< 3月第1〜2週の飼育状況:ブラインを食べて順調に成長!産卵本番を迎えます(3/6) >



   3月に入り、初夏を思わせる暖かい日が続き、嵐のような風雨、明日からは寒気が入るもようです。

 

   所要で、この大潮(3/3〜6)にあわせた「産卵仕掛け」は昨日の5日からとなってしまいました。

   今回は、画像中心の飼育報告とさせて頂きます。ご了承願います。

 

   昨晩、嵐の雲のあいまに満月が確認できました。桜の蕾は膨らみ、中旬には開花でしょうか・・・

 

   種魚達の調子も良く、食欲も抜群、バクテリア飼育水の中で輝きのある艶を感じさせます。 

[2/18:産卵、2/22:孵化:1〜2腹目] 

: 3/2の夕刻撮影

[2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目]
: 3/2の夕刻撮影

 ・画像は、3/2:夕刻の状況です。ブラインを食べて順調に成長しています。

  稚魚数、大きさ等も揃っています。健康体です。

 

 ・「朝の7時」と「夜の7時」の2回、ブラインを与えています。

  24時間、餌が切れることはありません。

3/5:夕刻の飼育状況

・稚魚(4腹)は計6舟に広がりました。まだまだ選別はしません。

 稚魚達が黒く固まって群れをなしたら、舟を広げて飼育していきます。

[2/18:産卵、2/22:孵化:1〜2腹目]
: 3/5の夕刻撮影

1〜2腹目の仔達を接写してみました。尾開きも始まっています。

「溶存酸素発生装置Anakas100」の威力!

・画像のように微細な泡により、飼育舟の溶存酸素量が上がります。
 さらに、対流も無く、稚魚飼育に最適と考えます。

[2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目]

: 3/5の夕刻撮影

  ・3〜4腹目も孵化数が多く、舟を広げました。

   

  ・体の大きさ、艶も良さそうです。

 

  ・広げた新たな舟にも、バイオバクテリアABを投入しました。




3/5の夕刻に産卵仕掛け



・雌雄ともに体調が良く、大潮は終わっても、「産卵仕掛け」は継続していきます。

 (案外、大潮の前後の方が産卵するケースが多いようにも感じます)




< 3月第2週の飼育状況:「差し水飼育」で体の基礎作り、「針子飼育のポイント」!(3/9) >




隣の公園の花壇には「クロッカス」が咲き、風は冷たいものの、春本番を感じます。


2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目] 

: 3/7〜8撮影




   ・舟数を広げながら、稚魚達はバクテリア飼育水の中で順調に成長しています。

 

   ・常に、ブラインを追い、腹は(ブラインを食べて)橙色に染まり膨らんでいます。

 

   ・水深は、大きな舟で8センチ、80リットルの小さい舟では9〜10センチとしています。

    極力、水深は浅くして飼育したいのですが、まだ外気温が低く、20度を越える

    稚魚の飼育舟からは水蒸気がたち、蒸発量は想像以上です。

    安全サイドに考えて、少し深めに設定しています。

 

   ・体も真っ直ぐで艶ともに良く、尾も「しゃもじ」のように開き始めました。 

 

   ・「産卵仕掛け」は継続していますが、少し止まっているようです。

    まだ、時期は早く、焦らないで「マイペースの産卵」をお勧めいたします。




[飼育水の差し替え]



  ・5〜6日に一度の差し替えで飼育していきます。(全換えはしません)

   全換えで「あおった飼育」は禁物だと感じています。体の基礎作りが大切です。

   ただ、舟を広げていくときは、新水となります。(温度だけあわせて)

   Aバクテリア(浄化、活性化)を投入すると、カルキ等の影響も出ません。

 

  ・画像のように、100円均一のお店で、「三角コーナー」と「ゴミ取りネット」を購入し、

   三角コーナーの外側に、ネットを被せます。

 

  ・この三角コーナーを飼育舟に沈め、その内側からポンプで抜き取ります。

   このようにすれば、稚魚を吸い込むこともありません。

 

