< 9月第1週の飼育状況:各地で大会が始まります。魚達も感じとったかのように準備に入ります。(9/2) >


当歳魚の一部画像 (9/1〜2撮影)

 ・9月に入りました。各地で秋季大会の開催や日程等の連絡が届きます。

 

 ・東京では、北東からの風が入り、ここ2〜3日は涼しい日が続きました。

 

 ・しかし、予報では西から暑さが戻り、また、真夏日とのことです。

 

 ・魚達の食欲は増進します。大きさを揃えて飼育しています。

  しだいに、大小の差がなくなっていきます。

 

 ・今年は猛暑で、水温も高く成長スピードが速く感じます。

  しかし、あおり過ぎは禁物です。ガチッとした体形へ仕上げたいものです。

< 9月第2週初めの飼育状況:残暑の中、魚の食欲は増し、色もあがります。 (9/4) >


飼育状況(飼育水の差し換え) (9/2〜4撮影)

 ・残暑が続きます。昨日から、また真夏日が続いています。

  (昼間の水温は27〜28℃)(しかし、朝晩は22℃程度まで下がります)

 

 ・魚達の食欲は増進し、日に日に健康体で大きくなっていく感じがします。

  この水温差が色がりにも繋がると思います。

 

 ・現在、飼育水は2〜3日間隔で、半分程度の差し換えを継続しています。

  (画像のような飼育水です。水が活きているようです)

 

 ・水深は12.5センチ、放匹数は20〜25匹前後、大きさを揃えます。

 

 ・当歳魚は、10〜13センチ程度です。

 

 ・給餌は、冷凍赤虫と粒餌の併用です。3時間間隔に設定しています。

 

 ・バイオバクテリアは、3〜4日間隔の投与で十分な活動が確認できます。

 

  ◎これからの仕上げにはバクテリアの効果が確実に出ることを経験してきました。

   特に、鱗が締まり色彩の美しさと、頭の仕上がりには感動します。

 

  ◎また、成長促進には、溶存酸素の十分な確保も必須だと思います。

   溶存酸素発生装置Anakas100の威力も効果的です。

 

 *同腹の仔でも、成長スピードが異なります。仕上がるスピードも異なります。

   常に観察し、同じサイズの魚を放匹して飼育していきます。

   小ぶりな仔も、幅がでてくれば、今後の大会でも十分に活躍可能です。

   私の経験では、大きいサイズよりも、中〜中弱程度のサイズの仔から

   良い仔がでるように思います。

 

   

 P.S : TAKUYAの当歳魚が、「愛知の山田さん宅」へ嫁ぎました。




「愛知の山田さん宅へ嫁いだ当歳魚」

「清水らんちゅう同好会:第2回当歳研究会」の優等魚



  ・以前の飼育記録等でも紹介させて頂いております、

   「清水らんちゅう同好会:第2回当歳研究会」の優等魚が、

   山田さんに評価を頂け、本日、嫁ぎました。

 

  ・TAKUYAにとって、山田さんに評価頂けたことは、大変に喜ばしいことです。 



< 9月9日:「TAKUYA」の飼育状況:高原でも残暑が続いています。 (9/10) >



当歳魚の画像 (9/9撮影)



・南アルプスが壁となり、先日の台風9号の被害もありませんでした。
 高原でも、残暑が続いています。

・今週からは、曇り空が多くなり、秋の長雨シーズンへ入るようです。



飼育舟の状況 (9/9撮影)



・バクテリア飼育水の中で、健康体に成長しています。
 しかし、まだまだ大きさが足りません。

・龍頭の血が継承されていて、フンタンも出てきました。

・冷凍赤虫と粒餌を併用し、食べ残しの無いように最大限の給餌を続けます。

・大会まで一ヶ月と一週、仕上げの本番をむかえます。



かりんの実も大きくなってきました (9/9撮影)






< 9月第3週の飼育状況:遅生まれの仔達も、次第に仕上がり始めました。 (9/15) >



遅生まれの仔達の画像 (9/15撮影)



 ・東京では、今日も30℃、まだまだ残暑が続きそうです。

  魚達にとっては好都合で、飼育水温が高く食欲も増進します。

   

 ・飼育スペースに制限があり、順次、放匹数を調整して飼育しています。

  遅生まれの仔達も、画像のとおり、次第に仕上がり始めました。

 

 ・飼育水は2〜3日間隔で、半分程度の差し換えを継続しています。

  

 ・水深は12.5センチ、放匹数は20〜25匹前後です。

 

 ・給餌は、冷凍赤虫と粒餌の併用です。3時間間隔に設定しています。

 

 ・バイオバクテリアは、3〜4日間隔の投与で十分な活動が確認できます。




親画像:1段目がメス親、2〜3段目がオス親です



・やはり、親に良く似ています。血が継承されています。



< 9月第4週初めの飼育状況:皆さんのバクテリア飼育状況等のご紹介 (9/18) >



[埼玉県のS氏の活躍]

清水らんちゅう同好会:第3回当歳研究会(9/16)にて優等 

親魚達です



 ・S氏が、私の仔引きした稚魚をバクテリア飼育にて愛情を込めて飼育してくださいました。

  清水らんちゅう同好会:第3回当歳研究会(9/16)にて優等に入賞されました。

  本当におめでとうございます。

 

