< 2009年:バイオバクテリア飼育記録スタート:本年も宜しくお願い致します!  (1/1) >


(ベランダの飼育舟でスタート)

 ・明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
  誠心誠意、粛々と頑張ってまいります。引き続きご声援くださいませ。
 
 ・今年も限られた飼育環境、限られた飼育時間の中で、
  さらに「現代的ならんちゅうの創作」を目指します。 
 
 ・バイオバクテリアAnakas:アナカスの能力向上に勤めてまいります。
  水質浄化と機能活性化、免疫力の強化等、その効果のデータを積み重ねます。

(明二歳:一部の種当歳魚達)

 ・特徴ある種魚の要素を大切に継承させていきます。
 
 ・1/10前後から順次、冬眠から起こします。
 
 ・2/下旬〜3/上旬の産卵を予定していきます。

(高原の正月)

 ・厳寒の中、春は始まっています。梅の蕾等はふくらんできました。

< 1月第2〜3週の飼育状況:冬眠からお越し始めました!種魚達は熟成!  (1/13) >

(冬眠中の飼育舟 : 1/13)

 ・冬型の天気が続いています。
  太平洋側では乾燥した晴天、日本海側では雪と積雪も増えているようです。
 
 ・1月中旬、予定通り、種魚を冬眠から起こし始めました。
  (2月下旬〜の産卵を予定しています)
 
 ・青水のバイオバクテリア飼育水の中で越冬させました。 

(半分差し替え、水温13〜15度へ)

 ・朝の飼育水温は、5〜6度と低水温ですが、
  冬場、天気の良い昼間は、10度近くまで上昇します。
  このような天候の良い日を選び、飼育水を半分程度差し替えて
  水温を13〜15度へもっていきます。
 
 *低温から調整できるサーモも販売されていますが、高価です。
   私は、安価な15度〜か、20度〜設定できるサーモで対応しています。
   表示値の最低にあわせると2度程度下の温度から調整できます。
   (水温計にて確認が必要です)

(冬眠も順調、雌雄ともに熟成しています)

 ・半分差し替えた、飼育水の色を参照してください。
   
 ・各飼育舟の種魚達は、熟成しています。
  メスの腹は完全に出来上がっています。
  今日は満月、きっと大潮でしょう。さらにメスの腹の出来が目立ちました。
 
 ・艶も良く健康体です。前方への龍頭も特徴が出てきました。
 
 ・飼育水温15〜18度にて、1月末まで飼育していきます。
  冷凍赤虫、良質な粒餌をAバクテリア水で浸して与えると効果抜群です。
 
 ・明二歳でも、そろそろ、雌雄がはっきりしてきます。
  1月末までは、雌雄は分けず一緒の舟で飼育していきます。

(明二歳魚達:種、会用魚)

< 1月第5週の飼育状況:順調に冬眠から起きました!種魚達は十分に熟成! (1/28) >

(明二歳:種魚の飼育舟 : 1/27)

 ・1月も最終週、関東でも「梅の花」が咲き始めました。
  1/13に冬眠からお越し、2週間かけて15〜18度で飼育してきました。
 
 ・現在の飼育水温は、18〜19度です。
  朝、Aバクテリア水に良質な粒餌を浸して与え、
  夕方〜夜に冷凍赤虫を与えています。
  
  (2月下旬〜本格的な産卵に入れそうです)
 
  *2月の大潮:2/8〜11、2/23〜26

(各明二歳:種魚達の飼育舟 : 1/27)

 ・現在、メインの種魚は、4舟にて飼育しています。
  まだ、雌雄は一緒に飼育しています。(明二歳〜三歳)

(種オスの状況 : 1/27)

 ・画像では見難いですが、「追いほし」が確認できます。
  また、オス達の半数は、腹を軽く押すと精子が出ます。
  体色も良く、オスとしてのキレのある体になってきました。

(種メスの状況 : 1/27)

 ・メスも抱卵が確認できます。現在、大潮で産卵態勢は整っています。
  しかし、まだ、1月です。焦らず行きましょう。

(親魚と明二歳:種魚達の飼育舟 : 1/27) 

 ・産卵仕掛け時には、組み合わせにより、明二歳と親魚達をあわせる
  必要があります。15度までは、病気の発症率は低いのですが、
  18度になると悪玉菌も動きだします。
  この18度で、互いに健康体であることも確認します。

 (飼育水の差し替えとバイオバクテリアの投入)

バイオバクテリアAnakas:アナカス

 ・天気も良く、飼育水を半分差し替え、バイオバクテリアを投入します。
  浄化、機能活性化、免疫力強化の効果により、魚達は、健康体で
  産卵を迎えることが出来ます。
 
 ・ペットボトル等でバクテリアを沸かして、各飼育舟へ100cc程度投入します。
  少量でも、乾燥状態バクテリア1グラムの中には、1億個の善玉菌が存在します。
  飼育が容易で安定し、安価な飼育方法だと感じます。 

