< 5月第1週の飼育状況:寒気が居座り、「3/下旬の気温」での5月入りです! (5/1〜6)  >

(八ヶ岳)

・穏やかなGWがスタートしたかと思いきや、
 5月入りした本日から日本列島に寒気が居座り、3/下旬の陽気に逆戻りです。
 次々に寒冷前線が通過し大気も不安定、東京では冷たい「にわか雨」でした。
 山間部では雪、遅霜注意報も天気予報から聞こえてきます。
 
・小淵沢高原の大型ハウスで飼育している稚魚達の画像が届きました。
 各腹、とても順調に成長しています。
 3/中旬孵化の稚魚達も、平均的に揃って尾張りの良い黒仔へと成長しています。

(3/中旬孵化の稚魚達 : 5/1撮影)

・3/中旬孵化以降くらいから、平均的に揃った稚魚がでてくる感じです。
 残る匹数も多く、120×150センチの大きな舟へ移して飼育しています。
 まだ選別は1回、GW明けに2回目の選別予定です。
 それまでは舟を広げて飼育していきます。
 
・現在の水深は約10センチ。差し水飼育です。(1回/2〜3日、半分差し替え)
 水温は22度をキープしています。
 
・6時に冷凍赤虫、10時にフィッシュボンとバクテリアの団子餌、14時に冷凍赤虫、
 17時にフィッシュボンとバクテリアの団子餌、22時に冷凍赤虫です。
 4時間間隔を目安にしています。時間を空けてメリハリのある給餌です。
 (フィッシュボンとバクテリアの団子餌の作り方は飼育記録bSを参照)
 ここから、いっきに成長しています。 
 
・天候が安定しましたら、東京のバルコニーで飼育中の稚魚画像も掲載いたします。

(高原にも新緑と春の花々)

・高原にも新緑が輝きます。
 白樺やシャラの新緑、花梨のピンクの花、クレマチスの蕾、
 芝桜が力強く咲いてきました。

<東京のバルコニー飼育場>

・昨日くらいから、やっと平年並みの気温に戻りました。
 今日は気持ちの良い初夏のような陽気になりました。

(4/中旬産卵の稚魚 : 5/6撮影)

・孵化後18日経過の稚魚です。
 一回目の選別を終えた青仔です。
 まだまだ幼いですが、ボディーの太い稚魚が誕生しました。
 (今週中にハウスの飼育舟へ移動する予定です)

(4/上旬産卵の稚魚 : 5/6撮影)

・この腹は、尾形がとても良く期待の腹になりそうです。
 尾が強めなので、飼育舟の水深は10センチ弱に浅くし、
 飼育水の差し替え頻度を上げて稚魚達を泳がせています。

(早産まれのテスト魚 : 5/6撮影)

・早産まれ:歩留まりの悪い当歳魚もテスト的に飼育しています。
 中には特徴のある黒仔も出てきました。

< 5月第2週の飼育状況:高原の大型ハウス飼育場で黒仔選別と皆様への発送! (5/11)  >

・初夏のような陽気になりました。
 一昨日から関東では25度を越える夏日。今日は雨、明日はまた夏日の予報です。
 昨日5/10、小淵沢高原(山梨)のハウス飼育場で黒仔の選別と皆様への発送です。
 東京〜山梨を日帰りの強行軍でした。

(小淵沢高原のハウス : 5/10撮影)

・標高850メートルのハウス飼育場、まわりの木々も新緑が始まっていました。
 ハウスの横を流れる大滝湧水からの用水路。
 水は澄み冷たく、夏にはホタルが飛びます。
 フキやタンポポ〜が綺麗です。大自然の中の飼育場です。

(3月中旬孵化の黒仔 : 5/10撮影)

・東京のバルコニーで産卵〜孵化〜第1回目選別後の稚魚をハウスへ移動。
 各腹の稚魚達も順調に成長しています。
 
・鳥獣対策等は万全ですが、さらに飼育舟は「植物栽培用のトレイを並べる鉄網」を
 舟の大きさに切って再利用、防護しています。
 
・息子TAKUYAと3月中旬孵化の黒仔の2回目選別です。
 目先が長く、背腰、鱗揃い、尾張り等も全体に合格でした。
 

(自宅の庭も初夏の始まり : 5/10撮影)

・久しぶりの自宅でした。
 入り口のポプシーの青色かかった新芽、シャラやスカイロケットの新緑も輝きます。
 フランネル草等の宿根草も咲きはじめています。
 夏の花「ナスタチューム」の朱赤と黄色のコントラストが目に飛び込みます。

