< 3月 第2週 産卵状況/追記:今後の飼育予定 >

・2月に入り、本格的な寒波です。日本海側では大雪、ホームページを応援してくださる皆様から
 雪対策のメールをたくさん頂いております。
 
・東京地方でも、寒く、風の強い日が続いております。しかし、梅は咲き、桜の木々は蕾の準備に入り、
 春は、すぐそこまで来ています。
 
・いよいよ、仔引きシーズンへと突入です。
 
・ホームページへも、皆様から1月末〜2月初めに産卵し、孵化しているとのメールも頂いております。
 (やはりバイオバクテリアの有機物の効果なのでしょうか。魚の熟成が良いとのことです)
 
・私も、2月1日に雌雄をできる範囲で確認し、飼育舟を分けました。
 
・水温は、1月中旬から上昇させて、現在、雌雄の舟ともに18度をキープしています。
 
◎産卵は、やはり「大潮」の期間にあわせます。
 2月の大潮は、2月7日〜10日と2月22日〜26日の2回です。私は、前半は予定が忙しく、
 後半の大潮に
第1回目の産卵にチャレンジする予定です。



[メス飼育舟]


・メス舟は、画像程度の適度な濃さの飼育水を維持させます。
 (3日に1度、1/4程度の水を取り替えています)
 
・餌は、朝と晩に赤虫を、昼間はフードタイマー2目盛りで4〜5回与えています。
 
・バイオバクテリアは、1回/3〜4日の間隔で投与しています(バイオバクテリアA、Bとも)。
 
・腹も出来上がりはじめ、ゆったりと泳いでいます。食欲も増進してきます。




[オスの飼育舟]


・オス舟は、画像のとおり、新水に近い状態の色です。
 (3日に1度、1/3程度の水を取り替えています)  
 
・餌は、朝と晩に赤虫を、昼間はフードタイマー2目盛りで2回与えています。
 
・バイオバクテリアは、1回/3〜4日の間隔で投与しています(バイオバクテリアA、Bとも)。
 
・体は、シャープです。オスどおしで追っています。



[メス・オスの判別方法]

 
 ・メスの肛門は楕円形です。腹も柔らかく膨らみます。
 
 ・産卵準備が整うと、腹の中心線にある筋の部分も柔らかくなり、腹「ぷよぷよ状態」になります。
  少し黄色く熟成を感じます。

 
 
 ・オスの肛門は、円形です。体も細く感じます。
  (メスのようにふっくらしたオスもいますが精子の出が悪く感じます)
 
 ・前鰭には、「追いほし」がでます。手で触るとブツブツした感じです。
 
 ・また、オスの前鰭は大きく、メスの前鰭は小さめで丸く感じます。
 
 ・いずれにしても、明2歳魚は、判別には苦労します。



 
 ・洗面器ですくってみました。皆、健康体です。



[産卵へ向けての準備とポイント]
※随時、追記していきます。
 
 ・産卵用具関係も準備が必要です。しまっておいた魚巣等を良く洗い、天日干しします。
  (魚巣、人口受精に使う容器・ワセリン・ポカリ等のスポーツドリンク、ブライン、ブライン沸かし用具等)
  
 ・オスとメスの状態は、常に良く観察します。水温は、18〜20度。
 
 ・オスどおしで追いが始めれば、軽く腹を押してみます。精子の出ることを確認しておきます。
  (追いがはじまれば、オスの産卵態勢はできています)
 
 ・メスは、腹の柔らかさを確認しておきます。食欲も増して、丸々した感じになります。
 
 ・私達は、常時、魚についていられないため、最初は、オスとメスを分けて飼育していきます。
  (急に産卵行動があった場合に対応できないからです)
  そして、大潮の4日前くらいから、追いの始まったオスを選び、その中に熟成したメスを入れます。
  
 ・オスもメスも同じ舟の中で様子をみます。餌は、メスの量にあわせて適量を与えていきます。
  (メス1匹に、私はオスを3匹程度入れて産卵させます)
  
 ・大潮の2日前くらいから、魚巣もセットします。(巣に寄って来て巣作り行動も見られます)
 
 ・メスはぐんぐん食欲が増し、さらに腹が出来上がります。また、オスは食べるのも忘れたように、
  メスを追い始めます。こうなると、メスはオスに追われて舟の淵をぐるぐる回るようになります。
 
