< 1月第1週初めの飼育状況:2015年、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します! (1/1) >

(雪化粧の八ヶ岳連峰)

・明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 八ヶ岳高原の麓、標高850メートルのハウス飼育場で新年を迎えています。
 年末からの冷え込みで積雪量も多く峰々は綺麗な雪化粧です。
 毎年「時間の流れの速さに翻弄される毎日」です。できることなら今年は、
 自然に抱かれ季節の流れに順応し「ゆったり」とした気持ちで進みたいと願います。 

(明二歳魚 : 12/31撮影)

・今年も例年の目標とまったく変わりません。引き続きご声援くださいませ。

・系統(血の継承)の特徴をバックグラウンドに、
 バイオバクテリアAnakas:アナカスを活用した飼育方法で
 (様々な飼育環境下において)、
 「ドキッとするような破壊力(色気と迫力)を感じる現代的ならんちゅう」の創作を目指します。
 
・バクテリアの水質浄化能力と魚体内臓機能と免疫力の向上により、
 稚魚から健康体を維持させ、稚魚〜当歳〜二歳〜親魚達の飼育を容易にします。
 
・変異を続ける新型のヘルぺスウイルスや病原菌等を常に観察して、
 これに対抗するための免疫抗体を確立して、魚達の大切な命を守ります。
 さらにデータを蓄積します。
 (昨年も、大会出陳魚、養殖魚等を含め健康体を維持でき満足できる結果が得られました) 
 
・ベランダ/バルコニー/デッキや、研究・飼育用大型ハウスの飼育場の状況を掲載させて頂きます。
 また、皆様の飼育状況や大会成績もご紹介させて頂きます。


(ハウス飼育場)

・青水のバクテリア飼育水の中で種魚達の体調は万全です。
 
・年末:12/28から冬眠中の魚達の飼育舟(3舟)の水温を上げています。
 (11月中旬から冬眠状態、約1ヵ月半の冬眠期間でした:5〜6度で冬眠)



2015年:明二歳種魚の一部画像

*種親の血統を重視し、「現代らんちゅう:前方への龍頭等」としての特徴を備えた魚、
  頭骨、全体の骨格、筒の太さ、尾形、鱗揃いの良い魚を選抜しました。

2015年:TOM43:無選別稚魚販売の予約受付を開始いたします。
     1口:無選別稚魚(300匹+α匹):\25,000(税・梱包料込み価格)

明二歳:種魚候補
オス種魚 メス種魚


明三歳〜親:種魚候補
オス種魚 メス種魚

(明二歳種魚の飼育舟 : 12/31撮影)

・青水の飼育水はサラサラです。有機物が豊富で種魚達は熟成します。
 体色、脂肪の乗りも良く、メスの抱卵状態、オスの追い星の状態も良好です。
 
・現在の飼育水温は12度です。
 1月中旬には18度まで上昇させて、2月中旬の大潮からの産卵を予定しています。
 10度を越えた時点から冷凍赤虫(2回/日)を与えています。
 (今年も、高原のハウス飼育場と東京のバルコニーで産卵させます)

< 1月第3週初めの飼育状況:東京、バルコニー飼育場の種魚達も冬眠から目覚め!順調な立ち上がりに満足! (1/13)  >

<東京:バルコニー飼育場>

・年が明けて、あっという間に1月の中旬です。
 冬型の気圧配置で寒い毎日ですが、日差しに力強さを感じます。
 週の半ばは一旦雨で寒さが緩み、その後、2月はじめまでは寒さが厳しい予報です。

(種魚達の飼育舟 : 1/12〜13撮影)

・東京のバルコニー飼育場の種魚達は1/6から冬眠起こしを始めました。
 毎日、1〜2度程度、飼育水温を上昇させてきました。
 現在の水温は18度。この水温で2月中旬の産卵期を迎えさせます。
 (山梨のハウス飼育場の種魚達も順次水温を上昇、現在18度です)
 冬眠から起こして、約1ヵ月半(45日)で産卵と考えてください。


