< 4月第1週初めの飼育状況:各腹の稚魚達も順調に成長、さらに産卵〜孵化も継続させます! (4/1)  >


・4/1、東京の空には久しぶりに太陽が、そして暖かさも戻りました。
 昨日までは、真冬の気温:10度に届かない毎日が続いていました。
 記録的に早く咲いた桜の花は、「花冷え」で長い期間、花をつけています。
 
・魚達は(種魚、早産まれの稚魚、この大潮で産卵〜孵化した稚魚)健康体です。
 また、明日から寒気が入り冷たい雨になるようです。
 
・各腹の成長等〜少しですが撮影してみました。

(bRの腹:2/27産卵〜3/3孵化の稚魚達 : 4/1撮影)

・早産まれの腹の仔は歩留まりは良くないので少ししか残りません。
 しかし今年誕生してくる稚魚達の容姿の傾向を見極めます。
 
・黒仔大まで成長しています。中寸でしょうか。
 体形や尾張り、バランスは良い感じです。
 今は、ブライン、冷凍赤虫、フィッシュボンSをバクテリア水で団子にして
 与えています。とても健康体で病気知らずです。

(bSの腹:3/2産卵〜3/6孵化の稚魚達 : 4/1撮影)

・大きさに少しバラツキはありますが順調に成長しています。
 この腹も黒仔になっています。
 餌は、上述と同様です。

(bXの腹:3/23産卵〜3/27孵化の稚魚達 : 4/1撮影)

(10の腹:3/23産卵〜3/27孵化の稚魚達 : 4/1撮影)

・bXとbP0の腹の稚魚達には、現状、不正魚がいないようです。
 全部の体がまっすぐで揃っています。孵化数も多く満足しています。
 3/末の大潮くらいから産まれる稚魚達は平均して整ってきます。
 ブラインを食べ初めて2日が経過しています。順調です。
 (4/5〜皆様へ発送可能になる予定です)

(12,13の腹混合:3/27,28産卵
                  〜3/31,4/1孵化の稚魚達 : 4/1撮影)

・bP2とbP3の腹の卵は、スペースの関係で同一の産卵舟になりました。
 この二腹ともに明三歳メスから産まれています。
 夕方撮影で画像が見難くすみません。
 
・孵化数は計:10000匹は超えている感じです。
 素晴らしい立ち上がり(孵化〜泳ぎ出し)です。
 今日、少し早いですが魚巣や人工授精でまいた網や洗面器は外しました。
 (4/10〜皆様へ発送可能になる予定です)

< 4月第1〜2週末の飼育状況:各腹の稚魚達も順調に成長、4月の大潮の産卵が本格化! (4/6〜11) >

(隣の公園の桜も葉桜へ : 4/4撮影)

・隣の公園の桜はバルコニーから独り占めです。
 この「桜の木」が私のカレンダーです。
 気温も高く、春の雨を受けて新緑の準備、花びらを散らします。
 
・今年の4月も「爆弾低気圧」の影響が出ています。
 関東も明朝まで風雨ともに激しく荒れ模様です。
 昨日から皆様への稚魚発送と暴風雨対策。
 天気予報とにらめっこです。

(bP〜bSの稚魚画像 : 4/4撮影)

・各腹、混ぜ合わせですが元気に成長しています。
 黒仔大です。群れて赤虫を食べる様子は爽快です。
 
・現在は、ブライン、冷凍赤虫、フィッシュボンとバクテリア水で練った団子
 で飼育しています。(天候が回復したら団子作成の画像も掲載します)

(bTの稚魚:選別後ハウスへ移動: 4/5撮影)

・各腹の稚魚達は、ブラインを食べ初めて7日〜10日(産卵後2週間)で
 6〜7割を皆様にお送りします。
 産卵は継続します。1腹を持ちすぎると稚魚の成長も損ねます。
 残った約3割の稚魚達を産卵後3週間で選別し、
 小淵沢高原のハウスへ移動し、広げて飼育していきます。
 
・画像のように、bTの腹は、すでにハウスにて飼育中です。
 青仔〜黒仔の手前まで成長しています。
 続いて、bUの稚魚も4/5にハウスへ移動しました。

(bUの稚魚:選別後の画像
: 4/4夕刻撮影)