  ・3〜4割程度の差し替えで飼育を継続していきます。




[2/18:産卵、2/22:孵化:1〜2腹目] 

: 3/9撮影




[2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目]
: 3/9撮影



[針仔〜青仔の飼育ポイント]

 

   産卵、孵化、稚魚の飼育は大変だと感じている方々も多いと思いますが、

   実際には、以下のポイントを注意するだけで、容易に飼育していけます。

   是非、チャレンジして頂きたいと思います。

 

    「ブライン:生餌の与え方」  「バクテリアによる飼育」 

    

    「水深・水温の設定」  「水換え方法」  「人為的事故に注意」    

 

  ◎この針仔〜青仔の時期に一番大切なのは、いかに質の良いブラインシュリンプを

   安定して孵化させ、稚魚に継続し与えられるかにかかっていると思います。

 

   「孵化した稚魚があるときに全滅!」と連絡を頂くことがあります。

   そのときの飼育状況を詳細に聞かせて頂くと、ほとんどの場合が、

   沸かし(孵化)不完全のブラインを与えたり、孵化時間を越えて、

   すでに腐ってしまったブラインを与えてしまったケースが原因です。

   稚魚は、腐敗したブラインを食べると、消化不良により全滅してしまいます。

   (ブラインが沸きあがる時間が、くるってしまったときには与えないことです)

 

   私は、ブラインシュリンプの質(鮮度、孵化率)を厳選し、

   稚魚の状態よりも「ブラインの沸き具合を注意して観察、調整」しています。

   沸かす容器は、仕掛けの都度、内面を綺麗に洗浄します。

   エアーストーンも、「ぬめり」により泡の出方が悪くなります。

   頻繁に手のひらで「ぬめり」を除去して、蒸発した場合は補水します。

   ちょっとした気配りで、稚魚の成長は、ぐんと良くなります。

   ブラインの状態イコール稚魚の状態とお考えください。

  

  ◎バイオバクテリアAnakas:アナカスによる飼育により、飼育水の浄化、

   稚魚の内臓機能強化、そして、免疫力の向上により容易に飼育が可能です。

   孵化後の卵粕やブラインの汚れも分解してくれます。水質維持が楽です。

   魚達の状態が良いと、自身の体調も良くなるように感じます。

   せっかくの趣味です。楽しく、容易に飼育できることが大切だと感じます。

 

   また、前段の飼育記録の中でも記載させて頂きましたが、稚魚だけでなく

   バクテリア飼育は、ブラインシュリンプへの効果もあります。

   通常、ブラインは塩水の中で生存します。稚魚の飼育水は淡水であり、

   塩溜り等を作っても、3〜4時間でブラインは死んでしまいます。

   しかし、バイオバクテリア飼育水の中ですと、12時間経過しても生存して

   います。ですから、私の場合は、24時間、餌となるブラインが切れずに

   飼育可能なのです。(2回/日の給餌)

   

  ◎特に針仔〜青仔の時期は、水圧をかけたくありません。水深を浅くしての

   飼育が良いと思います。しかし、前述のとおり、この時期は外気温との差が

   大きく蒸発と、水温維持から、大きな舟で8センチ、小さな舟で9〜10センチ

   としています。

 

   また、水温についても、20度以下にならないように維持します。水温が低いと

   尾の開きが悪くなると言われています。

 

   水換えも前述のとおり、「差し水」にて継続させます。じっくりと体の基礎を作ります。

   全換え「あおった」飼育をすると、今後の成長過程で伸びた魚が多くなってしまうと

   言われています。

 

  ◎最後は、やはり人為的なミスに注意が必要です。稚魚の段階での鳥獣被害は少ない

   と思いますが、防護は欠かせません。また、なによりも、水温維持とエアレーションに

   電力が必要です。過負荷や漏電による停電には注意しなければなりません。

   (故障に備えてポンプやヒーター等の予備も必要です)




< 3月11日:速報!今回も雨天!早朝に2腹が無事に産卵(本年5〜6腹目) >





  ・今年は、全て「雨天の中での産卵」となっています。(2/18、2/22、3/11)

