< 1月最終〜2月第1週の飼育状況:2月に入り、まだまだ厳しい寒さが続いています! (2/3) >

2/3:東京も積雪、綺麗な雪景色です

 ・東京でも冷たい雨が雪にかわり、早朝、ベランダにも5センチ程度の積雪です。
  雪国のように深々と降っています。静かです。時間が止まるような気がします。
  桜の枝々にも雪が・・・とても綺麗な景色です。
 
 ・天気予報では、そろそろ花粉も飛び始め、今年は春の訪れが早そうとのことです。
 
 ・2月の大潮は、5〜8日、20〜23日です。
  私は、中旬過ぎの大潮を目安に産卵を予定しています。
 
 *潮時カレンダー : http://www.twin.ne.jp/~sakamaki/

明二歳魚達の一部画像 (1/29〜30撮影)

 ・明二歳魚達は、とても良いコンディションです。
  体色良く、朝晩は3〜4度、昼間でも6〜8度の飼育水の中で元気です。
 
 ・11/中旬〜餌はほとんど与えていません。
  しかし、冷たい青水のバクテリア飼育水の中でさらに仕上がって来ています。
  冷たい飼育舟の底には、太い糞が確認できます。
  (バクテリア飼育水の有機物、青水からの植物性のたんぱく質が餌です)

飼育水の差し替え (2/2撮影)

 ・画像の飼育舟は、まだ、加温していません。
 
 ・冬場は晴れが多く、日当たりが良いと青水が進みます。
  適度に差し替えはしています。
 
 *この時期、本当にたくさんの「鳥獣被害のご連絡」を頂きます。
   サギ、アライグマ、テン、ハクビシン・・・等、その被害は甚大です。
   私のベランダにも、カラスが来ます。愛犬が作業中も監視してくれます。
   皆様も、金網等で防護を確実にお願い致します。

加温中の飼育舟 (2/2撮影)
 
 ・1/7〜、200Wサーモヒーター1本にて、水温を上昇させて来ました。
  1月中は、朝晩は12〜13度、昼間でも15度程度でした。
  2月に入り、200Wヒーター1本を追加し、15〜18度にもって来ています。
 
 ・舟はファイロンの波板で覆い、保温は欠かせません。
   (波板形状の隙間からの適度な通気が大切です) 
 
 ・飼育水の濃さは、私の手のひらの状態から確認くださいませ。
 
 ・今月中旬過ぎの産卵時まで、18度で飼育していきます。
  次第に、雌雄の確認も出来ます。
  (新水が多すぎるとオスがメスを追い、産卵行動に入ります
  画像程度の濃さの飼育水では、まだ雌雄を分けなくても良いと思います)
 
 ・画像のように、魚体の艶も良く、メスの腹は出来上がっています。
  いつでも産卵可能な状態です。

鳥達がバクテリア飼育水を飲みに! (2/2撮影)
 
 ・飼育舟と、ファイロンの波板の隙間から、スズメ達が、バクテリア飼育水を飲んでいきます。
  新水の汲置きのバケツからではなく、わざわざ、飲みにくい隙間からバクテリア水を飲んでいきます。
  彼らも、バクテリア飼育水の効用がわかるように思えます。

< 2月第3〜4週の飼育状況:日本列島の天候は大荒れ、産卵仕掛け時期を調整! (2/24) >

2/24:東京も砂塵が舞う大荒れ模様

 ・日本列島の天候は大荒れ、日本海側では猛吹雪や高潮、太平洋岸でも暴風の嵐です。
  昨日、23日、東京では春一番、午前中は4月の気温、ところが、午後には真冬に逆戻り
  今日、24日は寒波とともに、画像のように砂塵が舞う大荒れの天候です。被害もでています。
 
 ・ちょうど今が大潮ですが、産卵〜孵化後の水温維持等を考えると、今春の荒れた天候では、
  今月は無理せず3月に入ってからの産卵の方が良いと思います。
 
 ・舟の保温に苦労しますし、先週、産卵させた方からも受精状態が良くないとの連絡も届きます。
  魚達は、人為的に水温を調整しても、季節の変化を捉えています。
  無理をさせても良い結果はでません。
 
 *潮時カレンダー : http://www.twin.ne.jp/~sakamaki/ 

加温中の飼育舟 (2/24撮影)

 ・1月、朝晩は12〜13度、昼間でも15度程度でした。
  2月に入り、15〜18度にもって来ています。
 
 ・現在、3舟に分け、18〜22度程度まで飼育水温を上げて、各魚の体調を確認します。
  この水温帯で産卵させます。病気の発症がないか等、産卵水温に絶えられるかのチェック
  としても大切な時期です。 
  
 ・種魚達は、バクテリア飼育水の中で産卵の準備が整っています。
 
 ・今仕掛ければ、すぐに産卵すると思います。
  しかし、過去の経験から、今春のような天候での2月の産卵では歩留まりが悪く感じます。
  (良い稚魚が平均してでないように感じます。アベレージの良いことが大切だと思います)
 
 ・また、外気温が低すぎる状況で、産卵のために飼育水温を上げていくと、水蒸気により
  蒸れが生じます。この蒸れが魚の体調を崩す要因ともなります。焦らないことが大切です。  
  まだ2月、昨春の暖冬とは異なります。今週も荒れる予報がでています。


 ・もう、雌雄の確認は出来ます。雌雄の飼育舟も分けています。
 
 *「なかなかメスが出来ない」「なかなかオスが出来ない」との連絡を頂きます。
   このような時は、メス舟に1〜2匹の小ぶりなオスを入りたり、その逆で、
   オス舟に1〜2匹のあてメスを入れると産卵状態へ誘発されます。

           <2/16:B.Sの池へ寄ってきました> 

錦友会:東大関の現状画像:20センチ強 (2/16撮影)

 ・出張の帰りにB.Sの池へ寄ってきました。  
 
 ・現代的ならんちゅう達が、飼育池のバクテリア飼育水の中で
  元気に泳いでいました。
 
 ・当歳、二歳、親とオールマイティーに戦える魚達だと感じます。
  前方への龍頭、エラに脂肪がのらず、すっきりしています。

飼育池の一部画像 (2/16撮影)

 ・種魚達の飼育水温は、15〜18度に設定されています。
 
 ・魚の状態と天候を留意して、3月の上旬から、
  順次、産卵を計画しているとのことです。今年も期待できそうです。

種魚達の一部画像 (2/16撮影)


         2008年バイオ飼育記録 bR