< 3月第1週の飼育状況:3月入り、朝の冷え込みは厳しい中!種魚の産卵態勢良好、孵化稚魚の成長も順調! (3/2) 


・3月入りです。いよいよ春を迎えます。
 しかし東京では朝の冷え込みは、まだまだ厳しく、
 今朝もバルコニー飼育場では厚い氷が張っていました。
 隣接する公園の桜の蕾も硬く見えます。
 
・しかし、昼間の陽射し強さを増しています。
 明日から列島には高気圧が進み暖かい空気が入ります。
 今日から明日が気温変化の転換点のようです。
 週末へ暖かさが増すようです。

(bQ,bRの産卵孵化の稚魚達 : 2/28撮影)

・2/21〜22に産卵した、
 産卵ナンバーがbQとbRの腹の稚魚が誕生しました。
 2末産卵孵化の稚魚としては、とてもしっかりした稚魚が
 10000匹以上、ガッツリと孵化しました。

(種親魚達の飼育舟 : 3/1撮影)

・抜群な健康状態です。
 メスの抱卵、オスの精液の出も完璧です。
 青水の善玉菌:アナカスの飼育水の中でいきいき輝いています。
 粒餌に浸している嫌気性の「善玉君リキッド」のプラス効果も感じます。
 魚達の腸内環境を整えているからです。(成長力向上、免疫力強化)
 産卵期の雌雄の鮮やかさは格段と上がります。
 性ホルモンの分泌が上がるからです。
 3〜4月の産卵でも継続して活躍してくれそうです。

(種メスの抱卵状態 : 3/1撮影)

・とても良い抱卵状態です。
 腹は柔らかく膨らみ、腹の中心のすじも柔らかくなっています。
 卵管も開きかけています。すぐに産んでしまいそうです。
 来週、3/7〜10の大潮に合わせて産卵仕掛けの予定です。

(種オスの産卵態勢の体形 : 3/1撮影)

・オス達も良い状態です。
 オス達の体形にはシャープを感じ、両前鰭には追い星がくっきり。
 軽く横から腹を押すと、歯磨き粉のような濃い精液が出ます。



(bQ,bRの産卵孵化の稚魚達 : 2/28撮影)

・水温20度で5日間で孵化。
 7日目から、ゆで卵の黄身を布濾しして与え(1〜2日)、
 2/29〜ブラインシュリンプの給餌を開始しました。
 
・220リットルのセメント舟に稚魚達がビッシリです。
 孵化数、孵化後の泳ぎ出し、大きさと体形ともに良好です。
 今春の稚魚達には強じんさを感じます。
 今後の成長を期待しています。

< 3月第2週の飼育状況:3月上旬の大潮と低気圧!さらに気温の高さで産卵ラッシュに突入! (3/9〜11) 

・昨日まで、非常に気温が高く初夏を思わせる天候になりました。
 3/7〜10の大潮、さらに低気圧の通過により産卵ラッシュです。
 しかし今日からは冬の寒さに逆戻り、三寒四温を繰り返しています。


・魚達は春本番を感じて、激しい産卵行動に入りました。
 種魚達の体調の良さを見ていると「気持ちよく:勢い!」を感じます。


・東京バルコニー飼育場では、3/7〜8に4腹の産卵がありました。
 卵の色艶、精液の濃さ等良く、
 ほぼ90%以上の授精率が翌日に確認できています。

(bS:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/7産卵)

・1段目が種メス(明三歳)画像です。
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・4匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(bT:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/7産卵)

・1段目が種メス(明三歳)画像です。(今春の2番腹です)
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・4匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(bU:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/8産卵)

・1段目が種メス(明二歳)画像です。
 2段目が種オス(明二歳)画像です。
 3段目が種オス(明三歳)画像です。
 
・4匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(bV:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/8産卵)

・1段目が種メス(明二歳)画像です。
 2段目が種オス(明二歳)画像です。
 3段目が種オス(明三歳)画像です。
 
・4匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(2月中旬孵化の稚魚達 : 3/8撮影)

・2月中旬孵化の稚魚達は「青仔」の大きさまで成長しています。
 早い時期の産卵孵化の稚魚ですが、想像以上に「しっかり」しています。
 
・今春、産卵時の卵や精液、孵化稚魚を見ていると「とても強じん」です。
 「無選別稚魚」を全国にお送りしていますが、全匹が元気に到着。
 少量の匹数が落ちることがありません。(輸送と気温差をものともしません)
 善玉君リキッド(嫌気性の善玉菌)が腸に根付き、http://goldfish-shop.jp/
 免疫力と成長力が、さらに向上していように実感し、
 皆様からも、同様なご報告をいただけます。
 
・まだまだ産卵が継続します。ご期待くださいませ。

<3/10:ハウス飼育場でも産卵継続>

・列島に寒気が入り、真冬の寒さに逆戻りです。
 関東各地で雪がちらついています。
 来週の半ばからは気温が上昇、いっきに暖かくなる予報です。

(bW:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/10産卵)

