< 4月第1週の飼育状況:孵化状態良好!(4/2) >

 ◎ 3/27、28産卵の稚魚が孵化完了(3/31、4/1孵化完了)、また卵の黄身から給餌スタート!

ベランダ越しのサクラも散りはじめました: (4/2撮影)

 ・4/2の夕方、東京でも雨が降り始めました。今晩は、風と雨が強まる予想です。
 
 ・満開の桜の花も散り始め、これから葉桜へと進みます。
  (桜の開花時期、寒暖の差が激しくなります。稚魚舟の水温維持が大切です。20〜22℃程度)
 
 ・3/27〜28日に産卵した卵も、昨日までに孵化を完了しました。20℃の水温にて5日間で孵化させました。
  (昼間は、日差しの関係で水温は急激に上昇します。日除けをしながら水温を維持させました)
 
 ◎らんちゅう仲間から、「稚魚が全滅」!との連絡を受けました。とても驚きました。
   原因を聞いたところ、不在時に「建物点検で2時間停電したよ・・・」とご家族から聞いたそうです。
   とても辛いことです。種親魚はゆとりあるスペースに匹数も少なかったので助かりました。
   しかし、稚魚は孵化数も多く、すでに青仔の大きさまで育っていました。
   これでは、酸欠であっという間に全滅です。
   皆さんも、停電には特に注意してください。エアレーションが止まったら終わりです。

孵化舟の画像: (4/2撮影)

 ・画像をご覧ください。まだ、卵の黄身を与える前です。稚魚は、舟の底から側面へと泳ぎまわっています。
  このよな状態から、「立ち上がりの良い稚魚」として判断をしています。
 
 ・孵化後、いつまでも、舟底に張り付いているようでは期待できないように感じます。
 
 ・人工授精により孵化率が高く、産卵舟の中は、針仔で真っ黒になってしまうほどです。

孵化舟の画像: (4/1〜2撮影)

 ・3腹とも孵化が完了しました。皆、状態は良さそうです。
 
 ・孵化後、3日目から卵の黄身を布濾しして与えます。
 
 ・同時に、この日から、バイオバクテリアAnakas(アナカス)A・Bの投入を開始します。

 ・今月も、10〜14日の間隔で産卵は続きます。魚にとっては季節にあった自然の中での産卵となります。
 

 *驚異のバクテリアのページへ掲載させて頂きました。重複してしまいますが、是非、ご一読くださいませ。
 
  <バイオバクテリアAnakasA・Bの観賞魚飼育(水槽飼育等)全般への効果的活用法>
       *淡水・海水へも適用可能です。        
 
    ◎ 汲謔アいち店長:上松さん・仲間からの知見を頂き、
          バイオバクテリアAnakas(アナカス)は「皆様の観賞魚飼育等をより快適にいたします!」
          
    ◎ 水槽飼育への容易な活用方法等をご紹介いたします。
                    「水槽ろ過飼育でのバイオバクテリアAnakas(アナカス)の使用方法等」


 ・バイオバクテリアAnakas(アナカス)は、画像のように「糸つきお茶パック」「洗濯用:くず取りネット」に入れて、
  飼育水槽や舟に設置するだけで、簡単にバイオ飼育を可能とします。
  (飼育水温の中で、ゆっくりバイオバクテリアは沸き、善玉菌としての優先種を確保し飼育水が安定します)
  (低水温〜高水温での観賞魚[淡水・海水可]の飼育に適用できます) 
 
 ・この方法は、以前から皆様からもご提案されておりました。(観賞として透明度を上げて飼育するための工夫として)
  さらに、専門的観点から「よこいち店長」様より推奨され、水槽飼育や舟、さらには、たたき池でも利用可能です。
 
 ・ちょっとした工夫、裏技のご紹介です。


 ・画像のように、バイオバクテリアAnakas(アナカス)、
  そして、100円均一のお店等で「糸つきお茶パック」「洗濯用:くず取りネット」をご購入ください。(とても安価です)

 ・「糸つきお茶パック」にバイオバクテリア(1グラム程度)を粉のまま入れます。
 
 ・水槽の上部や飼育舟に浮かせてください。
 
 ・この方法は、浄化と活性化を目的としたAバクテリア、免疫効果を固める目的のBバクテリアでも可能です。
 
 ・粉状態の場合はABとも一緒のパックに入れてセットしても効果に問題はありません。
  (Aは糠に培養、Bは籾殻に培養)
 