< 5月第3週の飼育状況:今春は産卵順調。「各腹の稚魚の選別、選別、選別・・・」に明け暮れます! (5/18)  >

<東京のバルコニー飼育場>

・昨日と今日は、久しぶりに平年並みの天候になりました。
 最高気温も24度程度、湿度も低く清々しい穏やかさです。
 今年は、産卵〜孵化がとても順調なので各腹の稚魚選別に追われます。
 各飼育舟は稚魚であふれてしまいます。選別が追いつきません。
 
・しかし、先日までは5月としては記録的な高温になりました。
 7月の気温になり各地で真夏日でした。
 急激な気温上昇には遮光対応が必要です。
 特にこの時期は、まだ飼育匹数は多く、ブラインも与えています。
 酸欠には十分注意しなくてはなりません。
 匹数が多いときは飼育舟を割ったり、早い選別が必要です。

(4/上旬産卵の稚魚 : 5/18撮影)

・産卵から1ヵ月半、「コロコロの黒仔」に成長しています。
 冷凍赤虫、フイツシュボン&バクテリア団子餌を約4時間間隔で
 交互に与えています。この時期の黒仔はコロコロにまで太らせます。
 
・来週早々には3回目の選別が必要です。

(4/中旬産卵の稚魚 : 5/18撮影)

・産卵から約1ヵ月。青仔〜黒仔へと成長しています。
 いっきに成長していて、この腹も早急に2回目の選別です。

(4/下旬産卵の稚魚 : 5/18撮影)

・この腹は、今週初めに1回目の選別が終わりました。
 選別後はいっきに大きくなります。期待できそうな稚魚が目に付きます。
 選別が追いつかず、先週末に、ざっくり半分をハウスの飼育舟に移動しました。
 もう半分の選別作業が残っています。
 (選別が追いつかないときは、飼育舟を広げることが必要です)

(早産まれのテスト魚 : 5/18撮影)

・早産まれの仔は歩留まりが悪く、ほんの少しだけ残しています。
 色変わりも進んでいます。
 尾形、泳ぎ、バランスの良い仔が数匹いるようです。
 
・まだ、bP9、bQ0、bQ1、bQ2は1回目の選別を終えていません。
 さらに、飼育記録には掲載していませんが、5/6と5/12に産卵しています。
 どうしても引きたい雌雄の組み合わせのみ産卵させています。

< 5月第4週の飼育状況:3月下旬産まれの稚魚も黒仔へ成長、一部は色変わりが始まりました! (5/22)  >

(南アルプス:甲斐駒ケ岳)

・高原は新緑に包まれます。日差しは強く初夏を感じます。
 雨上がり、5/21の早朝、久しぶりに南アルプスの甲斐駒ケ岳が姿を見せました。
 夏が近づくと山はガスって、ほとんど主峰は雲の中です。
 今から梅雨前まで、この時期が高原の一番良い季節かもしれません。

<八ヶ岳のハウス飼育場 : 5/21>

・大型ハウス。遮光ネットを施しています。内部空間も大きく安定した飼育環境です。
 日差しは強くても、爽やかな風が飼育舟の水面を流れます。
 魚も人間も快適です。


・順次、選別を進めています。
 飼育舟は当歳魚で埋まっていきます。
 バクテリア飼育でハウスの中に生臭さも無く、飼育水はサラサラしています。
 魚達の体調は絶好調です。
 
・目先が長く、親魚の血を継承しているようです。
 エラから腹への直線も良さそうです。


・庭の入り口のアーチにはクレマチスも満開です。
 宿根草も夏の花へと・・・炎天下、日差しが強く必死で花を咲かせていました。

< 5月第5週の飼育状況:入梅が近づいています。各腹の稚魚達も黒仔へ成長!色変わりも始まりました! (5/27)  >

<東京バルコニーの飼育場>

・関東も今日は湿度の高く蒸し暑い一日でした。
 九州や中国、四国が梅雨入りしました。
 例年より少し早い入梅です。長期予報では雨量も多いようです。
 
・例年より暑かった5月、これからは曇りの日も多くなりますが、
 湿度が上がります。飼育舟の水面の蒸れのないように風通しが大切です。

(4月上旬孵化の稚魚 : 5/26撮影)

・各腹、順調に成長しています。
 バクテリア飼育水の中で健康状態は良好、安定しています。


・選別作業の合間に、何匹かボールにすくい撮影してみました。
 
・画像のように体色良く、目先長く太みがあり、骨格、尾形もしっかりしています。

(4月中旬孵化の稚魚 : 5/26撮影)

・成長が良く、選別のスピードも上げる必要があります。
 週末も「選別の嵐」、ヘトヘトです。
 この腹は、645匹が残りました。
 
・選別作業に追われていますが、少しずつ稚魚達の成長を撮影し
 ご紹介させて頂きます。

応援宜しくお願い申し上げます。

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