・1段目が種メス(明二歳)画像です。
 2〜3段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・4匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:9割以上、自然産卵が1割程度でした。
 卵数も多く、本日(産卵翌日)の受精状況も良好です。
 メスの派手な柄を継承した稚魚の誕生を期待しています。



< 3月第3週の飼育状況:稚魚達の孵化も順調、針仔〜青仔〜黒仔へと成長、選別作業におわれます! (3/19) 


・初夏を思わせる気温です。暑さまで感じています。
 暖かい南風が入り、昼間の気温は20度を超えてきました。
 桜の蕾も、黄緑色に膨らんでいます。
 この連休中に東京では開花のようです。月末までには満開です。
 「暑さ寒さも彼岸まで」、近年、気候変動の影響はあるものの、
 季節の移り変わりを強く感じる節目の時期を迎えました。

(3/7〜10の大潮:産卵:
孵化稚魚の画像 : 3/18撮影)

・3/上旬産卵:孵化の稚魚達もブラインを食しています。
 とても良い稚魚の誕生です。
 体形も真っ直ぐで大きく、色艶も抜群です。
 稚魚全体が平均的に揃っていることを感じます。
 期待したいと思います。

(2月孵化の稚魚達は青仔〜黒仔へ:
 3/18撮影)

・各腹、とても:健康体に成長しています。
 青仔〜黒仔へと成長しています。
 
・黒仔達が群れで泳ぐ様子は爽快です。


・ブラインと冷凍赤虫を、たらふく食べて育ちます。
 善玉菌:アナカスが腸内に根付き、成長力と免疫力が上がります。
 水質浄化能力も高く、善玉菌バクテリア飼育は容易です。
 多忙で飼育スペースに限りのある方々にもお勧めです。
 らんちゅう飼育は難しいものではありません。


・今春の稚魚は、特に頭骨が大きく、尾張りが強く感じます。
 早い時期の産卵〜孵化稚魚としては歩留まりも良いようです。
 
・選別には気をつける必要があります。
 現段階でちょうど良い尾形を残すと、成長とともに張り過ぎてきます。
 少し尾開きが弱めの魚も残すことが大切です。

*無選別針仔も全国の皆様のお宅に元気に到着しています。
 
*近日中に青仔〜黒仔セットを販売開始します。
  (選別で残った良い稚魚達です)
  ご期待くださいませ。

< 3月第4週の飼育状況:3月下旬の大潮で産卵ラッシュ!稚魚の平均的な出来も良好! (3/24〜26) 


・昨日までの暖かさで桜も各地で開花です。
 隣の公園の桜も、ほんの少し咲いてきました。
 しかし、一転、今朝からは寒気が入り「寒の戻り」。
 「花冷え」が来週の月曜まで続く予報です。
 満開は月末〜4月の初めのようです。


・3/下旬の表の大潮、22日の夜は満月がとても綺麗でした。
 この大潮で産卵ラッシュに入りました。
 飼育舟が受精卵で溢れます。


・この時期、卵の色艶、そしてオス達の精液の良さを感じます。
 とても良い産卵を迎えることが出来ています。
 全て予定どおり、種雌雄の組み合わせにも満足です。
 二番腹の産卵にも期待が膨らみます。

(bX:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/22産卵)

・1段目が種メス(明三歳)画像です。(今春の二番腹)
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3〜4段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・連日の産卵になるため、種オス達の負担を減らすため、
 6匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:7割以上、自然産卵が2〜3割程度でした。

(10:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/22産卵)

・1段目が種メス(明三歳)画像です。(今春の二番腹)
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3〜4段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・連日の産卵になるため、種オス達の負担を減らすため、
 6匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:7割以上、自然産卵が2〜3割程度でした。

(11:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/23産卵)

・1段目が種メス(明二歳)画像です。(今春の二番腹)
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3〜4段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・連日の産卵になるため、種オス達の負担を減らすため、
 6匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(12:産卵組み合わせ雌雄画像 : 3/23産卵)

・1段目が種メス(明二歳)画像です。
 2段目が種オス(明三歳)画像です。
 3〜4段目が種オス(明二歳)画像です。
 
・連日の産卵になるため、種オス達の負担を減らすため、
 6匹のオスの精液を均等に容器に入れて人口受精しました。
 人口受精:8割以上、自然産卵が1〜2割程度でした。

(3/上旬孵化の稚魚達 : 3/23撮影)

・暖かい日を狙って選別作業を進めました。
 画像の稚魚達は、選別後に残った仔達です。


・一回目の選別としては、とても良い歩留まりになりました。
 稚魚達で飼育舟が溢れます。
 ハウス飼育場への展開も進めます。

(2月孵化の黒仔達 : 3/23撮影)

・黒仔達は、冷凍赤虫を主体に、ブラインも与えています。
 凄い勢いで食しています。健康体に成長しています。
 
・気温が上がりましたら、黒仔と青仔の販売も開始いたします。

[参考:選別方法の目安(毎年掲載)]