 ・この産卵行動の翌日の朝には、産卵舟から「バシャバシャ」という産卵行動の音で目が覚めます。
  (私は、部屋の中での産卵です)



3/11:孵化(3/7産卵の2腹)、3/12:孵化(3/8産卵の1腹

[孵化の状態は良好、安心しました]


・3月7日産卵の2腹が、3月11日に完全に孵化しました。
 
・3月8日産卵の1腹が、3月12日に完全に孵化しました。
 
・魚の泳ぎだし(魚の立ち上がり)も順調で安心しました。
 
・孵化数も多く、産卵舟は、小さな針仔で一杯です。魚の体もまっすぐで艶もあり、黒っぽく健康です。
 
・画像(3/13夕方撮影)は、餌を与えていない状態のものです。
 
・魚の立ち上がりも順調なので、夕方に、卵の黄身をハンカチで布濾し、少量与えてみました。2日間は、
 卵の黄身を与えます。基本的に朝と晩の2回、稚魚舟の中心と四隅へ与えていきます。(できれば、
 朝・昼・晩の3回が良いと思います) T氏によると、卵の黄身を与えるのは、卵の黄身の持つ栄養素
 からか、その後の飼育において、魚の大きさが揃うとの事です。その後は、ブラインへ切り替えます。
 明日には、ブラインを沸かす準備です。
 
・バイオバクテリアは、明日の朝から、1日1回、ABの投与を開始します。産卵時の卵の粕や、餌として
 与える卵の黄身の食べ残し、さらに稚魚の糞は、バイオバクテリアにより浄化されます。また、この段階
 から、免疫力をつけると、抵抗力のある魚になります。また、スーパーバブルにより溶存酸素を充分に確
 保します。
 
・水温は、まだ、23度をキープしています。私は、しばらく、この水温を維持してみようと思います。水温を
 23度ぐらい保った方が、魚の体の崩れも少なく、尾の開きも早いように感じるからです。(今後の水温
 については、いろいろな方法があります。23度をキープしたまま飼育していく方法。たたき池などに移す
 必要のある方はブラインを与え始めたころから、1度ずつ水温を落とし、移動後の水温管理が楽な20度
 飼育としています。いずれにしても、経験者の方の意見や、私の経験から、20度〜23度で飼育していく
 と良いと考えています)
 
・水深については、私の場合これから1週間程度15センチをキープします。これは、産卵した稚魚の数に
 対して、産卵舟が60×90と小さく、水量を確保するため深めにとります。1週間から2週間で、魚はどん
 どん成長します。稚魚を2分割、3分割していきます。(選別はしません)その段階から、水深は8〜10セ
 ンチにしていきます。浅くとることにより、水圧が少なくなり魚は泳ぎ、頭が出やすくなると言われています。
 (たたき池のように表面積を確保できる方は、水深は、5センチぐらいからスタートし、少しずつ深めにして
 いき、魚の体長が1センチぐらいで6センチの水深をとると言われています)
 
・今後、魚の成長と水深の関係については、詳細な説明をさせて頂きます。(水深は、尾形・背なり等を決
 める重要な飼育ポイントとなります)



3/13:宗家と久しぶりに、電話にてご挨拶と情報交換

[早い時期・未成熟魚による産卵の弊害]

・昨年の秋季大会以降、忙しく、なかなか伺うことができません。今春の観魚会・春季大会(4月第1週)へも
 参加できるか未定の旨をお伝えしました。
 
・宗家も、今年は天候も不順で、ここへ来て冷え込んでいるため、これから、産卵準備に入るとのことでした。
 (まだ仔引きされていません)皆様も、けして焦らないでください。魚の体調、環境に合わせた産卵がベストです。
  
・私のところにも、全国の有名なブリーダーさんの仔引きの様子が届きますが、1〜2月に産卵させた方々は、産卵
 はしたものの、良い仔が引けず、選別後に残る魚が少ないとの事が宗家との話題になりました。
 
・宗家も、経験上、2月までの仔は、メスの腹の中での卵の成熟度が足らず、また、オスの精子にしても同様で、
 産卵させても、奇形が多いことを指摘されていました。(何匹かは選別後残せますが、中途半端に残ると飼育舟
 が確保できず、これから本番の良い仔のための貴重なスペースが無くなってしまい、せっかく引けた「当たり腹の仔」
 の密飼いへとなってしまいます。このような中途半端な魚を種としていくのも、どうなのか私は疑問に思えます)
 