 *通常、お湯でバクテリアを沸かしてから投入する場合は、必ずAとBを別の容器で沸かしてから飼育舟等へ
   投入してください。
   (沸かす時点で、AとBを一緒にすると、その時点ではバクテリアの餌が存在せず、その効果が薄れます。
    飼育舟の中に投入した時点からは、即、糞や食べ残しの餌等がバクテリアの餌となります)

 ・「洗濯用:くず取りネット」も活用できます。
 
 ・この場合は、粉状態での投入も可能ですし、沸かしたバクテリア水の投入にも使用できます。
  培養している糠や籾殻を飼育水へ入れたくない場合、透明度を高めて、より綺麗に観賞したい場合に試してみてください。


バイオバクテリアAnakas(アナカス)の水槽ろ過飼育における使用方法(by よこいち店長)

  バイオバクテリアAnakas(アナカス)は、飼育環境(飼育魚)の浄化・活性効果を目的とした「Aバクテリア」と、
  免疫力を高める効果を目的とした「Bバクテリア」から構成されています。
 
  「Aバクテリア」は、バクテリアを糠(ヌカ)に培養されています(粉体)。
  「Bバクテリア」は、バクテリアを籾殻(モミガラ)に培養されています(粉体)。
 
  自然界のバクテリアを強化ブレンドしまもので、必要なときに適量を、下記の要領で飼育水槽へ投入することにより、
  より良い効果が得られると思います。

  バイオバクテリアAnakas(アナカス)は、飼育環境(飼育魚)の浄化・活性効果を目的とした「Aバクテリア」と、
  免疫力を高める効果を目的とした「Bバクテリア」から構成されています。
 
  「Aバクテリア」は、バクテリアを糠(ヌカ)に培養されています(粉体)。
  「Bバクテリア」は、バクテリアを籾殻(モミガラ)に培養されています(粉体)。
 
  自然界のバクテリアを強化ブレンドしまもので、必要なときに適量を、下記の要領で飼育水槽へ投入することにより、
  より良い効果が得られると思います。
 

 屋内飼育でろ過器を使用している環境でアナカスを使う上での使用方法、留意点など
  を記述致します。あくまでも私個人の考えですので、全ての方達に適応するとは限り
  ませんので、その旨を御了解下さい。
 
 1.エアーレーションをする。
    外部フィルター、上部フィルター、外掛け式フィルターなどだけでの使用は避け
    てエアーポンプを使ってのエアーレーションを必ずする。
    水作 エイトS、M、フラワーDXなどの投げ込み式ろ過によるエアーレーションでも可。
     (アカナスは好気性バクテリアの為、高水温時の酸素不足を避ける為。)
 
 2.アナカスの使用量/使用方法
  (1)60cm水槽(約50L)で付属のサジでA,B共に1/3〜1/4の量。
     使用量は通常使用(エアーレーションのみ環境)の1/2〜1/3で
     問題はないように考えます。
     徐々にバクテリア環境に慣らす方が良いように思います。
 
 (2)最初の1週間は1日1回、その後は週に1回〜2回追加投入する。
     水換え時には、水換え量に応じたバクテリア量を追加投入。
     泡の状態で判断する。 (酵素の働きで虹色の泡が確認できます)
 
 (3)万一、培養が面倒な場合にはA,B共に水槽に直接投入しても可。
     (お店ではこの方法で全水槽に使用しています。)
     魚がアナカスの『培養体のヌカ、モミガラ』を食べるが問題はない。
     但し、初期転覆病(沈没病)の魚がいる場合には培養して上澄みだけを
     入れる。(『培養体のヌカ、モミガラ』を食べさせない)
 
3.使用上の留意点
  
  (1)極端に古い水の状態からの使用はしない。水換えを長期間していない水槽で
     使う場合には1/3程度の水換えをしてから使用する。
     (溶存酸素量が低い状態での使用は避ける。)
 
 (2)アナカスの。(『培養体のヌカ、モミガラ』が物理ろ過部分(上部ろ過のマットや投げ込み式ろ過の 
     マット)に溜まり、目詰まりを起こしやすい。
     この為、定期的な掃除又は交換が必要となる。
  
