< 本年:2008年も「バイオバクテリア(Anakas:アナカス)」飼育で頑張ります! (1/8) >

飼育記録の季節指標?:ベランダから見える「桜の木」からスタート!
年明け穏やかな陽気、蕾をつけ春を待ちます(1/7〜8の早朝撮影) 

 ・あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 
 ・年明け、穏やかな好天が続いています。
  東京では、今日も暖かく、3月下旬の桜の花が咲く気温となりました。
  (昨年末まで寒さが厳しく、年明けからは暖冬のような感じが致します)
 
 ・バクテリア飼育も6年目に入ります。さらにレベルアップさせていきたいと思います。
 
 ・温度計は(1/7夕刻)、8〜9度、種魚の一部の舟にサーモとヒーターを接続、
  15度へ調整しました。一部の種魚を冬眠から起こします。
  水温は、少しずつ上昇し、夜には12度、本日は14〜15度に上がっています。

明け二歳魚達:一部の種魚です  (昨年の画像)

 ・明け二歳魚達も皆元気です。
  冬眠中、適度に差し水し、エアーリングもそのままです。
 
 ・明け二歳魚が産卵の主役となります。
  各魚の良いところ(特徴)が継承してくれたらとイメージします。
 
 ・2月中旬〜下旬の産卵を予定しています。

種魚も健康体:熟成し抱卵しています (1/8の早朝撮影)
飼育舟の水換え(差し替え)前の画像

 ・昨日から水温は上昇しています。
  今日、1/8の早朝で、13度まできています。
  この舟は、ほとんど水換えをしていません。4〜5割り程度の差し替えを行います。
 
 ・オス達には、前鰭に「追いほし」が確認できます。
  メス達は体色良く輝き、ふっくら抱卵しています。
  雌雄ともに、腹はとても柔らかく、バクテリア飼育水の中で熟成しています。
 
 ・良質な粒餌を少し浸して、明日から、3回/日程度、少量与えていきます。
 
 ・下旬までは、15〜18度で飼育していきます。

飼育舟の水換え(差し替え)後の画像 (1/8の早朝撮影)

 ・水深は18センチ程度、半分程度の差し替えでは、濃い青水状態です。
 
 ・有機物豊富なバクテリア飼育水は、「さらっと」しています。(水が活きています)
 
 ・魚達は、気持ち良さそうです。(魚の体調、そのものが正確なテスターです)
 
 ・溶存酸素発生装置Anakas100の微細な泡の中へ飛び込んでいます。
 
 ・飼育水の差し替え後に、バイオバクテリアAnakas:アナカスを投入しました。

年始:1/6、高原の雪景色です (八ヶ岳連峰)

< 1月中旬の飼育状況:冬眠中の魚達も、冬眠から起き始めた魚達も健康体! (1/17) >

冬眠から起こし始めた種魚達 (1/16の早朝撮影)

 ・東京でも「初氷」、今週はぐんと寒さが厳しくなっています。
 
 ・冬眠中でも、魚の状態を観察することは欠かせません。
 
 ・画像のように、冬眠中の魚達も、冬眠から起こし始めた魚達も健康体です。
 
 ・1/7〜、200Wサーモヒーター1本にて、一舟だけ水温を上昇させています。
  気温が低く、朝晩は12〜13度、昼間でも15度程度です。
  月末までは15度でもっていく予定です。
  舟はファイロンの波板で覆い、保温は欠かせません。
 
 ・昨年末の気温が低く、魚達はしっかり冬眠し、魚体が熟成しています。
  今春の産卵は、調整次第で、いつでも可能のように感じてしまいます。
 
 ・しかし、外気温は低く、慌てる必要はありません。
  孵化後の稚魚は、飼育水温を20度以下へは落とせません。
  保温等を考慮して、予定どおりに、2/中旬くらいの産卵を計画します。
 
  *潮時カレンダー : http://www.twin.ne.jp/~sakamaki/ 

[ 1〜2月の飼育ポイント ] : 私見です ご参考にしてくださいませ
 
 ・水深について
 
   私は、屋外(ベランダ)セメント舟での飼育です。水温変化を抑えるため、
   冬場の水深は深くしています。明け二歳、三歳で18センチです。
 
 ・水温について
   
   東京では、氷が張っても、舟底の水温は零度にはなりません。
   冬眠中の魚の舟には、ヒーター等は入れていません。
   (ファイロンの波板で保温し、エアレーションは行います) 
 
   厳寒地では、飼育水は氷の板となってしまいます。
   最低温度2〜3度の調整が必要です。
 
   産卵準備としては、少しずつ水温を上げていくことが大切です。
   冬眠から起こして、15度で半月程度、16〜18度で半月程度
   私は、20〜23度にて、2月の中旬を産卵目標として水温調整
   していきます。(3〜4月が産卵の本番です)
   
   *15度までは、ほとんど病気の発症はありません。
     18度になると菌が動き始めます。この時点で治療の可否を
     判断して、すみやかな処置をして頂きたいと思います。 
 
 ・水換えについて
 
   冬場でも、差し替え程度の水換えは良い結果に繋がると思います。
   たたき池で深さがある場合は、水換え無しでいく方も多いようですが。
   舟での飼育では、水道水をそのまま差します。
   水道水が良い消毒効果にもなると言う方もおります。
 
   日当たりが良く、水換え無しでいくと、糸状の青ミドロが発生します。
   青こも栄養素とともに、毒素もあります。適度な水換えは必須です。
 
 ・放匹数について
 
   冬場、水温は低く魚達の動きも鈍り、
   水温低下とともに、溶存酸素量は高くなります。
   1u当たり、12〜14センチの魚で20匹は放匹できます。
   (15度以下の場合は雌雄を分ける必要もないと思います)
 
 ・設備の点検修理について
 
   魚の放匹を調整し、空いた舟や池の修理や塗装等、
   冬眠時期が補修作業として最適です。
 
   これから、人口的な産卵に入ります。サーモやヒーターの準備
   エアー配管、ポンプ、エアーチューブ等のチェックも必要です。
 
 ・保温、風雨、雪害、鳥獣被害対策対策
 
   ファイロンの波板が一年を通じて活躍してくれます。
   北風、雪害からも魚達を保護してくれます。
   波状から、蓋としても、隙間が空き、適度に通気が確保され
   保温できます。
 
   また、この時期、渡り鳥等、自然界の生き物の餌も不足します。
   彼らは、魚達を狙います。その被害は甚大となります。
   防護網等でしっかり守ってください。
   (最近、盗難被害も多く、赤外線ライト、赤外線カメラの設置
    も必要だと思います)
    
 ・給餌について
 
   基本的に10度以下では、給餌はしません。冬眠から起こし、
   10度以上から、良質の粒餌を湿らせて与えます。
   冷凍赤虫も与えていきます。抱卵とともに魚達の食欲は増進し
   給餌量と間隔も増やします。
   
 ・バクテリア投与について
 
   冬眠期でも、バクテリアは効果を発揮します。(魚が熟成します)
   水温が10度以下では、1週間〜10日に一度程度、
   水温が15度程度で、4日に一度程度投与しています。
 
 ・種魚の選定と雌雄の飼育
 
   種魚が一番大切です。(大会魚以上かもしれません)
   種の選定、産卵から、その一年の飼育が決まってしまいます。
   自身の納得する組み合わせをお勧めいたします。
 
   15度までは、雌雄は区別しなくても、追い行動は見られない
   と思います。18度以上になると産卵行動に入ります。
   この頃から雌雄を分けて飼育していきます。


         2008年バイオ飼育記録 bQ