・また、私と同様の考え方として、最近では、当歳の大きさに拘り、12月くらいに仔引きしてしまう方もいて、秋に
 当歳らしさが無く、ただ大きいだけの魚へとの傾向に心配されていました。当歳にはういういしい感じと将来性が
 必要であり、2歳には若々しさの中にも親へと繋がる迫力が、そして親魚には堂々とした構えと品を兼ね備えた
 完成度を求めたいものだと話しました。(早い時期に仔引きし、当歳のみの完成を求める傾向には注意が必要
 です)(当然、当歳の秋の仕上げのための、あおった飼育は、魚の将来性にマイナスに働きます)
 
・最近は秋季大会の時点で、当歳が、2歳魚のように仕上がっている魚を多く見受けます。これは、完全な早引き
 による(12〜1月ぐらいの産卵)、通称「当歳錆び」という魚になってしまうことです。当歳なのに老いが生じてしま
 います。やはり、産卵は、3〜5月中旬ぐらいがベストと感じております。(達人T氏も、この件を強く指摘されます)
 
・慌てて、仔引きしなくても、秋には、魚の大きさは自然に揃います。ただ、産卵に最適と言われる4月が、最近、
 温暖化等の天候不順で、産卵に適さない状況が発生する傾向もあることから、セーフティーサイドに考えて、3月
 からの仔引きを私は実践しております。




達人T氏の状況:2腹目を産卵


[2腹目も抜群の受精率、1腹目の稚魚の状態も最高]

・3月11日、2腹目が産卵したそうです。卵の数は、やはり4000〜5000個、卵も大きく飴色で熟成し、受精
 状況も抜群との連絡を頂きました。
 
・3月2日に産まれ稚魚も、順調に孵化し、餌もブラインに切り替わっています。不良魚がまったくいないとのことです。
 素晴らしい当たり腹のようです。
 
・近日中には、伺って、画像も掲載させて頂きます。



<画家の吉岡先生も3腹産卵>

[個展と重複し、お忙しい中で産卵に成功。先生に敬服]

・画家の吉岡先生から、昨晩、お電話を頂きました。現在、個展の真っ最中でお忙しい中での産卵だったそうです。
 
・3月1日に1腹目が引けて、すでに3腹取れたと、ご自身が驚いていらっしゃいました。昨年の仔も素晴らしい魚で
 した。今年は、それ以上の魚となることは間違いないと思います。(先生の理想とされる、品があり、粋な魚の完成
 をお祈りいたします)
 
・先生は、お電話の中で、「時間のない私達にとって、バイオバクテリアの浄化能力によって、飼育が楽になる」という
 ことを強調されていました。孵化後、飼育舟に残った、卵の殻やブライン粕を取り除く必要が無くなるということです。
 通常飼育では、このゴミを取り除き、状態の良い飼育水を維持していくために、毎日、網で取り除いたりする必要
 があります。その清掃を怠ると、いっきに酸欠が進み稚魚を全滅させてしまう事が多々あります。忙しく、四六時中、
 魚の状態を見ていることができない私達にとっては、とても大変な作業となります。しかし、バイオバクテリア飼育によ
 り、ゴミはバクテリアの餌となり、1ヶ月以上も清掃なしで飼育が可能となります。適度な差し水で楽な飼育が可能
 となります。(当然、ご自身の都合に合わせての選別日を調整できることも、バイオバクテリアのおかげだと絶賛して
 いただき、本当に嬉しく思いました)
 
・近日中に伺わせていただきます。また、画像等でご紹介させて頂きます。



<三橋さんは19腹目を産卵>

[産卵の天才、稚魚の出来も素晴らしく、今年は成績が残せます]

・三橋さんは、2月末から、すでに19腹を引きました。産卵の天才です。(3月第1週で7腹、第2週で10腹と
 凄いペースです)
 
・2月末の仔で、残る魚は少ないとのことですが、1000匹(約1.5センチの青仔)は選別も終えて、なか
 なかの魚だとの事です。(バイオバクテリアが常識を覆しているのかもしれません)しかし、本命は、やは
 り、3月産卵の稚魚、良い系統魚をバイオバクテリア飼育で完熟させ、完璧な産卵を進めています。