(冷凍赤虫を与えます)

 ・飼育水温も上昇しているため、食欲も旺盛です。
  今春も天候は不安定だと思います。
  このような中でもバクテリア飼育により、順調に産卵させたいと思います

< 2月第2〜3週の飼育状況:いよいよ産卵準備! (2/18) >

(明二歳:種魚の飼育舟 : 2/14撮影)

 ・2月も後半に入りました。いよいよ産卵態勢に入ります。
  初夏のような天候から、一転、真冬へと寒暖差の激しい毎日です。
 
 ・先週の13日には、多くの方々から「産卵成功」等のご連絡も頂いております。
 
 ・私も、23〜26日の大潮にあわせて産卵させる予定です。

(明二歳の抱卵状況 : 2/14撮影)

 ・現在の飼育水温は、18〜20度です。
  朝、Aバクテリア水に良質な粒餌を浸して与え、
  夕方〜夜に冷凍赤虫を与えています。
 
 ・どの種メスも抱卵状態が大変良く、いつでも産卵可能なように感じます。
  バクテリア飼育水の中で、雌雄ともに熟成しています。

(人口受精の準備:産卵藻とリンゲル液)

 ・荷造りビニールを裂いて作った「産卵藻」、
  人工授精、受精率:99%以上を可能にするために使用する
  「リンゲル液」も準備もしました。
 
 ・週末には、産卵舟にセットします。

< 2月第4週の飼育状況:今春初の産卵仕掛け! (2/22) >

(産卵舟:2舟を仕掛け : 2/22夕方撮影)

 ・明日から4日間は大潮、今春初の産卵仕掛けを行いました。
  今日は暖かく、3月上旬の気温でした。
  今週は雨や曇りの天候が続くようです。
  大潮、低気圧の接近と、産卵には絶好の条件が揃います。

(明二歳の抱卵状況 : 2/22撮影)

 ・水温は22度に設定しました。産卵態勢の整った雌雄を多めに放匹しました。
 
 ・バイオバクテリアA(浄化、機能活性)を投入しています。

< 2月第4週の飼育状況:初産卵:自然産卵と人工授精に成功! (2/23) >

(産卵藻と人口受精卵 : 2/23撮影)

 ・2/23雨、早朝6時10分、仕掛けた産卵舟を覗くと、「ばしゃばしゃ!」と
  藻の上で産卵が始まっていました。
  大潮、低気圧の接近、予想どおりの産卵でした。
 
 ・バクテリア飼育による種魚の熟成度の高さ、凄さを実感します。
  全てが予定どおりです。良いスタートがきれました。

(bP:雌雄の組み合わせ:上段がメス、2〜3段目がオス)

 ・本日は、2匹のメスが産卵しました。
 
 ・今週は、菜種梅雨との予報です。大潮と重なり、絶好の産卵条件が整います。

(bQ:雌雄の組み合わせ:上段がメス、2〜3段目がオス)
 
・自然産卵では、雌雄の組み合わせを確定できませんが、
 容器に、白ワセリンを塗布してリンゲル液を注ぎ、
 その中で、精子、卵、精子と絞り人口受精をさせて
 産卵舟へ撒きます。
 この方法ですと、ほぼ100%、99%以上の受精を確保できます。

< 2月第4週の飼育状況:孵化完了、針仔が誕生!順調に産卵を継続! (2/27) >

(2/23産卵→2/27孵化完了 : 2/27早朝撮影)

 ・2/26(産卵4日目)の夕方から孵化が始まりました。
  水温を23度に上げて、いっせいに孵化させます。
  本日、2/27(産卵5日目:平均水温21度)の早朝に孵化が完了しました。
 
 ・画像のとおり、受精率も高く、白くカビタ無精卵はほとんどありません。
  まっすぐで黒い、しっかりした針仔が誕生していました。
 
 ・孵化までの水温は21度設定、多少の水温変化はあるものの、
  予定通り5日間での孵化です。
  細胞分裂のスピードもちょうど良いと思います。
 
 ・今後2日間、稚魚は腹に蓄えた栄養素で過ごし、
  3日目から「ゆで卵の黄身」を布濾しして2日与えます。
  そして、その後、ブラインシュリンプの生餌へ切り替えます。

(2/24産卵例:雌雄の組み合わせ:上段がメス、2〜3段目がオス)

 ・2/24も、3匹のメスが産卵しました。半分が自然産卵、残りが人工授精でした。



(2/27産卵:雌雄の組み合わせ:上段がメス、2〜3段目がオス)

 ・さらに、本日も、みぞれ混じりの冷たい雨の中、自然産卵していました。
  バクテリアAを投入した産卵舟で順調に産卵が継続しています。  
  (産卵後は、遮光します)


         2009年バイオ飼育記録 bQ