< 2月第3週の飼育状況:今春はじめての産卵か来ました!予定より少し早く!良い卵と精液!種魚達が体調万全の証です! (2/15)


<東京:バルコニー飼育場>


・2月中旬、いよいよ産卵シーズンの到来です。
 1/8〜冬眠からお越しはじめて、40日弱で産卵が来ました。
 昨日、2/14には、魚巣を入れてないのに産卵行動があり驚きました。
 産卵行動が来ることは、種魚達の体調万全の証だと思います。



・暖冬といいつつ厳しい寒さが続いています。
 隣の公園の桜の蕾もまだまだ小さく、本格的な暖かさは遠く感じてしまいます。
 来週からは暖かくなる予報で、桜の開花も東京では3/23、例年より3〜4日早まるようです。


(産卵:種魚達の産卵舟の状況:2/15早朝撮影)

・昨日、フライングで産卵が来たので、大潮を待たずに魚巣をセットしました。(関東の大潮:2/18〜21)

・2/15:早朝5時、真っ暗な中でバルコニー飼育場の種魚達の舟を確認すると産卵が始まっていました。
 魚巣には卵が産みつけられていて、オスがメスを勢い良く追っていました。自然産卵は進んでいます。

・撮影もしたかったので、明るくなるのを待ち、6時半過ぎに魚達と魚巣の状態を確認して人口受精も行いました。
 画像のように、自然産卵と人口受精にて、2腹の仔引きを行いました。

・孵化舟に魚巣と30センチのボールの網に産み付けられた卵を移して、格子網を重石にして沈めます。
 エアレーションして、善玉菌アナカスを投入し、水温20度にて約5日で孵化予定です。



・自然産卵で魚巣に産み付けられた卵も多く、
 この時期としては、人口受精でも想像以上な卵数が出て良い産卵だったと感じます。
 卵は飴色、精液も濃く、受精率が高いことを祈ります。
 しかし、まだ早い時期の産卵なので大きな期待は致しません。

(bP:産卵組み合わせ雌雄画像 : 2/15産卵)

・1段目が種メス:2匹(明二歳)の画像です。
 2〜3段目が種オス:4匹(明二歳)の画像です。
 
・人口受精では、2段目のオス2匹を主体に、
 バックアップで3段目のオス2匹の精液を使用しました。
 「人工授精:約50%」、「自然産卵:約50%」くらいです。


・孵化舟は、孵化の完了まで、画像のようにスタイルホームにて完全に遮光します。
 遮光するのは、太陽光の紫外線の影響(卵への)を抑えるためと言われています。





・毎年使っている魚巣を天日干しです。(熱湯にて洗った後、干しています)
 ビニールの荷造りテープを裂いて、ぼんぼり状にして重石を着けて使用します。
 手作りで安価にできます。
   
・人口受精の準備もしました。今年も、この季節が来たと実感します。
 小鉢の内側に白ワセリン(200円〜300円)を指で均等に薄く塗布します。
 (白ワセリンの代わりに、ラップを使用する方法もあります)
 リンゲル液500cc(300円前後)を、各どんぶり等に約150〜300cc入れて、
 その中で精子と卵を絞り、人口受精をさせる方法です。
 (人口受精に必要なものも、とても安価に準備できます)

< 2月第4週の飼育状況:産卵も順調にスタート!自然産卵と人口受精:卵の受精率も高く!孵化が始まりました (2/19)



<東京:バルコニー飼育場>

・今週は春らしい天候が続いています。3日晴れて雨が来ます。
 天気予報の気圧配置も「春の天気図」、日本列島を高気圧と低気圧が交互に通過していきます。


(孵化4日目の受精卵:2/18昼撮影)

・2/15に産卵、自然産卵と人口受精で4日が経過しました。


・人口受精では、画像のように90%以上が受精しています。
 卵の中には、黒く、稚魚の姿が形成されています。
 本日、2/19の早朝に確認すると孵化が始まっていました。
 (今日は天候が悪く、近日、孵化した稚魚も撮影いたします)



・魚巣に産み付けられた卵の受精率も高く、
 無精卵で白くカビた卵は、ほとんどありません。
 2月の早い時期の産卵としては、とても受精率が高く驚いています。




< 2月第4週末の飼育状況:孵化が完了!泳ぎ出しの良い稚魚が誕生!今朝:2/23も産卵!順調に産卵が継続しています! (2/23) 



<東京:バルコニー飼育場>

・近所の梅の花も開花しています。まだまだ寒暖差はあるものの春本番入りを感じます。
 今シーズンから掲載しています「ユーチューブ飼育記録」へのご声援にも感謝しております。


(bP産卵:2/15の稚魚達:2/22撮影)

・2/15産卵、2/19〜孵化、2/20朝は孵化完了。
 2/22〜:ゆで卵の黄身を布濾しして、朝と夕方に給餌を開始しました。
 本日、2/23の夕方からブラインを与えています。



・泳ぎ出しの良い(立ち上がりの良い)稚魚が誕生しました。
 稚魚達は皆、泳ぎまわり、卵の黄身を食しています。

・2月の早い時期の産卵としては、稚魚の体形や匹数ともに満足です。




(2/23:早朝の産卵:2/23早朝撮影)

・早朝、5時に産卵舟を確認すると、すでに産卵が始まっていました。
 産卵舟の外まで、バシャバシャと水がこぼれて激しいものでした。




(bQ:産卵組み合わせ雌雄画像 : 2/23産卵)

・1段目が種メス:2匹(明二歳)の画像です。
 2〜4段目が種オス:6匹(明二歳)の画像です。
 
・左の更紗のメスは、ほぼ自然産卵になってしまい、右のメスで主に人口受精しました。 
 人口受精では、2と3段目のオス4匹のオスの精液を使いました。
 自然産卵では、主に、この6匹が活躍していました。
 「人工授精:約30%」、「自然産卵:約70%」くらいです。



(孵化舟の状態:2/23撮影)

・夜中から自然産卵は始まっていたようです。
 魚巣には、たくさんの卵が付いています。

・人口受精は6時過ぎから開始、30%くらいは卵が残っていたようです。
 画像のように、卵と精液の状態は良好でした。

・2/27頃から孵化が始まる予定です。




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