・産卵順が進むにつれて、平均的に揃ってきます。
 1回目の選別で残る匹数も増えてきます。
 4/4に選別し4/5にハウスへ移動しました。

(bWの稚魚:近々選別予定
: 4/4夕刻撮影)

・この腹も3割を残しています。凄い匹数です。
 天候が回復したら即、選別です。
 この腹は良い仔と不正仔がはっきりしているようですが、
 期待できそうな稚魚も確認できます。 

(bX〜13の稚魚達 : 4/4〜6撮影)

・稚魚達の舟で埋め尽くされていきます。
 画像は、bP0の稚魚達がブラインを食べている様子です。
 この腹、期待できそうです。

(bP4:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/5,4/6産卵)

・1段目が種メス:2匹(明二歳)の画像です。
 左のメスが4/5産卵、右のメスが4/6産卵。
 2段目も種オス:2匹(明三歳)の画像です。
 3段目も種オス:2匹(明二歳)の画像です。
    
・完全な人口受精に成功しました。
 2匹のメスは2番腹です。前回、良くなかったので、
 オスの選抜を変えてみました。


・大潮前の低気圧の接近、産卵の条件が整っています。
 種魚達は、ざわめいています。

(bP4の腹:孵化完了 : 4/10夕刻撮影)

(bP4の腹:立ち上がり良好 : 4/11午前撮影)

・良い稚魚が誕生しました。
 不正魚は見当たりません。全ての稚魚の泳ぎ出しも良好。
 今朝から、フイッシュボンSSを少量指先で(飼育水の中で)揉んで給餌開始。

(bP5:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/9産卵)

・1段目が種メス:2匹(明二歳)の画像です。
 2段目も種オス:2匹(明三歳)の画像です。
 3段目も種オス:2匹(明二歳)の画像です。
    
・完全な人口受精に成功しました。
 現在、オス達は、ほぼ全匹が精液をしっかり出しています。
 まだまだ産卵は続きます。
 人口受精の負担を分散しながらオスを選抜します。


・受精状況も完璧です。
 画像は、一日経過、4/10夕方撮影しました。
 4/14には孵化が完了予定です。

(隣の公園の桜も葉桜へ : 4/11朝の撮影)

・隣の公園の桜は「新緑」になってきました。
 昨日から不安定な天候です。寒気も入り3月の気温です。
 飼育舟の観察は欠かせません。

(早産まれの稚魚画像 : 4/11朝の撮影)

・黒仔達も群れをなして順調に成長しています。
 ピラニアのような食欲です。
 産卵等に追われてなかなか撮影できません。
 週末には、洗面器で黒仔の画像を撮りたいと思います。 

< 4月第3週の飼育状況:稚魚達の成長速度に選別が追いつかず!産卵も継続! (4/15〜19)  >


久しぶりに天候が安定し、ぽかぽか陽気にりました。
新緑も輝いています。例年より半月早く季節が進んでいる感じです。
4/14にも産卵、bP6まで引けています。

(早産まれの当歳魚達 : 4/15撮影)

・寒暖差の激しさ、猛烈な低気圧の通過。
 この春は荒れています。屋外飼育では、なかなか選別が追いつきません。
 今週は、時間を作って各腹を選別していきたいと思います。
 
・画像は、各舟から適当にすくって撮影してみました。
 今年の仔も目先が長く太く感じます。尾開きも良さそうです。
 少しずつ、黒仔や青仔のお譲りも始めたいと思います。

(小淵沢高原のハウス : 4/14撮影)

・標高850メートルと寒冷地ですが、日差しが強く遮光ネットが欠かせません。
 4/13(土)に遮光ネットを取り付けました。ハウス内は快適です。
 (大型ハウスなのでネットの取り付け作業はハウス屋さんにお願いしています)
 
・画像の稚魚は、bUの腹の仔達です。
 一回目の選別は終わっています。この腹は、かなりの匹数が残っています。
 ゆっくり広げて飼育していきます。

(bP6:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/14産卵)

・1段目が種メス:1匹(明二歳)の画像です。
 2段目も種オス:2匹(明二歳)の画像です。
 3段目も種オス:1匹(明三歳)の画像です。

・自然産卵30%、人口受精70%くらいです。
 ここまで産卵が進むと、雌雄の組み合わせに拘ります。
 左上のオスの精子が一番かかっていると思います。


・受精状況も完璧です。この方法に慣れました。
 画像は、一日経過、4/15夕方撮影しました。
 4/19には孵化が完了予定です。

(初夏の陽気 : 4/18撮影)

