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平成16年度 観魚会・春期品評大会成績報告

 4月4日、東京は冷たい雨、昨日までの「お花見に絶好な暖かい天候」は一変。 
 真冬なみへと逆戻りしたような一日になってしまいました。 
 気温・水温も低く参加された方々、魚達にも辛い大会です。 
 でも、さすが「観魚会」参加される方、ギャラリーの方は多く、「熱い一日」でした。 
 また、ホームページを通じて知り会えた、大勢の方々にも直接お会いすることができ、
 本当に楽しいひとときでした。 

大会風景
審査風景

 春期大会は、「親の部」と「二歳の部」で行われます。 

 産卵時期でもあるため、出品する魚は負担の少ない雄を選びました。 
 (種としても活躍中です)
   
   ・親の部へ三歳を1匹−−−優等:立行司

   ・二歳の部へ4匹  −−−優等:立行司、行司一、脇行司一、前頭二西

 上記のとおり大会の結果は、4匹が役、1匹前頭でした。  

 (私の判断では「前頭二西」が一番良い魚で、秋へ向けての期待の一匹です) 

  良血という背景とバイオバクテリアにより、魚の仕上がりは想像以上でした。 
 また、「大会魚」兼「種魚」として両用できるのもバクテリアによる抵抗力だと感じます。 

 親魚の部

立行司

 親としては三歳なので、全体と比較して少し小ぶりでしたが、尾筒、尾形が抜群で、
 私の好きな頬白赤勝更紗です。秋の本大会へ向けて、バクテリアでさらに大きさを出します。
 観魚、日らん両大会へ出品予定です。 


弐歳魚の部
立行司

 龍頭の更紗で尾筒、尾形が良く、ここまで種雄として飼ってきました。 
 当歳時は、尾の張りが強すぎましたが、二歳となり、尾先をおろし大会魚としても使えるよう
 になりました。審査員の方からも秋へ向けてさらに良くなると誉めていただけました。 

行司一

 龍頭の赤勝更紗で、特に色上がりよく朱赤で、尾肩を効かせた泳ぎで切れのある 粋な魚で
 す。 


脇行司一

 黄頭更紗で、色上がりよく、尾形が最高(お手本のような尾形)です。
 泳ぎも良く、今後大きさを出せば秋には期待の一匹となります。 


前頭二西

 龍頭頬白赤勝更紗で、太く鱗も綺麗です。泳ぎも良く一番自信があったのですが、寒くて泳
 がなかったの残念です。有名なブリーダーの方々からも、出品した二歳4匹の中でも、「この
 魚が一番」と言っていただけました。ギャラリー人気もあり、秋の本大会でリベンジです。 



 ○三島の千葉さんが、入賞した方々へ手作り選別網をプレゼントしてくださいました。 
  みなさん、その高級工芸品のよな選別網に「感激」×「感動」していました。 
  千葉さん、雨の中、遠方から来て頂き本当に有り難うございました。    
    
 ○雨のため、宗家と一緒に記念撮影はできませんでした。残念。 
  
 ○当歳の研究会は7月第1日曜です。また、みなさんとお会いできるのを楽しみに しておりま
  す。 

 ○大会から帰った魚は、汲み置きした新水18度、事前にpH5.4の養生舟で2日程度、休
  めます。(餌は切りません)そして雄舟へ戻します。
  そしてまたすぐに種雄として働きます。
  (私はあまり働きませんが、魚とバクテリアは良く働いてくれます)  

 ○今日、5日から大潮、また仔匹のチャンスです。 
  いろいろな雌雄の組み合わせをイメージして、良い仔を引きたいと思います。