  (3)万一、アナカスを使って魚の状態が悪くなった場合(呼吸が早い、元気がな 
     いなど)にはすぐに水換えを1/2程度する。
     これでも魚の状態が良くならない場合には、
     早めに隔離して塩水浴などの対処をする。
     アナカスは、『魚の状態が良い場合にはより良い状態になる』が、
     『魚が元気が無い時に使うと逆効果』となることもある。
  
 (4)殺菌灯、オゾナイザーなどとの併用は不可。
    (アナカスは、浮遊性バクテリアの為に殺菌効果のある商品との併用により死 
     滅する。)
 
 (5)カキガラ、サンゴなどのPH(ペーハー)をアルカリ性に保つ商品との併用は 
     問題なし。
 
 (6)上記の物理ろ過部分の目詰まりや水の濁りを避ける為には、培養した上澄み 
     だけを入れる。この方法でも十分に効果は得られます。
 
 (7)アナカスで水換え頻度はかなり軽減できますが、水換えをしないのは良くない。
   (餌の量、魚の匹数にもよるが月に2〜1回、1/3〜1/2の量の水換えは必要。)
 
 
(有)よこいち 上松
  横浜市鶴見区上の宮1ー9ー27
  TEL:045-572-9317
  FAX:045-575-2629
  月曜日定休日
  
http://www4.ocn.ne.jp/~yokoichi/



< 4月第1週後半の飼育状況:産卵・稚魚の状態とも良好!(4/7)

◎ 4/6:「6腹目の産卵」に成功!2月孵化、3孵化の稚魚の成長も順調です

・新年度に入り、慌しくも新鮮な雰囲気は漂っている感じがいたします。しかし、バタバタの毎日です。
 自身の体調にも注意を払いながらの「らんちゅう飼育」をと心がけております。
 
・4月に入り、種魚達は、次々と産卵態勢となります。
 やはり、バイオバクテリアAnakas(アナカス)飼育の威力と感じています。
 「今年は、なかなか産卵しないよ・・・」とのベテラン(凄腕)の方々からの連絡も頂きます。
 その反面、まだ、らんちゅう飼育を始めて間もない方でも、バクテリア飼育の環境下で、
 上手に、順調に産卵させていらっしゃいます。本当に嬉しく感じております。
 飼育経験の差等に関係なく、難しいと言われている「現代らんちゅう」を容易に飼育できるように、
 このバイオ飼育記録を通じてマニュアル化していきたいと思います。
 
・例年にないほど種魚の調子が良く、次々と産卵し、種魚達に「あおられた生活」となっております。
 このような状況も、魚が健康体であるからこそだと思います。
 
・注意しなければいけないのは、自然災害や不慮の事故です。
 あとは過度な給餌等、世話のし過ぎや、いじくり過ぎによる「魚達への過負荷」だと思います。
 (ブラインの与え過ぎに注意してください。プリンのスプーン一杯でも相当な量です。
  先日、与え過ぎて「赤潮」のよにして稚魚を落としてしまったとのご相談も頂きました)

孵化舟の画像: (4/6撮影)

4/6産卵の種親(雌雄)の画像

 ・3/27に産卵したメスが、ちょうど10日後の4/6の早朝に産卵いたしました。
  (卵の熟成、卵の数、出も良く、リンゲル液の容器の中で完璧な人口受精を完了しました。
    ほぼ100%の受精率です。孵化舟には卵がいっぱいです。)
  (人口受精が完璧ですと、くっつきあった卵も受精しており、無精卵による白カビの発生もなく孵化率が高いです)
 
 ・前回の産卵後も調子が良く、3〜4日後から卵を持ち始めたようです。(健康体を維持しています)
 
 ・来週の大潮にあわせて、次の産卵を計画しておりましたが、
  メスの腹は出来上がり、オスも追い行動が見られたため、産卵舟に雌雄をあわせました。
  「らんちゅう」だけに集中していられないので、今回も産卵舟にはバイオバクテリアAnakasの
  Aバクテリア(浄化・活性化)の上水を投入し、産卵舟の水質維持を容易にしての態勢としました。
 
 ◎画像と文章での記載では、その時の状況を正確にお伝えできず、ご質問も頂きます。
  
  Q:人口受精の方法には、「リンゲル液の容器による産卵」「洗面器の中で洗濯機のようにしての産卵」
    「産卵舟の中で雌雄を持って絞る産卵」等がありますが、どのような順序で、どの方法を優先するのですか?
 