   昨晩から、産卵舟の雌雄は落ち着き無く、魚巣の周りに集まっていて、

   今朝の産卵が予想できました。

 

  ・大潮では、月の引力により引かれます。低気圧の接近では、その逆に圧力が

   かかると思います。雨天の方がオスの行動が活発になり、精子の状態も良いと

   言われています。不思議な自然の摂理がはたらくように感じます。




[3/11:産卵、本年の5腹目]
[メス親画像]
[オス親画像]



・洗面器と藻に産卵させました。卵の色艶、数ともに満足しております。 



[3/11:産卵、本年の6腹目]
[メス親画像]
[オス親画像]



   ・「リンゲル液による人工授精」と「洗面器による人口受精」を行いました。 

 

   ・この腹も良い感じです。とても楽しみです。




[産卵後の遮光]



・産卵〜孵化の間は、画像のように遮光します。 






   ・産卵開始とともに雨が強くなり、昼過ぎには天気は回復しました。

    同時に、北風が強く、また寒気が入ってきます。(春の嵐でした)

   

   ・20度、5日程度で孵化させていきます。 


< 3月第3週の飼育状況:3/15孵化開始(3/11産卵)!2月孵化4腹の稚魚も成長!(3/16) >






  今朝、東京では観測史上、最も遅い「わずかな積雪」を観測したそうです。

  例年、桜の開花頃は寒さが戻るように感じています。

  昨晩より、自宅(標高850メートル)に帰っております。

  高原でも、暖かく、白樺の向こうの畑には青々とした草が確認できます。

  雑木林の奥に見える南アルプスの積雪も、今年の冬は少なかったように感じます。




[3/11:産卵、3/15:孵化開始:5,6腹目] 
: 3/15早朝に撮影



   ・3/11:産卵の5,6腹目も、3/15の早朝に孵化を確認できました。

 

   ・水温20度で、ちょうど5日です。3/16には孵化も完了します。

 

   ・この腹も、とても良い「稚魚の立ち上がり」です。

 

   ・孵化舟の側面で稚魚が休んでいます。

    人工授精させて洗面器の中からも泳ぎだしています。

 

   ・稚魚の体色、大きさ、孵化数ともに良好です。




[2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目]
: 3/15早朝に撮影



 ・ボールにすくい撮影してみました。尾開きが始まっています。

 

 ・健康体です。慌てずね完全に尾開きが完了するまで「選別」は待ちます。




[2/18:産卵、2/22:孵化:1〜2腹目]
: 3/15早朝に撮影



 ・この腹も、まだ選別はしていません。尾開きの確認ができるところまで成長してきました。

  来週には「選別」行います。

 

 ・見識のある方から「あおった飼育をしていないのでボディーがしっかりしている」とご評価

  頂けました。

 

 ・選別方法は、来週、ご説明させて頂きます。




[次回の大潮で引きたいメス種魚の一例です]
: 3/15早朝に撮影



 ・次回の大潮は3/19からです。画像のメス種から引きたいと思っています。

 

 ・とても体が柔らかく、オスのよな頑固さがありません。このようなメスからは

  熟成した、たくさんの卵が出ます。

  頭、鱗揃い、艶とも良く、産まれてくる稚魚への期待が膨らみます。

 

 ・メス腹の画像からも、黄色かかってきています。ぷよぷよ状態です。

  3/18くらいに「産卵仕掛け」に入りたいと思っています。

 

 ・今回の大潮からが、産卵に最も適していると感じます。

  ここまで産卵せず、イライラしている方々も多いと思いますが、

  焦らないで頂きたいと思います。まだ、産卵シーズンは始まったばかりです。

  ご自分の環境にあった無理のない産卵計画を立てて頂きたいと思います。




[高原にも早い春の訪れ:(3/16撮影)]



   ・1000メートルに近い高原でも、早い春の訪れです。

 

