< 3月最終〜4月第1週の飼育状況:桜も満開!冷凍赤虫を食べ始める稚魚達!(4/2) >



隣の公園の桜も満開です : 4/1夕刻撮影

  ・3月の最終週から暖かい日が続きました。4/1:東京では最高気温が24.5℃。

   静岡では、30℃を超える真夏日とのニュースも聞こえてきました。

 

  ・ベランダからの景色も最高です。桜は満開となりました。

   桜が咲くと「花冷え」、2〜3日は、また寒さが戻るようです。

 

  ・せっかくの大潮:満月(4/1〜4)です。暖かくなってほしいものです。

   皆さん、仔引きにチャレンジされております。頑張りましょう。

2月孵化の仔達:ブライン、冷凍赤虫で成長
: 4/1撮影

   ・先週、空いた時間で、少しずつ選別(2/22、2/26孵化魚)を行いました。

    選別方法は、飼育記録bUをご参照ください。

    (バクテリア飼育ですので、飼育水が長持ちするため、あわてず一ヶ月程度で選別をします。

     完全に尾開き等を確認できて容易に進めることが可能となります)

 

   ・各舟は想像以上の匹数でした。

    2月孵化として、初めて満足のいく仔が誕生したと感じています。(暖冬が要因でしょうか)

    第一回目の選別でも、かなりの匹数が残りました。

 

   ・まだ、画像のように大小が混ざっています。次は「大きさを揃えた放匹」で飼育していきます。

 

   ・密飼いです。しかし、この時期に締めて飼育すると、がっちりした体の基礎が形成されます。

 

   ・体は小さくても、冷凍赤虫をまるのみしながら、いつのまにか完食してしまいます。

 

    (選別で撥ねなければいけない仔達は、近所の小学校のビオトープで引き取って

     頂いております。子供達と元気に成長してほしいと願っております)

3/29に産卵:自然産卵
期待の種メス魚
種オス魚達
産卵状況 : 3/30撮影

   ・4月はじめからの「大潮」に備えて、事前に産卵セットをしていたところ、

    3/29の早朝に産卵しました。起きたのが、6時半、産卵はほとんど

    完了していました。自然産卵となってしまいました。

    最後の一絞りは、リンゲル液の人口受精でした。

 

   ・卵の数や受精率も確認できず、5日が経過したところ稚魚の姿を確認

    できました。明日の朝には元気に泳ぎ回ると思います。

4/1:産卵セット : 4/1撮影

   ・さらに産卵仕掛けを行いました。

    まだ、仔引きするのかと思われる方も多いと思います。

 

   ・しかし、今年のように天候不順が続くと、今後、稚魚の成長にもなんらかの影響が

    でてくるように感じます。危機管理です。「引けるときに引いておく」ことが大切だと感じます。

 

   ・今年は、特に、「メスの腹が硬く産卵しない」「メスとオスのタイミングがあわない」

    「メスが卵詰まりで死んでしまった」「オスの精子が薄く受精率が低い」等の連絡を

    たくさん頂いております。

 

   ・しかし、これからが「自然に産卵する時期」となります。焦らずに、魚の体調を良好に保って

    あげれば、必ず産卵します。病気では無理です。魚の体調を優先した飼育をお願い

    いたします。

愛犬と散歩をしながら花々を撮影してみました
: 4/1早朝撮影



< 4月第2週初めの飼育状況:次第に黒仔へと!4/2〜3孵化の稚魚も良好!(4/8) >

  本日は、所要にてバタついております。

 

  誠にすみませんが、「一部画像」中心のご紹介とさせてくださいませ。

 

  後日、「ブラインシュリンプ」の取り扱い、稚魚をお譲りした方々の近況等を

  画像含めご紹介させて頂きます。

  皆さん、バクテリア飼育で素晴らしい仕上げです。大変嬉しく思います。 




2月末孵化の仔達:青仔〜黒仔へ成長
: 4/8の早朝撮影(給餌前)



   ・最近、忙しさに甘んじて、稚魚の成長力とバクテリア効果に頼った飼育となっています。

    まだまだ幼いですが、次第に黒仔へと近づいてきました。

 

   ・餌を与える前の画像です。これで、ブラインや冷凍赤虫を与えると腹がつき、

    「らんちゅう」らしい容姿となります。

 