  A:産卵が、まさに始まったばかりで、メスの卵の出が良い状態や、オスの精子が逆に少ししか出ないようなときは、
    迷わず、「リンゲル液の容器による産卵」とします。
    このように卵が多く精子が少ないときに、リンゲル液の容器による受精が有効です。
    メスの腹の中に精子を入れて受精させるとお考えください。
    リンゲル液は体液であり、卵と精子の間の水等の抵抗体が無い状態なので受精率は上ります。
    
    精子も多く、卵も出やすい状況では、「洗面器活用による受精」で十分だと思います。
    もっとも容易な人口受精の方法だと思います。
 
    最後に、以上の順で人口受精を行った後でも、産卵舟の中では雌雄の産卵行動が見られます。
    腹に残った卵を魚の巣に絞り、オスの精子を、そこにかけてあげるという感じで人口受精を進めております。
    (「産卵舟の中で雌雄を持って絞る産卵」)

2/17孵化の稚魚画像: (4/6撮影)

 ・ 画像のように黒仔にまで成長しております。
 
 ・朝と晩のブラインは継続して与えています。
 
 ・可能な範囲で、冷凍赤虫も併用して与えています。(2欠片程度:各舟に50〜70匹程度を放匹しています)
 
 ・水温は、最低でも20℃をキープしています。バクテリアは1回/3〜4日の間隔で投与しています。

2/27孵化の稚魚画像: (4/3〜6撮影)

 ・ 2/27の孵化の仔も成長しております。
  先日の電源のショート事故により、一時、体調を崩しましが、画像のように黒仔前の段階まで来ております。
 
 ・期待できそうな感じがいたします。(我が仔は可愛く、とかく良く見えてしまいます)
 
 ・このように人為的ミス等により、調子を崩してしまうことや、病気等は必ず超えなければならないハードルです。
  稚魚の段階では、抵抗力も無く、急激な薬治療等は禁物です。(全滅の恐もあります)
  ゆっくり焦らず、0.2%程度(人間の体液程度)の飼育塩水で、様子を見てあげることが良いと思います。
  
 (私は、この治療の間も浄化効果のある「Aバクテリアの投入」を継続し、ブラインも与えながら治してしまいます)
 
 (餌を切って治療される方も多いと思いますが、栄養が無ければ回復は見込めないと思っております。
   元気な仔から食べ始め、次第に回復してきた仔も、つられて食べるようになって回復していきます)

3月31孵化(2腹)の稚魚画像: (4/6撮影)

4月1孵化の稚魚画像: (4/6撮影)

 ・各腹の仔とも、皆、元気にブラインを追って食べます。
 
 ・腹はブラインで赤色となります。
 
 ・人口受精のため孵化数が多く、トロ舟を臨時設置して極力広げて飼育していきます。

「冷凍ブラインの優れもの」画像: (4/6撮影)

 ・先日もご紹介しましたが、ブラインシュリンプも厳選した製品を使用しています。
  (稚魚の成長と健康維持には特に大切なことです)
 
 ・沸きも良く、つい、たくさん作ってしまいます。このようなときには、ラップに包んで冷凍しておきます。
  ブラインが足りなくなったときの非常用として、また、黒仔も大きくなってくると冷凍ブラインを喜びます。 
 
 ・ また、先日、「よこいち店長の上松氏」より、「ランテミア」という、ブラインを急速冷凍させて、
  各種ビタミン等の栄養素を含有させたものを試してみてと送って頂きました。
  なかなかの優れものです。画像のように、封を切って、まず新鮮な色を評価できました。
  私が、沸きたてのブラインを冷凍したものと同色です。
  試したところ孵化後1週間過ぎの稚魚〜黒仔、親まで使用可能でした(食いが良いです)
  (ブラインから冷凍赤虫への切り替え過程や、生餌が不足したときに有効だと思いました)
  孵化後の稚魚には、朝と晩には、生餌のブラインは必須だと考えております。
  しかし、昼間は仕事等で外出しなければならなく、この製品なら、皆様もご家族にお願いして、
  1欠片を飼育舟に与えてもらうことが可能になると感じました。
  (ご家族に生餌:ブラインの給餌をお願いするのは、なかなか難しいものです)



< 4月第2週の飼育状況・TAKUYAの飼育状況とSさんの産卵情報!(4/12)

◎ 4/6産卵、4/10に孵化が完了:特に太い仔が誕生しました!
       2月〜3月孵化の稚魚もバイオバクテリア飼育水の中で順調に成長しています!
 