産卵風景画像

・種魚の状態も良く、次々と産卵しています。大潮など関係なく産卵しています。(昨年の秋、日らん終了後
 に、一度、7度程度の水温の中に一週間程度飼育し、その後は、冬眠させず、15度をキープさせて来まし
 た)(冬眠の要否については、賛否両論であり、達人T氏も冬眠はさせず、産卵させています)

受精卵の画像

・洗面器を利用した人工授精です。100%の受精率、卵も黒くなっており、すぐに孵化となります。

稚魚の画像

・孵化後の稚魚の状態も、まっすぐな体で、体の色艶も良く、本当に期待できます。

飼育環境の画像

・飼育環境もスペースを有効利用するため、手作り舟を設置しています。やはり、らんちゅう飼育は、
 情熱が一番大切だと感じました。三橋さんに脱帽です。



3月 第3週 (稚魚:順調に成長)

[3/11孵化の稚魚画像(3/20撮影)]


[3/12孵化の稚魚画像(3/19撮影)]



・年度末、忙しい毎日ですが、朝と晩のブライン、そして、バイオバクテリア投与により、稚魚は
 今のところ順調に成長しています。(休日の日は、ブラインを3回に分けて与えたいものです)
 
・稚魚はぐんぐん成長します。孵化舟も、みるみる稚魚でまっ黒になってしまいます。
 
・腹は、ブラインを食べてオレンジ色です。体のラインもまっすぐです。
 
・尾先も、少しずつ三角形をしてきており、開き始めています。
 
*4週間程度経過するまでは、けして選別はしません。飼育舟を増やし、1舟を2舟に、
 さらに3舟へと広げて飼育していきます。系統によって一ヶ月半過ぎから、尾が開くものも
 あります。慌てない選別が大切です。系統は十分に吟味していますが、血の相性はわか
 りません。
 
・このよに、選別を遅らせることができ、さらに、自分の予定にあった日程で選別日を決めて
 いけるのもバイオバクテリアのおかげです。




[飼育舟の画像(3/20撮影)]


[飼育舟の画像(3/20撮影)]


・水温は、23度から落としていません。魚の調子も良いようです。円を描くように泳いでいます。
 
・水深は、120×100の舟では、浅いところで5〜6センチ、深いところで7〜8センチ程度にします。
 
*水深を抑えることで、将来、頭の出方が良くなると言われています。また、水圧も少なく、稚魚も
 良く泳ぎ成長度も上がります。
 
・スーパーバブル(ラムネ状の泡)も弱めに調整します。画像程度の調整量で溶存酸素は十分に
 確保されています。
 
・水面も波立たずに、稚魚の体系も崩れません。
 
・バイオバクテリアAとBは毎日1回投与しています。
 (2日に1回でも、3日に1回の投与でも浄化効果は十分確保されます)




[部屋の画像(3/20撮影)]


・稚魚舟が増えて、親舟は一つです。しかし、まだ、これから産卵が継続されます。
 
・親の状態も良く、そろそろ次の産卵が始まりそうです。



ニックネーム=HIRO940551様 (明け2歳が、健康体で1.5倍の大きさに成長)

<2005/02/21 月 午後 07:58:14>
 
 私は埼玉県で屋外にてプラ舟でランチュウを飼育しております。
 もちろんバイオバクテリアとスーパーバブルミニを活用し飼育を行っておりまして、
 飼育暦は2年ほどで昨年秋までは普通に飼育をしておりましたが、
 バイオバクテリアに出会うことが出来、現在はバイオバクテリア無では到底飼育が
 出来ないほどにまでなっております。
 バクテリア飼育のおかげで、魚を死なせることが無くなり、
 成長過程においても信じられないほどの成長をしております。
 
 実は私の飼育している系統はあまり大きくならない系統なのですが、
 バクテリア飼育を始めましたところ、かなり大きく成長しております。
 通常二歳魚でも10センチ程度でしたが、現在は15センチ近い魚もおりとても驚いております。
 私は何も会に属しておらず、自己流で飼育し、いつかは大会で何らかの賞をいただく事を目的
 に飼育しております。
 これからも楽しみにホームページを拝見させていただきますので、がんばって下さい。
 長々と申し訳ございませんでした。
 今後とも宜しくお願いします。