   ・これから、さらに生餌のブラインを続けて、冷凍赤虫を中心に「がっちりした体形」へと作ります。

 

   ・現在の水深は、9〜10センチへと少し深くしました。背が入り、太さを増します。

  

   ・まだ大小を分けた飼育もしておりません。バクテリア飼育水の中での「ごちゃごちゃ飼育」です。




 3/29に「自然産卵」、4/3孵化完了



   ・自然産卵でしたので、ほとんど受精していないと思っていました。

    しかし、孵化後、2日目に見ると、凄い数です。2000〜3000匹はいます。

 

   ・画像のように、体のしっかりした稚魚が誕生しました。

    すでに、ブラインへ切り替えています。

    (私の誕生日の4/3孵化の仔達です。やはり期待の腹です)

 

   ・自然産卵で、汚れた産卵舟の中のままですが、卵の粕や受精しなかった卵は、

    バイオバクテリアAnakas:アナカスにより茶色く分解されていきます。
    最後には完全分解されてしまいます。

 

   ・忙しい中でも、バクテリア飼育ですと「楽な飼育!」を感じることができます。


< 4月第2週の飼育状況:順調です!毎日の忙しさに流されず!優先順位を決めて飼育を継続!(4/15) >



新緑の季節を迎えます(4/15撮影)

 ・新年度入りして、忙しい毎日が続きます。「らんちゅうの世話」に時間も取れません。

  (バイオバクテリアAnakas:アナカス、溶存酸素発生装置Anakas100の効果頼りです)

 

 ・しかし、稚魚達の成長・種親達の体調は、きわめて順調です。

 

 ・4/中旬に入り、「魚達の勢い」「新緑の勢い」に押されてしまいそうです。

 

 ・この時期、稚魚(選別)、種親(産卵)等に対して、世話しなければならないことは山積します。

  全部の作業を集中させて行うことは、ご自身の体調にも、魚達にも負担がかかります。

 

 ・毎日、世話をしなければならない事を確認して、プライオリティー(優先順位)を決めて、

  (優先順位を入れ替えて、柔軟に対応して頂きたいと思います。

   無理をすると、楽しい趣味が、悪魔の趣味になってしまいます。ご注意くださいませ)

2月末孵化の仔達:黒仔へ成長してきました
:4/14撮影

   ・現在の水深は10センチ程度、背を入れ、筒の太さを増します。

  

   ・まだ大小を分けた飼育もしておりません。バクテリア飼育水の中での「ごちゃごちゃ飼育」です。

 

   ・この大きさでもブライン給餌を続けています。

 

   ・画像のように、冷凍赤虫も、いっきに食べてしまいます。

3月中旬孵化の仔達:青仔へ成長
:4/11撮影

   ・孵化後1ヶ月を経過し、そろそろ選別をしたいと思います。

 

   ・飼育舟の底をご覧ください。汚れがバクテリアにより分解されています。

    孵化後、差し水飼育で全換えはしておりません。楽な飼育です。

3/29産卵、4/3孵化の稚魚(自然産卵)
:4/11早朝撮影
: 4/14撮影

   ・この時期の稚魚の成長スピードは凄まじく感じます。

    画像のように、3日で一回り大きくなっていく感じです。

4/13産卵:またも自然産卵
:4/13早朝5時に撮影
種親(1段目メス、2〜3段目オス)

   ・5時に孵化舟を確認しました。水面には、卵と精子で大きな泡が見えます。

    産卵が始まったなと思いまた。

    しかし、すでに産卵は完了しており人口受精は出来ませんでした。

    魚巣には、たくさんの卵が産み付けられているようです。

 

   ・舟の側面どころか、舟の淵まで、卵が飛び散っていました。

    産卵は、これくらい勢いがあります。生命の誕生には想像以上のエネルギーが

    必要なのだと実感する瞬間でした。

 

 

[ブラインシュリンプの取り扱い]:私見:参照ください

 

 ・ブラインシュリンプの孵化率・品質は「稚魚飼育上、一番大切」だと感じています。

 

 ・青仔までの段階で、体調不良等をおこす原因は、沸いていないブラインや沸き過ぎて

  腐ったブラインを与えた場合、また、放匹稚魚に対して、食べきれず「赤潮」状態に

  なるほど過度に与えた場合です。

 