・昨日までの「初夏の陽気」から一転、
 今朝から気温低下と北からの強風、
 明日から雨。日曜まで真冬並みの気温へと荒れる予報です。
 東京は急激に気温が低下し北風が強まってきました。

(黒仔達の選別 : 4/18撮影)

・あまりの暑さでバルコニーに「パラソル」をたてました。
 リゾートな風景ですが、魚達の世話は強い直射日光の中で過酷です。
 適度に水分を取りながら熱中症に注意します。
 
・早産まれの当歳も。歩留まりは悪いものの約400匹が残っています。
 大小差がでてくるので、大きさを揃えて放匹し直しました。
 今年は筒が太く、尾張りと背腰が良く感じます。
 
・黒仔達が群れをなして泳ぐ姿は爽快です。
 この時期が一番わくわくします。これからの成長を期待しつつ。

・なかなか掲載できませんでしたが、天気も良く撮影できました。
 「粒餌&バクテリア団子の作り方」をご紹介させて頂きます。

(粒餌&バクテリア団子の作り方 : 4/18撮影)

・小鉢に「フィッシュボンSとSSサイズ」を大さじ一杯を取ります。
 (濃い緑がSサイズ、薄い緑がSSサイズです。各量は魚の大きさで決めてください)
 (青仔〜黒仔になったら、この方法で与えます)
 (針仔のときには、SSサイズをそのまま飼育水面にまいて与えています)
 
・バイオバクテリアAnakas:アナカス、「Aバクテリア」を1グラム程度取ります。
 (Aバクテリアは水質浄化と稚魚の内臓機能強化の働きがあります)
 
・バイオバクテリアAnakas:アナカス、「Bバクテリア」を1グラム程度取ります。
 (Bバクテリアはヘルペス等への免疫力強化の働きがあります)
 
・大さじ1〜2杯程度の水を入れて、粒餌とバクテリアの粉体を混ぜて団子にします。
 
・団子の大きさは、魚達の匹数の適量に、小指大〜親指大にして給餌します。
 
*この方法ですと魚達の腸内に、善玉菌として確実にバクテリアが根付きます。
  (魚達の糞にはバクテリアが存在し、魚達は、それを再度食すこと等により、
   飼育舟:環境の中で、バクテリアの循環サイクルが出来上がります)
 少量のバクテリアで、最大の効果が発揮できます。
 また、粒餌が団子状になって飼育舟の一定箇所にあり、
 魚達の食べてる様子の確認、食べ残しが無いことの確認も容易になります。


・凄い勢いで魚達は寄ってきます。
 群れてあっという間に食べつくします。
 この群れで飼育すること、魚達を競争させることも成長には欠かせません。

< 4月第4〜5週の飼育状況:4月下旬、記録的な寒暖差の中、産卵も終盤を迎えます! (4/22〜29) >

・寒暖差が激しく、週末はいっきに真冬に逆戻り。
 東京では4/21(日)の午前の温度が5.6度。北風強く冷たい雨。
 これは記録的な寒さでした。
 地域によっては一日の気温差が20度(低下)を越えたそうです。
 
・この極寒の雨中。大潮の少し前、低気圧の通過と産卵条件が整いました。
 3匹の産卵がありました。雨合羽を着て震えながらの人口受精でした!

(bP7:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/20,21産卵)

・1段目が種メス:2匹(明二歳)の画像です。
 2段目は種オス:2匹(明三歳)の画像です。
 3段目も種オス:2匹(明二歳)の画像です。
   

 
・左のメスが4/20に産卵。右のメスが4/21に産卵。
 完全な人口受精でした。
 この2匹は舟の都合から一緒の産卵舟とします。

(受精卵の状況 : 4/22の夕方撮影)

・上段が4/20産卵の受精卵です。黒く透明で良い状態です。
 下段が4/21産卵の受精卵です。雨色で透明、良い状態です。
 受精率も高く期待できそうです。

(bP8:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/21産卵)

・1段目が種メス:1匹(明三歳)の画像です。
 2〜3段目は種オス:3匹(明三歳)の画像です。
 雨が強くなってきたため無理せず、三歳雌雄の人口受精にしました。


・飴色の綺麗な卵、精液の状態も良好でした。
 
・昔から「4/29を中心に前後2週間が産卵期」と言われています。
 この時期の産卵は人口的でなく自然に順応しています。
 明日、4/23〜26までが大潮(満月)です。自然の力に期待します。