ニックネーム=龍頭様 (洗面器にビニールを三枚重ねの人工授精)

<2005/03/08 火 午前 08:48:57>

 私の工夫としては、洗面器にビニールを三枚重ねします。
 そこに水を張り、産卵池に浮かばせておきます。
 
 メスが産気づいたら軽く触ってこぼすようでしたら、すぐに洗面器に
 オスの腹を押さえて放精させます。二尾オスをつかう場合も同じです。
 そして良く水を混ぜて、一気にメスを洗面器の水につけてふってやると放卵します。
 
 卵が出て、約1分ぐらいで卵核が閉じるようなのでここが勝負と思っています。
 ただし、あまり一気に放卵は魚も傷みますので、いったん池に戻します。
 その間にビニールをそっと引っ張っていくと次のビニールにそのまま精子入りの水が残ります。
 念のために軽くオスをもう一回押さえ、同じことを繰り返します。
 これですと、二枚から三枚のビニールに卵が分けられ、卵の密集が防げます。
 
 ビニールではなく、網戸に使う網も良いです。
 そうすると、孵化まで小容器でヒーター・エアーをかけますので孵化が揃います。




ピンポンパール(短尾珍珠鱗)の転覆症状を抑える効果!

ニックネーム=さかちゃん(神奈川県) (バイオバクテリア導入 2005年 2月17日)


2005年3月22日 21:12
 
ピンポンを飼い始めて約1年半になります。

らんちゅうサイトでピンポンパール(短尾珍珠鱗)は違和感があるかも知れませんが、昨秋は初の仔引きに
挑戦し、数匹残して育てています。バイオバクテリアは水替え回数を減らすことを目的に導入しましたが、
思いがけない効果がありましたのでご報告します。

さてピンポンパールですが、実はかなりの確率で転覆症状が出るようで、愛好家の方々は転覆症状には
悩まされているようです。
私の育て方が悪いのだと言われればその通りなのかも知れませんが、写真の6匹中5匹に転覆症状が
出ていたのにもかかわらず、バイクバクテリア導入後は一ヶ月経った現在も症状が出ません。

一般的に転覆症状となった場合は、塩水浴、加温、エサ切り等が考えられますが、まず元に戻ることは
ありません。どんな治療法もクスリもダメだったので諦めていましたが、これは画期的なことかも知れません。

まだ因果関係がはっきりせず推測の域ですが、お困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ試して頂きご報告
下さると嬉しいです。今は安心してエサをあげられますので、スクスクと大きくなってます。

参考までに飼育環境は下記の通りです。
  ・プラ舟(約40L)
  ・水温20℃
  ・水作エイトS+水作背面フィルタ(ドライボールが入っています)


 ろ過は、通常飼育時の生物ろ過を生かしつつバイオバクテリアへ切り替えました。
 途中でドライボールに変えましたがそのまま使ってます。本当は ANAKAS100 が欲しいのですが。

 参考ですが、水槽飼育で転覆し、泳げなくなった親魚(明け三歳オス)がいますが、試しにバイオ
 バクテリアを導入してみました。

 結果ですが、沈めるようにはなりましたが、胸ビレだけでしか泳げない状態です。転覆状態が続くと
 尾が動かなくなるのでしょうか?
 浮いたままではエサも食べられませんが、エサも食べられるようになり最低限泳げる程度には回復
 しましたので良しとしたいと思います。

 飼育環境は、60cm水槽で上部ろ過を使用しています。上部ろ過からは活性炭だけ取り去った
 だけで、水は濁りませんが黄色っぽくなるようです。水槽飼育時のノウハウがありましたら、
 ぜひご教授下さい。
 
※らんちゅうも飼育してます




[TOM43]
 
 貴重なご報告有難うございます。
 
 これまでにも、症状の悪化した魚の回復や、2週間のバクテリア飼育で老いた魚が大会で優等に
 入るまでになったとの報告、さらには、ディスカスの色が抜群に良くなった等の報告を頂いております。
 (このような報告は、淡水、海水魚を問わずバイオバクテリアAnakasの効果として頂いています)
 
 私達の作り出したバイオバクテリアAnakasABは、自然界に生息バクテリアを効果的に抽出し、
 強化ブレンドしたものです。その特性には有機物を豊富に含みながら、弱酸性へもっていけることが
 本バクテリアの特出した性質であり最強の効果だと自負しております。
 