 ・画像のように、私は、スチロールの中に、2リットルのアクリル容器を入れて孵化させています。

  2リットル容器を4個使用しています。(2容器ずつセット)

 

 ・3%の食塩水(海の水を汲む方もおります)として、28〜29℃程度で24時間で孵化

  させています。

 

 ・ブライン卵の投入量は、私の場合はプリンのスプーンで4〜5杯です。多く入れすぎても

  容器が2リットルと小さく、沸きあがる量は制限されるように感じます。

 

 ・スペースがあれば、「梅酒作り用の4リットルの瓶」が良いと思います。

  また、容器は円柱の形状の方が、ストーンのエアーが均等となり、沸きが良くなります。

  (四角い容器ですと、「溜り」ができてしまいます)

 

 ・エアーストーンは、市販の大きめで円形のものを使用しています。

  エアーの強さは画像程度に調整しています。(全体にエアーがまわるように)

 

 ・湧きあがるにしたがい、ストーンに「ヌメリ」が付着します。小まめに、手でぬぐったり、

  たわしで綺麗にすると、湧き上がるブラインの量は増加します。

 

 ・私は、仕掛けた後に、スチロールの蓋を締めてしまいます。電気量がかかるからです。

  明るい方が沸くやすいと言われていますが、現状、問題ありません。

  (質の良いブラインの選定が、とても大事です)

 

 ・また、一度沸かした塩水は、捨てて、その際に容器の内面をスポンジ等で綺麗に洗ってから

  仕掛ける等の気配りでも、ブラインの沸き具合は良くなります。ご参考にしてくださいませ。

 

 ・余ったブラインは、無理に稚魚舟に投入せず、ラップで冷凍にしておくと、

  冷凍赤虫のように、適時、与えることができます。  

[広島県:Hさんの飼育状況]:4/7に画像等も含めメールを頂きました

 

 

  バイオ飼育にて素晴らしい成長!お見事です!

 

  ファイロンの波板にて飼育ハウスも素敵です。

  一ヶ月前に、2/末孵化の仔をお譲りしました。

  現在は完全に黒仔大まで成長しているそうです。(参りました)

< 4月第3週の飼育状況:4/19の早朝に2腹産卵!また極寒の雨天でした!(4/19) >

東京は雨天が続きます。そんな合間に・・・(4/18早朝撮影)

 ・4/中旬。産卵が続きます。寒さが戻り「山側では積雪」とのことです。

 

 ・今回も、北東の冷たい風と雨に打たれての産卵となりました。

 

 ・昨晩から、雌雄が「そわそわ」していました。今朝は来ると確信していました。

4/19:早朝に産卵:自然産卵と人工授精に成功
:4/19早朝撮影

   ・2舟:産卵を仕掛けていました。その一方の舟の2匹のメスが産卵しました。

 

   ・目覚まし時計を4時にセットしました。しかし、1匹のメスは自然産卵が完了していました。

    雌雄は、凄い勢いで追いを見せていました。 

 

   ・1匹のメスは、なんとか間に合い、「人口受精」を行いました。

    この時期の産卵は、暗いうちからはじまっています。 

 

   ・明日の夕方には、受精率が確認できると思います。

  

   ・もう一舟の産卵仕掛けは継続(飼育水を差し換えながら)させています。

 

   ・本当に寒く辛い産卵でした。カッパ姿をご覧ください。

種雌雄:上段がメス、2〜3段目がオスです

   ・今年は、暖冬の影響もあり、冬眠が甘く、産卵に苦労されている方が多いと思います。

    しかし、これから5月の中旬が、昔から「らんちゅうの産卵期」と言われています。

 

   ・マイペースでの産卵をお勧めいたします。しかし、雌雄のタイミング合った場合は、

    都合があっても、頑張って確実に産卵させるべきだと感じます。

    こういう年は、「仔引できるときは、出来る限り引く」ことが大切だと感じます。

    仲間で稚魚を持ち合うことも良いことだと思います。 

< 4月第4週の飼育状況:「らんちゅう:黒仔」の容姿になってきました!(4/22) >



「黒仔」と表現できる大きさに成長(4/22撮影)