 ・S氏も限られた環境と時間の中での飼育にて、らんちゅう飼育を楽しみながら挑戦されております。

 

 ・私は画像撮影等のお手伝いをさせていただいております。魚は出陳しておりませんが、

  同腹の仔の活躍には、我が仔のように心から嬉しく思います。

  さらに本大会でのご活躍を期待しております。




[三重県のK氏の活躍]

清水らんちゅう同好会:第3回当歳研究会(9/16)にて一等



 ・B.S(私と同系統)の系統魚で、K氏も入賞されました。おめでとうございます。

 

 ・画像からも、魚の雰囲気、重心の位置等、とてもバランスの良い魚です。

 

 ・遠方からのご参加で、清水の皆様も暖かく迎えてくださいました。




[神奈川県のI氏の当歳魚]




 ・9/17に、鎌倉の「I氏」から、当歳画像をメールしていただきました。

  (春、黒仔のときにお譲りした魚からでてきました)

 

 ・画像のように、12センチぐらいの大きさまで成長しております。

 

 ・親の血を継承しております。朱赤と真珠のような白色、鹿の仔柄が最高です。

 

 ・可愛がってくださり感謝の気持ちで一杯です。




[TAKUYAの当歳魚の変化]




 ・TAKUYAも画像撮影が上手になってきました。

 

 ・7/末に撮影した仔が、右画像のように変化、成長しております。

  次第に目幅もでてきて、当歳らしい容姿へとなっております。




9/17:東京は猛暑です。33度と真夏日になりました。



 ・残暑が続いています。台風11、12号や活発化した前線の影響で

  各地に被害もでております。

 

 ・東京では、南から熱い空気が入り真夏日となりました。

  飼育舟を守る愛犬もバテバテで、すぐに冷房の部屋へ入ってきます。




< 9月第4週の飼育状況:残暑の中、秋の始まり、魚に幅がでてきます (9/22) >

当歳魚の画像 (9/19撮影)



 ・東京では、気温が、今日も30℃を越える真夏日です。
  昨日、北海道でも31℃と記録的な暑さとなったそうです。
  (朝晩も、23〜25℃もありますが、秋風は感じます)
 
 ・昼間の飼育水温は、27〜28℃まで上昇します。
  ファイロンの波板、一枚程度の遮光が必要です。
  予報では、明日から気温も下がってくるとの予報です。
 
 ・この時期の水温変化は激しく、水温や魚の餌を求める動き等を観察し、
  差し水量や回数、給餌の量等も随時調整することが必要です。






 ・「例年の魚に似てるね・・・」とお電話やメールを頂きます。
  やはり、血の継承、体形や柄等、親からの遺伝の力を感じております。
 
 ・魚は季節の移り変わりを敏感に感じています。
  食欲は増して、ぐんぐん幅がでてきます。幼かった魚に迫力が増します。
 
 ・餌の量を増やさなくても、魚自体が自然に脂肪をのせてくるように感じます。
 
 ・9/末までの成長には驚きます。まさに飼い込み本番です。
  そして、10月からは、水温低下とともに、じっくりと仕上げに入ります。
 
 ・魚の持つ血とバクテリアによる効果が発揮される時期でもあります。
  大きさだけではなく、色彩は鮮明に輝く色気ある魚体へとステップアップします。




< 2007年 第54回 埼玉らんちゅう会品評大会成績 : 速報 (9/23) >

 ・本日、K氏が私の当歳魚を「埼玉らんちゅう会」へ出陳してくださいました。
  当歳の部へ出陳し、3匹とも入賞できました。「優等(取締二)、行司三、西前頭一」。
 
 ・ご評価頂け大変嬉しく感じております。

当歳 優等(取締二)

当歳 行司三

当歳 西前頭一

 ・また、K氏へ針仔のときにお譲りした仔も素晴らしい仕上がりで、
  「西前頭三」に入賞されたとのことです。
  本当におめでとうございました。

< 9月最終週の飼育状況:セメント用舟でもバクテリア飼育で仕上がります (9/29) >

ベランダのセメント用飼育舟

当歳魚の一部画像 (9/25〜26の早朝に撮影)

 ・お彼岸を過ぎて、ぐんと秋らしくなってきました。
  東京では、最高気温も25〜27℃(明日は真夏日との予報ですが)ぐらいです。
 
 ・魚達も幅がでてきました。当歳らしい仕上がりに近づいています。もう少しです。
  
 ・各地の大会へ出陳して頂こうと思っております。会によって審査も異なります。
  大会結果が全てではありませんが、チャレンジする緊張感も良いことだと感じます。
  (先週の「埼玉らんちゅう会」での成績に嬉しさも感じております)
  大会後も出陳した魚の体調は良く、次の大会へも使いとのことでした。
  バクテリア飼育による健康度の高さと抵抗力によるところもあると思っております)
 
 ・当歳らして大きさ、迫力、色気等を備えた魚へと仕上げていきたいと思います。

当歳魚の一部画像 (9/26〜29の早朝に撮影)


          2007年バイオ飼育記録 bP0