2004年 バイオ飼育記録 bV

<8月 第1週〜3週>


記録的猛暑の中で魚は順調に成長しています。

会用として育てている魚達は11.5〜12.5センチ、その他種用等として育ている魚達は
蜜飼いの中で1 0センチを越えてきています。

通常、8月の上旬〜中旬にかけては水温が高いわりに成長が止まりぎみになるのですが、
バイオバクテリア飼育では成長を続けているようです。

★8月の甲子園大会が終わる頃〜9月下旬までが「飼い込み時期」です
魚は季節をしっており冬に備え脂肪を蓄えるのか一気に幅が出ます★


飼育舟の水温とバクテリアの活性度合い
<ベランダ> 水温 : 27〜32℃   PH : 5.8〜6.2
<室 内>   水温 : 25〜27℃   PH : 5.2〜6.4



ストーン(スーパーバブルミニ)による溶存酸素の確保により、
屋外ベランダ飼育舟のPHが5の後半の値を示すようになりました。
青水の色も茶褐色となり、バクテリアが盛んに青苔を分解しています。

餌は朝の5時と7時に冷凍赤虫を1匹あたり2かけら程度。
留守中は粒餌をフードタイマー2目盛にて2時間おき。
帰宅後は寝るまでの間、1時間〜2時間おきに冷凍赤虫を1匹あたり1かけら与えます。
(少量を回数与えます)


今回、溶存酸素値は測定しませんでしたが、魚の動きとPHの値から、
溶存酸素は清水:8r/gに近い値まで来ている感じがします。


昨年は「密飼いにて大会魚」を目指しました。
今年は、ゆとりある放匹数により大きさを十分確保していきたいと思っています。

ここまで大きさ、色上がりとも予定通りの仕上がりです。
(1000×1200の飼育舟に7〜8匹を放匹)


 バクテリア飼育水の状態をご覧下さい 

室内でも茶褐色の有機物豊富な水を維持できます(2ヶ月以上水替えなし)
1週間に1度、バケツ1杯程度の差し替えだけです。
(ここまでの経過から3ヶ月程度は水替え無しでいけそうです)


赤虫の大きさと比較し魚の大きさがお分かりになると思います。
赤虫を15〜20かけら位与えても、「あっ」という間に食べてしまいます。


※注意※
  画像の通り、うまく出来上がったバクテリア飼育水は茶褐色に濁り、
  魚は常に動き猛烈な食欲です。臭いもありません
  
  なんらかの原因によりバクテリア飼育水が崩れた場合は、
  魚は浮き気味となり動きが止まります。
  また、飼育水の濁りがとれて透き通ってきます。
  このような場合は、あらためて新水から立ち上げ直して下さい。
  (モニターの方からの報告から)



 ★今後の大会へ向けた飼育ポイント★ 

8月中旬〜9月下旬までは上記の通り「飼い込み時期」です。
餌は多回数、十分与えます。

10月上旬からはバクテリア飼育水の中の植物性たんぱく質と赤虫のみとし、
魚を引き締めます。
この時期になると水温も低下し魚の色もさらにあがります。

10月第2日曜日の「観魚会本大会」
11月第1日曜の「日らん東京大会」で勝負します。
(今年は当歳のみ挑戦します。大の部には13〜14センチ
小の部には12センチ程度までに仕上げ ます。)


◆現在は、大会用飼育のため、上部ろ過装置は、使用しておりませんが、
 11月から使用の再開を致します。次回の飼育記録で、記載いたします。お楽しみに!





バクテリア飼育に挑戦の「Iさんの飼育記録」
今後、多くの皆様の飼育記録を紹介させていただきます

  
  バイオバクテリアで始めての子引き成功 致しました。
  決して良い魚では有りません、自己満足の魚です。
  700から800位孵化したでしょうか、110日位経ちまして現在20匹残っています。
  私は、品評会、大会等に縁の無い世界です。
  ランチュウの美しさ、可愛らしさに魅せられて、趣味としてランチュウと共に 過ごしたいと思っています。


  私も、確りとした系統のランチュウを飼育、子引きしたいと考えています

 

  
    08/05   3月に孵化した当歳19匹 鰓病水中で静止状態
          残す魚10匹 ハネ魚9匹 共に濃食塩治療
          5.0%の食塩水に90秒後 新水に0.6%の食塩水で
          治療 バイオ飼育水は其のままで、濾過器をセット
          ウールマットのみ 水槽の中を素手で綺麗に擦る

    08/06  朝 濾過器のウールマットは完全に目詰り食塩で
         消毒後 ウールマットのみで再セット飼育水に0.6%
              の食塩水 バイオバクテリア共に投入此処に残す
         当歳10匹再放流 スーパーバブルミニは6月セット済み
         水量約70リットル 水深14センチ 水温27度 pH7.3
              ハネ魚は、屋外の水槽に新水に0.6%食塩濾過器なし
         エーアレイションのみ バイオバクテリア無し
         水量約80リットル 水温26度  pH7.2

    08/07  バクテリア水の魚は、2〜3匹停止しているが他は
         少々だが動き出している。バイオバクテリア投入
         屋外の魚は全部水中で 静止状態
         片鰓閉じたまま変化無し


    08/08 バイオバクテリア投入水槽全体に広がって泳いでいる
         水温27度  pH6.8
         屋外の魚は、未だ水中でポカンと静止したまま  
               水温27度  pH7.5


    08/09   バイオバクテリア水の魚は、完治したようだ両方の鰓で
          呼吸して動いている。 餌を求めているようだ試しに
          赤虫1ブロック与えてみると、飛びついてくる。
          明日から、餌付け 現在pH5.9 
               屋外の魚は、まだ片鰓閉じたまま このまま治療を続けて行く


  バイオバクテリアの威力の素晴しさに 改めて感動しました。
  初心者の私にもバイオバクリアを、使用して治療出来ました。
  通常ならば、バイオバクテリアは、新たに新水等で立て直すのが
  本当なのですが、私は、其のままの飼育水で治療をしました。
  バイオバクテリアとTOM43様にHPにて、お会い出来たこと光栄です。

             I様、詳細な飼育記録、本当に有難うございました。

      2004年バイオ飼育記録 bW