 ・暖かな一日となりました。久しぶりに2回目の選別(2/末孵化魚)を行いました。

 

 ・画像のように「らんちゅう:黒仔」の容姿までに成長しています。

 

 ・じっくり体の基礎作り、まだまだ幼いですが、目先、エラ深さ、尾形、バランスとも良く

  現状では、昨年を上回る感じがします(私見)。

飼育舟の状況(4/22撮影) 

   ・順調に成長しています。(あおった飼育はしておりません)

 

   ・水温は、最低温度20℃に設定しています。

 

   ・水深は、9〜10センチ程度、黒仔の背も入り弓なりに綺麗な仕上がりです。

 

   ・朝、晩のブライン、その間に冷凍赤虫を与えています。

    しばらくは、ブラインの生餌と冷凍赤虫のみで飼育します。

    (休日や、帰宅後は、2時間間隔で冷凍赤虫を与えています)

    (ご家族の協力が頂ければ、昼間も、冷凍赤虫を2時間間隔で与えて良いと思います) 

 

   ・差し替え飼育です。飼育水は3〜5日に一度、3〜5割程度差し替えています。

 

   ・バイオバクテリアAnakas[アナカス]:A(浄化・機能活性化)、B(免疫力強化)を

    3〜5日間隔で投入しています。健康体に仕上がっています。

草花、蝶も綺麗です、八重桜が満開です

< 4月19日産卵、4月23日に孵化しました!「しっかりした稚魚」の誕生です(4/23) >

4月19日産卵」、「4月23日に孵化」 (4/23早朝撮影)

 ・ちょうど5日で孵化が完了します。(孵化水温:20〜22℃にて)

 

 ・画像のように「体のしっかりした針仔」が誕生しました。

 

 ・自然産卵、人口受精(リンゲル液、洗面器)による2腹です。

種雌雄:上段がメス、2〜3段目がオスです

< 4月第4〜最終週の飼育状況:4/29に産卵!各腹の順調スピードも加速!(4/30) >

早朝5時:「4月3孵化」仔の選別 (4/26早朝撮影)

 ・日の出が5時前となりました。早朝、4/3:自然産卵の稚魚の選別を行いました。

 

 ・画像のように、自然産卵で孵化匹数が少なかったせいか、大きさもあり、

  一ヶ月を待たずに選別してみました。この時点では「尾開き確認」程度の選別です。

 

 ・とても良い腹のように感じました(私の誕生日の孵化魚でもあり愛着が・・・)。

GW初日:初夏の陽気! 4/29:産卵しました

 ・昔から「以前の天皇誕生日:4/29」を中心に前後二週間程度が、

  自然の産卵シーズンと言われています。

 

 ・まさに、その早朝に産卵しました。これが、今春最後の産卵になるかもしれません。

 

 ・稚魚の成長とともに、種親達の舟数は減少します。

  バクテリア飼育水の中へ雌雄ともに戻してしまいました。[バクテリア飼育水の弱酸性効果]

  (水温は17〜18℃の最低温度としています。日除けし水温の上昇も抑えます。

   産卵を抑制するには餌を控えめにすることが大切です。少量の冷凍赤虫程度です)

各腹(2/末〜3/中旬孵化)も順調に成長(4/29撮影)

 ・各腹ともに、しっかりした「黒仔」へ成長しています。

 

 ・GWに入ると、例年、気温が安定します。稚魚の成長スピードは加速し、

  大きさが揃ってきます。

 

 ・同時に、個々の大きさが増して、飼育スペースに限界を感じてきます。

  舟を分けたり、選別作業が忙しくなります。

 

 *私は、個人的に「選別」という言葉に抵抗感をいだきます。

  人間の勝手で、理想とする稚魚だけを残し淘汰していくことが疑問です。

  ですから、飼育して頂ける方にお譲りしたりして「生命を大切」に考え、

  「優しさと愛情を忘れない:らんちゅう飼育」を心がけてまいります。

「新緑の季節」の到来です (4/30午前撮影)

 ・素晴らしい天気となりました。湿度が低く、風も爽やかです。

 

 ・しかし紫外線が強く、日差しが刺さってくるように感じます。


        2007年バイオ飼育記録 5