   ・野のすみれ、つくし、たんほぽが、冷たい風にも負けず

    たくましく芽を出し花をつけていました。




< 3月3〜4週の飼育状況:寒の戻り「真冬並み」の天候です!稚魚達は成長!産卵本番!(3/19) >



「東京へ戻る車窓より」:南アルプス
南アルプス:甲斐駒ケ岳

  ・3/18、早朝に東京に戻りました。寒の戻りで「真冬並み」の天候です。

 

  ・車窓の景色も、透き通った空気と山頂の雪と風、寒さが伝わってきます。

   しかし、麓からは春の色を少しずつ感じます。

[3/11:産卵、3/15:孵化:5〜6腹目]
: 3/18撮影
[5腹目:ブライン給餌開始:3/19撮影]
[6腹目:ブライン給餌開始:3/19撮影]

   ・3/11に産卵、3/15〜孵化した仔達は元気に泳ぎだしていました。 

 

   ・3/16には完全に孵化は完了し、3/16〜17:餌は与えていません。

 

   ・3/18に東京に戻り、卵の黄身を与えました。

    稚魚の立ち上がりが良く、洗面器の中で人口受精させた稚魚達も、

    皆、洗面器の外へ泳ぎだしています。

 

   ・不在の間も、バクテリア飼育水の中で順調に成長しているようです。

    魚の様子から判断して、3/19の早朝よりブラインに切り替えました。

 

   ・針仔の体形も良く、孵化数も多く、この腹にも期待したいと思います。

[種親の飼育舟の差し換え:3/19撮影]

   ・種親(画像はメス舟)飼育舟の水を半分差し換えました。

    画像は半分抜いたときの様子です。バクテリア飼育水の青水は「さらっと」と

    しています。臭い匂いもありません。魚が熟成します。 

 

   ・産卵前、産卵後の親達が入っています。体調も良く、次の産卵にチャレンジ

    させます。

[2/18:産卵、2/22:孵化:1〜2腹目]
: 3/19撮影

   ・小豆ぐらいの大きさになっています。3舟に分けて飼育しています。

    第一回目の選別ができるまでに成長してきました。

    (忙しく選別の時間が取れない方にバクテリア飼育は特に威力があります)

    (空いた時間の選別のときまで、健康体に密飼いが可能です) 

[2/22:産卵、2/26:孵化:3〜4腹目]
: 3/19撮影

   ・2/18孵化魚よりは少し小さいですが、青仔と言える段階に

    成長しています。やはり、3舟に分けて飼育しています。

 

   ・各飼育舟のバクテリア飼育水の色は異なります。

    皆、善玉菌が優先種となり、とても健康体です。

[飼育水の取替え:差し水時:3/19撮影]

   ・先日、飼育水を抜くときの画像を掲載いたしました。

    「水を入れるときは・・・?」とのご質問を頂きました。

  

   ・私の場合は、汲み置きスペースは無く、水温をあわせて、

    水道からホースで、飼育舟へ直接、差し水します。

    たいしたことではありませんが、ボールで一度受けて、

    このボールから溢れるように水流を落として給水しています。

 

   ・毎日の何気ない小さな気配りの継続が、秋の仕上がりに影響

    すると感じます。魚達へは優しく接してあげたいと思います。

[産卵仕掛け:3/19撮影]

  ・大潮です。遅れてしまいましたが「産卵仕掛け」をしてみました。

    

  ・溶存酸素発生装置Anakas100の泡は微細で、

   魚達が気持ちよさそうに飛び込みます。

   これも産卵の刺激にとなるように感じています。

   溶存酸素量の増加は魚の活動(動き)にも影響します。

 

  ・腹が柔らかく、すぐにも産卵しそうなメスも、まだ腹が硬いメスも

   数匹を仕掛けます。腹の硬いメスも刺激されて産卵を促せます。

 

  ・頻繁に種魚にさわってやることも産卵促進となります。

   オスの精子を絞ったり、メスの腹の柔らかさの確認時に、

   指先で卵管口部を刺激することも有効だと感じています。

 