・この時期の選別は、上見で尾の状態を基本に選別します。
  (「ジャミッコ」と呼ばれる、未熟で完全に体の曲がった魚やフナ尾の魚は当然はねます)
 
@からBまでの尾形の魚を残します。
 
・この時期で@の尾形の魚は、飼育していくと次第に尾の張りが強くなり過ぎることがあります。
 (この場合は、若干水深を深くとってあげると、このままの良い状態の尾を維持できます)
 
Aの尾形の魚が、この時期としては一番良い状態と考えます。
 稚魚の背は、まだ出来上がっていません。
 これから、「背」や「とまり」が決まってくると尾は前へ出てきて、ちょうど良い尾形が形成されます。
 
Bの尾形は、逃げていますが、系統によりこれから開いてくる可能性を秘めています。
 ここまでの尾方の魚を残します。
 
・また、Cの画像は、絵が下手で恐縮ですが、この時期に背を見て選別する必要はないということです。
 これから、稚魚の背が弧を描くように仕上がってきます。その時点で、凹部分は埋まってきます。
 この時期で横から背を見ての選別は不用と考えています。

◎お恥ずかしいですが、以前、下記のような図式の選別方法も記載いたしました。
  参考程度にご覧くださいませ。

「選別時の参考図」によるご説明




 最初の選別では、上図のbPのように体がまっすぐな魚を残します。
  系統により尾の開きが遅く、一ヵ月半もかかるものもあるので、
  尾の開きを厳しくとらないことが大切です。

 ・bQのように特別小さい魚、
  bRのようにフナ尾の魚、
  bSのように体が曲がったり尾の付けが曲がった魚、
  bTのように、目先が無い魚や片目の魚、
  また、尾が開き過ぎて泳げない魚は、はねます。

  最初の選別で、どの程度残るかで、その腹が評価できます。
  (バクテリア飼育では選別を遅らせる事が出来るので、
  私は一ヶ月から一ヶ月半位に最初の選別を行います。
  しかし、たまにボールで救って、フナ尾の魚は餌が無駄になるので
  早めにはねます)

 ・2回目の選別は二ヶ月位で行います。
  尾はbUの感じの魚を残します。
  尾が「おわん」のような曲線を持つ魚を残します。
  bVは尾がすぼけていて、茶わんをひっくり返したような尾です。

 ・また、bWは「さし尾」です。
  魚を断面から見ると尾付けの部分に膜がはったように見えます。
  とかく、「さし尾」の魚は尾形が良いのですが、フナへの先祖帰りで、
  ゆくゆく頭が出ない魚になると言われています。

 ・bXは腰高の魚で、この時期は背の浅い魚を残すべきです。
  成長とともにどんどん腰が高くなっていきます。
  bP0は頭の後ろが高い魚です。
  bP1は、尾に摘みのある魚です。このよな魚も早めにはねます。



・真冬のような気温が続いています。
 空を見ると透き通って「冬の空」
 北風に乗って、釣鐘状の浮雲が流れていきます。

(2月孵化の稚魚達 : 3/25撮影)

・気温が低く、洗面器にすくっての撮影はしていません。
 画像は、半分程度の水換え時に撮影しました。
 
・黒仔達は、群れをなして善玉菌:アナカス飼育水の中を
 元気に泳ぎます。
 冷凍赤虫とブラインを食べて成長も体形も良好です。

(小淵沢高原に「ふきのとう」)

・標高800〜900メートルの高原にも、
 ゆっくりと春がやってきます。
 まだまだ極寒、木々や草達の新芽はなく桜の蕾も固いのですが、
 「ふきのとう」が群生になって春の訪れを伝えてくれます。

YouTubeのチャンネルを作成しました。

画像をクリックしてください、動画が流れます。

*順次、季節に対応した飼育状況や飼育ポイント等も
  YouTube動画にいたします。是非、ご覧くださいませ。

2016年:TOM43:作出当歳魚を個別販売中です。
*個別のご注文受付中です。ご要望を伺い(メール・TEL)
  該当魚(◎当歳魚、◎二歳魚)の画像と動画でご紹介致します。
  ご遠慮なくお問い合わせください。



*善玉菌(善玉バクテリア)事業が、官民一体となった新規事業に選ばれ、
 地元の協力得て推進しております。(魚類〜犬・猫・小動物・鳥類〜人へ)
 腸内環境を整えて、成長促進、免疫力を強化させます。
 (善玉菌の力で腸内フローラを整えて、体内の消化酵素や代謝酵素の働きを活性化)
◎人用:善玉菌飲料:「八ヶ岳の恵」
◎犬・猫・小動物・鳥類用(畜産、養鶏等含む):「腸内ケア」
◎金魚・熱帯魚・海水魚(養殖含む):「善玉菌アナカス」「善玉君」



応援宜しくお願い申し上げます。

金魚ランキングへの投票もお願い致します

         2016年 飼育記録 bS