< 3月第1週初めの飼育状況:2/22〜23で孵化稚魚は順調に成長! (3/2) >

  ・3月に入りました。明日は「桃の節句」です。しかし、まだ寒く明日は真冬日になるそうです。
   関東地方では低温注意報もでています。
 
  ・明日、3/3〜6まで大潮に入ります。また、種魚達は産卵に入りそうです。
   無理のないように、早朝の気温が、あまりに低い日は産卵は避けたいと思います。   
 
  ・2/19〜20産卵→2/22〜23孵化の稚魚達も順調に成長しているようです。

(2/19〜20産卵→1/22〜24孵化 :3/2撮影)


  ・稚魚の飼育舟から、冷たい大気にさらすことなく、飼育水ごと救い撮影してみました。
 
  ・稚魚達は、曲がりも無く、腹いっぱいにブラインを食べて、現段階では順調に成長
   しているようです。
 
  ・尾先が少し「おしゃもじ形」に開いてきています。
   もう少し成長を見ていかないと稚魚のレベルは判断できません。
   孵化数〜泳ぎだし〜平均の体形:真っ直ぐ〜体色〜食欲〜尾開き等の見極めです。


  ・bP〜bRの腹ともに、ほぼ同様な成長過程です。
 
  ・ブラインは朝晩の2回、必ず給餌します。
   バクテリア飼育水の中ですと、「ブラインも長生き」します。淡水の中でも12時間生きます。
   2回/日の給餌で、稚魚の飼育舟では、24時間ブラインは切れません。
   このようなバクテリア効果も、稚魚の成長には欠かせません。 

< 3月第1週の飼育状況:3/5:大潮に今年の4腹目が産卵しました! (3/5) >

  ・2/中旬の大潮を過ぎたころから、雌雄ともに態勢が整っているのに、
   「産卵が来そうで来ない日」が続いていました。
 
  ・3/3〜関東では大潮に入りました。しかし朝の寒さが厳しく、3〜4日の産卵は見送りました。
   そして、本日、3/5(土)の早朝に、今年4腹目の産卵:人工授精に成功しました。
 
  ・各地でも、この潮目に合わせて産卵が始まっています。
   「1日の雨天に産卵しました!」「3日に2腹、産卵しました!」・・・早朝頂くお電話は吉報です。  
 
  ・天気の変化も早くなっています。明日、3/6(日)は暖かく、西から天気が崩れるとの予報です。
   本州の南海上を低気圧が通過していきます。大潮と重なり、まさに産卵条件が整います。

(bSの組み合わせ雌雄 : 3/5産卵)

 ・上段が種メスです。2〜3段目が使用した種オスです。
 
 ・メスは、強烈な龍頭で、頭骨が発達し、目幅があり、太い体形。現代的特長を備えた良魚です。
  オスも各所に特徴あるエース級の4匹の精子にて、人工受精をしました。
  精子を絞ったオスの順は、2段目の左→2段目の右→3段目の左→3段目の右です。
  
 ・本日の夕刻も、産卵仕掛けをしています。明日〜明後日にかけて産卵が継続しそうです。

< 3月第2週初めの飼育状況:3/6:今朝も5腹目が産卵(自然産卵&人工授精)! (3/6) >

  ・昨日に引き続き、本日も産卵しました。
   少し寝坊をしてしまい、6時15分に確認すると産卵が始まっていました。
   今回は自然産卵と人工授精です。受精率も高そうです。
 
  ・今春、5腹目の産卵です。メスは明二歳魚です。
   やはり明二歳魚の方が早い時期に産卵させることが容易に感じます。
   三歳魚達も引き続き、産卵仕掛けをしています。

(bTの組み合わせ雌雄 : 3/6産卵)

 ・上段が種メスです。2〜4段目が使用した種オスです。
 
 ・メスは、強烈な龍頭、朱赤の鱗揃いの大変良い、色気のある現代的特長を備えた良魚です。
  
 ・オスも各所に特徴あるエース級の6匹仕掛けました。この組み合わせによる自然産卵と
  2〜3段目の4匹で人工受精を行いました。
  精子を絞ったオスの順は、2段目の左→2段目の右→3段目の左→3段目の右です。


 ・魚巣に、卵が確認できます。舟の側面や底面にも産卵しています。 
 
 ・一昨日より、息子のTAKUYAが産卵を見学しに来ています。
  観察しなが、なんとか「人工授精時の画像」を撮影いたしまた。


 ・内側にワセリンを塗布して、リンゲル液を150〜200cc程度入れた容器に、
  オスの精子を絞ります。画像では見難いですが、糸状の濃い精子が出ています。
 
 ・精子は、オスの横腹を肛門へ向けて絞ると出やすくなります。


 ・メスは、腹の中心線に沿って、肛門へ向けて絞ると画像のように、
  容器の中に絞り出すことが出来ます。
 
 *このときに、魚についた水滴は取り除きますか?・・・等のご質問をいただきますが、
  私は、魚に水滴がついた状態で、雌雄の肛門をリンゲル液の中に入れて絞ります。 


 ・そして、指先で軽くかき混ぜて、事前に汲み置いた水温が20〜23度の孵化舟に
  たすき状に撒きます。この方法で、ほぼ100%の卵が受精します。  

< 3月第3週の飼育状況:2月19〜20産卵腹は青仔に、3/5〜6産卵腹は針仔へ成長! (3/16) >

大震災の被害者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
皆様からの心温まるメールやお電話に御礼申し上げます。
予断を許さない状況が続きます、前を見て、仲間の絆を大切にして頑張りましょう。

(2/19〜20産卵、2/22〜23孵化の稚魚達は「青仔」へ)

  ・関東でも大きな揺れによる被害を受けました。
   3センチ程度、飼育水がこぼれて漏電により電源が切れました。
   すぐに電源を回復させるとともに、準備していた発電機やエアーポンプの予備器により、
   私達の生活とともに、魚達の生命も待っています。
 
  ・2月産卵の3腹は、時期が早い仔達でしたので、やはり歩留まりは、あまり良くなく、
   一回目の選別にて、画像のような稚魚に絞りました。
 
  ・それぞれの腹ごとに、特徴ある「青仔」も目に付きます。

(bTの腹:3/5産卵→3/9孵化)

  ・生後一週間を経過しました。
   孵化3日目から卵の黄身を布越しして2日間与え、
   現在は、ブラインシュリンプを与えはじめています。ブライン給餌3日目です。
   腹がブラインのオレンジ色に染まっています。

(bTの腹:3/6産卵→3/10孵化)

  ・3月の産卵の稚魚は、2月産卵の腹より、泳ぎだしも良く感じます。
   
  ・厳しい状況は続きますが、バクテリア飼育水の力を頼りに頑張ってまいります。 

         2011年バイオ飼育記録 bS