・青水のバクテリア飼育水の中で、種魚の体調は万全です。
 画像のように、青水は一見濃く見えますが、とてもサラサラ状態で匂いも無く活き活きしています。
 手のひら上の飼育水も、バクテリアにより細かく分解された浮遊有機物が確認できます。
 これを食して魚達の体調は、さらにアップします。


・現在、冷凍赤虫を3回/日の間隔で与えています。(10〜13欠片程度/約15匹に対して)
 来週からは、朝の粒餌を開始します。バクテリアを餌に浸して与えます。
 内臓機能が活性化しホルモンの分泌も向上、さらにメスの抱卵は促進します。
 (種雌雄の性行動が加速します)


・種メスは抱卵が始まっています。種オスの前鰭には「追い星」がくっきりとでています。
 脂肪の乗り、体色も良く、有機物豊富なバクテリア飼育水での冬眠効果が確認できます。
 
*全国の皆様からも、年明けとともに「冬眠お越し・産卵状況」等のご連絡も届きます。
 「もう1腹引けた〜」という九州の方もおります。春の始まりを感じます。
 反面、産卵水温(18度)へと上昇してくると「ヘルペス」の発症により(低水温でヘルペス発症は確認できません)
 大会魚や種魚を落としてしまった〜等の聞こえてきます。(昨年は関西でヘルペス発症が多かったようです)
 是非、バクテリア飼育で魚達の免疫力を向上し、大切な種魚の健康(生命)を維持してください。
 冬眠〜産卵期こそ、魚達の免疫力の高さは欠かせません。バクテリア:アナカスの力が発揮されます。

< 1月第5週初めの飼育状況:種魚達は順調に冬眠明け!例年よりも産卵が早まりそうです! (1/25) >

<山梨:ハウス飼育場>

(明二歳種メス : 1/25撮影)

・1月最終週に入りました。
 真冬本番の時期、例年ですと冬型の気圧配置で関東地方は乾燥した晴れ日が続きます。
 しかし、今冬は天気の変化が激しく、短い周期で低気圧が通過していきます。
 晴れと雨が4〜5日の周期で繰り返し、気温の変化も激しく、
 まるで3月頃の天候のように感じます。

(ハウス飼育場の種魚舟の画像 :1/24撮影)

・青水のバクテリア飼育水も、差し換えで少しずつ透明度を上げていきます。
 現在の飼育水温は18〜19度です。
 冬眠からおこしはじめてから約1ヵ月:30日が経過しました。
 (冬眠からおこして約45日での産卵を予定しています)


・刺激を与えないようにボールを使い、汲み置き水の透明度の高い中で
 種魚達の状態を確認しました。雌雄ともに体調は万全です。


・画像のように脂肪も乗り色艶が増してきます。
 前方への龍頭も良く、一回り大きく成長してきた感じがします。
 さらに食欲が増進しています。

(種メス達の状況 : 1/25撮影)

・種メス達の抱卵状態も良好です。
 早い仕上がりのメスは、産卵仕掛けをすれば、すぐに産みそうです。
 一緒に冬眠からおこしても、その魚により抱卵状態は異なります。
 (まだ腹が硬いメスもいます。焦らないことが大切です)
 
・腹は柔らかくなり、卵管が膨れてきます。
 腹の中心線の「すじの部分」も柔らかくなり
 なんとなく腹全体が黄色(ピンク、紫)くなってきます。

(種オス達の状況 : 1/25撮影)

・種候補のほとんどのオス魚達に「追い星」が確認でき、
 腹の横を軽く押すと「精液」が出る状態まで来ています。
 
・画像の「精液」のように糸状で歯磨き粉のように濃い状態が良好です。
 押したときに「霧状に拡散してしまう精液は不良」です。
 
・今春は予定よりも早く産卵を迎えそうです、
 2月の初旬:「2/2〜5」の大潮で最初の産卵が来そうです。
 
・今後の大潮、
 「2/2〜5」、「2/17〜20」、「3/4〜6」、「3/19〜22」、「4/2〜5」、「4/17〜19」
 を目安に、産卵仕掛けをしていく予定です。 



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