
そして、なによりも魚達の免疫力強化が図れ病気に負けない「強い魚」になります。
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・同様の腹の当歳をいくつかの舟に分けて飼育しています。
各舟の放匹数や日当たり等で、バクテリア飼育水の色合いは異なります。
薄い青水でも透明度が高くてもバクテリア効いています。
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(当歳魚の一部画像
: 7/14〜18撮影)
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・順調に成長しています。
今年は特に頭の形状が良さそうです。
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(種魚の飼育舟の状況
: 7/18撮影)
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・当歳が成長してくると、当歳ばかりに目がいってしまい、
種親の観察が怠りがちになります。
一番大切なのは種魚です。
特に気をつけて管理を行います。
給餌は朝晩に冷凍赤虫を与える程度に抑えています。
*これからの高温時期、飼育水の溶存酸素量は温度上昇とともに下がります。
停電等によるエアレーションの停止は魚達の死を意味します。
雷雨時の漏電防止やエアー系統の複数化、
エアーポンプ故障時の代替品の準備も大切です。
(私もバルコニー飼育では、特に注意したいと思います)
また、出張や夏休み等で長期のお出かけ時に、
フードタイマー等で給餌の継続はとても危険です。
装置の異常等で過度に投入されたり、食べ残しの蓄積により水質が悪化する
危険性があるからです。
お出かけ期間には飼育水の蒸発分の対応は行い(水量を上げる)、
餌は切ることをお勧めいたします。
1週間くらい食べなくても魚は大丈夫です。
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< 7月第4〜5週初めの飼育状況:連日の猛暑が続きます。魚達の観察・体調管理が大切な時期です! (7/29〜30) >
・厳しい暑さです。気温:35〜38度の日が続きます。
飼育水の水温も30度を越えます。
バルコニーでは、日除けと飼育舟の水深を深めにして
水温の変化を抑えます。
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(早産まれの当歳飼育舟 : 7/29撮影) | |
・暑さのため、早朝5時〜7時、夕方5時を過ぎにならないと、
バルコニーでの世話は難しい状況です。
・バルコニーが東南に向いていて、西陽はマンションの建物で遮られるため、
午後の2時過ぎからバルコニーは日陰になります。
しかし、連日の猛暑の中では、日陰でも気温は高く熱中症に注意が必要です。
この季節、休日でも作業時間は限られてしまいます。
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(当歳魚の一部画像
: 7/29〜30撮影)
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・気温も高く、魚の画像撮影も控えています。
種候補の魚を少しだけ撮影してみました。
・今年も、綺麗な更紗柄の仔が誕生しています。
また、画像のように目先と目幅があり、
例年よりも頭骨が発達しているように感じます。
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