(4/27撮影)

・GWに入り、やっと天候が例年どおりに安定してきた感じです。
 昼間の気温は20度を超えて、新緑も輝きます。

(bP6の稚魚 : 4/27午後撮影)

・bP6の稚魚は現状良さそうです。
 ブラインを食べ始めて1週間、尾先に「しゃもじ形」の開きが確認できます。
 (14、bP5の稚魚達は天候悪化が原因なのか尾開きが悪く残りませんでした。
  今春の産卵は順調です。その分、今後の飼育腹の選定や選別は厳しくしています)  

(bP7の稚魚 : 4/27夕刻撮影)

・bP7(2腹)は、4/24〜25に孵化が完了しました。
 とても良い孵化状態と孵化匹数です。本日の夕方からブラインを開始しました。

(bP8の稚魚 : 4/27夕刻撮影)

・bP8は、4/25に孵化が完了しました。
 とても良い孵化状態と孵化匹数です。本日の夕方からブラインを開始しました。

(3月中旬孵化稚魚 : 4/26午前撮影)

・小淵沢高原の大型ハウスの飼育舟に移動して飼育中です。
 黒仔大まで成長しています。順調な成長です。
 今年は、ハウスの飼育舟も当歳魚でいっぱいにしたいと頑張っています。

(4月上旬孵化稚魚 : 4/27早朝撮影)

(bP9:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/27産卵)

・1段目が種メス:1匹(明三歳)の画像です。
 2〜3段目は種オス:3匹(明三歳)の画像です。


・飴色の綺麗な卵、精液の状態も最高でした。
 卵数が多く、受精卵を洗面器へまくときに集中してしまいましたが、
 完全人口受精なので孵化に問題は無いと考えます。

(bQ0:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/27産卵)

・1段目が種メス:1匹(明二歳)の画像です。
 2段目は種オス:2匹(明二歳)の画像です。
 3段目も種オス:1匹(明三歳)の画像です。


・飴色の綺麗な卵、精液の状態も最高でした。
 
・今回は、大潮の前後で5腹が引けています。
 このまま産卵も継続します。

(bQ1:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/28産卵)

・1段目が種メス:1匹(明二歳)の画像です。
 2〜3段目は種オス:3匹(明三歳)の画像です。


・ここに来て「産卵ラッシュ」です。良い産卵が継続しています。
 自然に順応した産卵です。
 
・この明二歳メスは、どうしても引きたい種魚です。
 今回が3回目の産卵。ここまで(2回)仔出しが良くありません。
 しかし、特徴あるメスなので最後の産卵に挑戦しました。
 種オスも三歳オスのエース級にて完全な人口受精です。
 
・夕方の撮影で画像が悪いですが、卵の状態は良好です。
 産卵の時期的な条件も良く、今回は期待できそうです。

(bQ2:産卵組み合わせ雌雄画像 : 4/29産卵)

・1段目が種メス:1匹(明二歳)の画像です。
 2〜3段目は種オス:4匹(明二歳)の画像です。


・今朝も良い産卵が来ました。
 朝の最低気温は12度前後、
 この気温が平均的に良い稚魚が誕生する目安です。
 
・この明二歳メスも、どうしても引きたい種魚です。
 種オスは二歳オスのエース級にて完全な人口受精です。
 
・卵数4000〜5000、色艶ともに良好です。
 産卵が続くので種オスの精液は絞り過ぎないように分散です。

(bP7の稚魚 : 4/29撮影)

・4/20〜21産卵、4/25孵化完了。
 4/27〜ブライン給餌。
 まだ、ブラインを与えて3日ですが尾先が開いてきました。
 とても良好です。

(bP8の稚魚 : 4/29撮影)

・4/21産卵、4/25孵化完了。
 4/27〜ブライン給餌。
 まだ、ブラインを与えて3日ですが、この腹も尾先が開いてきました。
 とても良好です。
 
・bP7とbP8の無選別稚魚は、5/3〜発送が可能になります。
 
・bP9、bQ0の腹も明日から孵化が始まります。
 bQ1、bQ2の受精率も100%に近い状況です。

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