2004年 バイオ飼育記録 bX

10月第1週〜11月第1週

・10月をむかえ、いよいよ10月10日の観魚会秋季大会への調整段階に入ります。

・今年は、暖冬で、まだ台風が接近しています。寒暖の差が激しいことから、
 最低温度15度にヒーターを入れておきます。

*大会に出陳する魚を一つの飼育舟に集めるのは危険です。万が一、調子を崩したり
 事故等で、せっかくここまで育て、大会に出せないケースがあるからです。
 セーフティーサイドに考え、大会魚も分散飼育する必要があります。


・飼育水は、バイオバクテリアが十分働いています。
 (バクテリアの投与はABとも3〜4日に一度です)
 茶褐色の中に魚影をわずかに確認できる程度にします。


・私は、室内飼育のため、大会当日の水温にあわせる必要があります。
 ヒーター等は使用せず、極力、窓を開けた状態にします。
 (寒い日は人間にこたえますが、魚にとっては18度〜20度程度と抜群の状態となります)


・スーパーバブルからの気泡も非常に小さく、良く見ると虹色に輝き、酵素の働きも確認できます。

・餌は、冷凍赤虫を主体に切り替えます。

・昼間の出社時間帯には、フードタイマー2目盛りを2回落とす程度です。

・しかし、帰宅後は、1時間置きに、5分以内に食べきる量の冷凍赤虫を24時まで与え
 腹を作ります。

・早く帰れる日もあれば、帰れない日もあります。私は単身赴任なので、
 2〜3日もあけてしまいます。

 
しかし、バクテリア飼育水の中では、魚はやつれません。
 飼育水の十分な有機物によると考えられます。


・魚は、斜陽とともに季節を感じ取り、冬にそなえて脂肪を蓄えます。

・無理に餌を多量に与えなくても、魚の幅は出てきます。 最後の仕上げは、やはり赤虫です。

*大会前日、私は、バイオバクテリア水の中で、いつものとおり、赤虫を与えます。
 しかし、前日の夜、ニンニクを磨りおろし(一粒の半分)餌の変わりに与えると病気に
 なりにくいという方もおります。

観魚会大会会場の一部画像

・観魚会も終えて、魚を飼育舟に戻します。
 
その前に、私は、大会へ魚を運ぶのも、持ち帰るのもバクテリア水に汲み置きの新水を半分混ぜた水を
 使います。バクテリア飼育水はペーハーが若干低く、殺菌効果もあるように感じます。


・通常は、養生舟に塩と薬で一週間程度の薬浴をさせるのですが、私は、帰っても、そのままバクテリア
 飼育舟に戻します。これにより、当該魚や残っていた魚も体調を崩すことなく来ています。
 病気の感染もいまのところ無いようです。


・餌も、翌日から通常どおり、バクテリアの投与も同様です。

・大会を終えても、養生することなく何も変わりのない飼育を継続できることがなによりも楽に感じます。

11月3日、いよいよ日らんなんとなく緊張はしましたが、全ては魚に任せました。

・結果は、けして満足のいくものではありませんでしたが、来年への闘志が湧いてきました。

・何度も繰り返しますが、しょせん人間の審査、好みもあります。
 また、いろいろな壁があることを痛感しました。
 誰も文句のつけれない、抜きに出た魚の創作なくして、日本一は取れないと感じました。


・10月10日の観魚会、11月3日の日らん本大会と連続で出陳出来たのも
 バイオバクテリア飼育により魚の抵抗力が高まっている証拠であるように感じました。


日らん大会会場の一部画像

近日中にバイオバクテリア飼育日記の1年間を振り返り、項目毎にまとめてみたいと思います。

バクテリアの想像以上の効果、そして、それに伴う、溶存酸素の課題等、実証として十分なデータを
 得ることができたように感じます。


なによりも、ホームページを応援くださる皆様の力なくして、ここまでは、とても来れませんでした。
 そして、私達ホームページを支えてくれる仲間の絆に心から感謝いたします。
 本当に有難うございました。


   バイオ飼育記録と今後のまとめの展開