  ・「魚を掴むことを怖がらず」、大胆さも大切なことだと感じます。

 

  ・「春分の日」からは暖かくなってくるとの予報です。

   これからが、本格的な産卵シーズンです。

< 「選別方法」について:参考にしてください:過去飼育記録の再掲載(3/25) >

  隣接する公園の桜の蕾もふくらみ、ほんの少し開花が始まりました。
  今週中には満開を迎えるようです。ベランダからの花見は少し贅沢です。
  気温も上昇し、昼間15度を越えてきました。春本番です。
 
  2月18日、2/22産卵の稚魚達も「青仔大」まで、しっかり成長してきました。
  今年の2月の仔の出来は素晴らしく、もう少し早く選別するべきと考えますが、
  なかなか時間がとれず、バクテリアの浄化能力による容易な飼育にも甘えて
  選別が、この時期となってしまいました。
  今週からは、時間をつくり、少しずつ選別に入りたいと思います。
 
  過去の飼育記録へ掲載させて頂いた内容ですが、「私見の選別方法の概要」を
  再掲載させて頂きます。
 
 

< 選別のポイント >


・この時期の選別は、上見で尾の状態を基本に選別します。
  (「ジャミッコ」と呼ばれる、未熟で完全に体の曲がった魚やフナ尾の魚は当然はねます)
 
・@からBまでの尾形の魚を残します。
 
・この時期で@の尾形の魚は、飼育していくと次第に尾の張りが強くなり過ぎることがあります。
 (この場合は、若干水深を深くとってあげると、このままの良い状態の尾を維持できます)
 
・Aの尾形の魚が、この時期としては一番良い状態と考えます。
 稚魚の背は、まだ出来上がっていません。
 これから、「背」や「とまり」が決まってくると尾は前へ出てきて、ちょうど良い尾形が形成されます。
 
・Bの尾形は、逃げていますが、系統によりこれから開いてくる可能性を秘めています。
 ここまでの尾方の魚を残します。
 
・また、Cの画像は、絵が下手で恐縮ですが、この時期に背を見て選別する必要はないということです。
 これから、稚魚の背が弧を描くように仕上がってきます。その時点で、凹部分は埋まってきます。
 この時期で横から背を見ての選別は不用と考えています。
 
 
◎お恥ずかしいですが、以前、下記のような図式の選別方法も記載いたしました。
  参考程度にご覧くださいませ。

「選別時の参考図」によるご説明


 最初の選別では、上図のbPのように体がまっすぐな魚を残します。
  系統により尾の開きが遅く、一ヵ月半もかかるものもあるので、
  尾の開きを厳しくとらないことが大切です。

 ・bQのように特別小さい魚、
  bRのようにフナ尾の魚、
  bSのように体が曲がったり尾の付けが曲がった魚、
  bTのように、目先が無い魚や片目の魚、
  また、尾が開き過ぎて泳げない魚は、はねます。

  最初の選別で、どの程度残るかで、その腹が評価できます。
  (バクテリア飼育では選別を遅らせる事が出来るので、
  私は一ヶ月から一ヶ月半位に最初の選別を行います。
  しかし、たまにボールで救って、フナ尾の魚は餌が無駄になるので
  早めにはねます)

 ・2回目の選別は二ヶ月位で行います。
  尾はbUの感じの魚を残します。
  尾が「おわん」のような曲線を持つ魚を残します。
  bVは尾がすぼけていて、茶わんをひっくり返したような尾です。

 ・また、bWは「さし尾」です。
  魚を断面から見ると尾付けの部分に膜がはったように見えます。
  とかく、「さし尾」の魚は尾形が良いのですが、フナへの先祖帰りで、
  ゆくゆく頭が出ない魚になると言われています。

 ・bXは腰高の魚で、この時期は背の浅い魚を残すべきです。
  成長とともにどんどん腰が高くなっていきます。
  bP0は頭の後ろが高い魚です。
  bP1は、尾に摘みのある魚です。このよな魚も早めにはねます。


        2007年バイオ飼育記録 bS