 あくまでも、皆様からのご報告からの検証となりますが、私の拙い考えからでは、この弱酸性効果が
 病気予防、さらには、治癒能力を引き出しているのではないかと推測いたします。
 まだまだ未知の能力を持ったバイオバクテリアです。皆様の飼育技術と本バクテリアとの相乗効果で
 かわいい魚等を健康体で素晴らしい個体へ導ければと願っております。  



< 3月 第4週 稚魚状況/究極の種メス >

・三寒四温を繰り返し、少しずつ暖かくなってきております。
 桜の開花予想も東京では3/27、しかし、ここへ来ての冷え込みで2〜3日は遅れそうです。
 
・私の部屋では、すでに、3月20日孵化の1腹を加え、計4腹が引けております。
 (3月末の大潮では、親魚はバクテリア水の中でじっくり飼育し産卵は見送りました。飼育舟が足りません)
 
・親魚は玄関のブラ舟に集めてしまい、その他の舟は、すべて稚魚で埋まっています。

3/11〜12孵化の稚魚画像=ベランダ舟(3/26撮影)

・水温は21〜22度、昼間は日差しでもっと水温は上昇していると思います。
 最低温度20度をキープするようにしています。
 
・まだまだ、稚魚の将来は予測できません。焦った選別は危険です。広げて広げて飼育します。
 
・稚魚は健康体で成長しています。(バイオバクテリアは、3日に1回程度の間隔でAとBを投与しています)
 
・画像の飼育舟も水替えはしていません。
 しかし、バクテリアの浄化能力で適度な透明度の中で、しっかり働いています。
 当然、ヒーターにて水温を上げています。毎日、洗面器に一杯程度は差し水をしています。
 
*この適度な差し水が、稚魚の尾開きの促進に繋がるとも言われています。
 
・ブラインは、朝晩に与えます。夜中でも私は与えます。魚は夜でも餌を食べています。
 理想としては、常にブラインをきらさない状態にしたいものです。
 
*友人のS氏から電話を頂きました。今年のブラインは不作のようです。
 私も感じていたのですが、昨年に比べて孵化率が悪く感じます。
 S氏は、購入先の問屋さんやインターネット検索から不作であるとともに価格が高いとの情報をくれました。
 
 昨年までは、1リットル程度の麦茶の容器でも、ブラインを入れすぎる程度で仕掛けて、
 真っ赤になるほとの孵化率でした。余ったブラインは冷凍保存もできたほどです。(少し邪道ですが)
 
 今年は、稚魚の絶対数も多く、ブラインの孵化率が悪いことから、孵化に使用する容器も
 2〜3リットル容器に替えました。孵化率はいっきにアップしました。
 (飼育スペースにゆとりがある方は、梅酒の容器を使用されています)

3/11〜12孵化の稚魚画像=室内の飼育舟(3/26撮影)



ご紹介

究極の明二歳種メスです。4月中旬予定で産卵準備中!!



ニックネーム=N満月さん青森県):熱帯魚にバイオバクテリア水を再利用

<2005/02/21 月 午後 07:40:14>

 らんちゅう歴がまだ4ヶ月の為、吸収することばかりです。
 私は熱帯魚にバイオバクテリア水の再利用をしています。
 温度を合わせて舟から水を移すだけですが、
 効果抜群で水換えの回数が減りました。
 今年は0さん系統の明弐歳6匹(自慢です)と、
 らんプラさん系統の明弐歳1匹(雌)で初の仔引きに挑戦してみます。



ニックネーム=jyonnri51さん愛媛県):毎日4:30に起き、照明(30lux)をつけ春に近い環境

<2005/03/02 水 午前 07:50:38>

 今年は、系統にこだわり、愛情と情熱で飼育に励みます。
 寒い時期ですが、毎日4:30に起きハウスに行き、照明(30lux)をつけ春に近い環境を作っています。
 池の水温を朝は(17.2°)日中は(21°)までの設定です。
 ちなみに、今朝の屋外池の水温は4.2°でした。
 バイオバクテリアAnakasのおかげで「らんちゅう」「土佐金」他みんな元気です。
 まだまだ寒い今日このごろですが日々精進し頑張っています。




    

2005年バイオ飼育記録 bS