◎ TAKUYAも、いよいよ産卵にチャレンジ? S氏は2腹目を産卵、受精状況も良好! 

 ・4月第2週、雨天の日が続きます。昨晩は、東海地方では大雨警報も出ていました。
  関東でも、しばらくは雨や曇りの予報です。(気温は安定するとのことです)
 
 ・雨の合間をぬっての画像撮影となります。昨日、4/11の早朝に、少しだけ飼育状況の画像を撮影いたしました。
  簡単になってしまいますが、ご紹介させて頂きたいと思います。 

4/10孵化の稚魚画像: (4/11早朝撮影)

 ・4/10に孵化した稚魚達です。特に太く真っ直ぐで、とても楽しみな腹となりそうです。
 
 ・産卵時にも、卵も大きく出も良く、ほとんどが「リンゲル液の容器内」での人口受精で対応できました。
  孵化数も多く、泳ぎ出しも良く、期待出来そうな予感がします。
 
 ・降りしきる雨の中、本日の早朝より、卵の黄身を与え、バイオバクテリアAnakas(アナカス)の投与も開始しました。

3/31〜4/1孵化の稚魚画像 (4/11早朝撮影)

 ・雨が降り出してしまい、3/31〜4/1孵化:稚魚の画像の撮影までとなってしまいました。
 
 ・バイオバクテリア水も、舟の設置位置による日当たり、放匹数等によっても飼育水の色は異なります。
 
 ・透明度が高くても、青水となってもバクテリアは確実に働いています。
 
 ・差し水飼育を主体に、「あおらず」、しっかりした体形の基礎作りをします。

 < TAKUYAの飼育状況:産卵準備 >

 ・まだ、本人の「らんちゅう飼育」への気持ちが整っていません。
  興味がなければ、楽しいはずの趣味も苦痛と変わります。けして押し付けず、本人に任せます。
 
 ・しかし、凄い種魚がTAKUYAの舟にも揃っています。
  そこで、4匹の雌雄を私のところへ持ってきました。できれば今週〜月末に産卵させたいと思っています。
  (産卵後の稚魚を、ある段階から、昨年同様にTAKUYAの舟へ戻してのスタート・・・?
    それでも良いとは思います。)
 
 ・そして、TAKUYA自身も、お気に入りの下段画像の種魚で産卵にチャレンジするとのことです。

種魚の状況画像 (4/11早朝撮影)

 ・画像のように、特徴ある種魚達です。この4匹は、メス2匹、オス2匹と思いますが、
  現状でははっきりしません。 
 
 ・輸送後も体調は良く、透明度の高いバイオ飼育水の中で熟成させています。
  まだ、メスの腹が少し硬く感じます。オスの一匹は精子が出ます。

種魚の飼育状況 (4/8撮影)

 ・まだ、青水のバクテリア飼育水の中で、20℃の水温にて飼育しています。
 
 ・一文字更紗がメスです。画像のように、だいぶ腹が出来てきました。もう少しで柔らかさが
  出てくると思います。
 
 ・赤勝鹿の子更紗がオスです。まだ、精子は出ませんが、仕上がってきています。
  種としても活躍しそうです。
 
 ・4/下旬〜5/上旬の産卵で良いと考えています。(自然産卵に近い状態でのトライで良いと思います)

 < S氏は2腹目を産卵、受精状況も良好! >
 
 ・埼玉のS氏も、凄いメスにTAKUYAの育てたオスをメインに、2腹目を産卵!ご報告を頂きました。
  メス(ビー・スクエアー作出魚)の大きさは凄く、卵の大きさと数、受精状況も完璧です。期待しております。

S氏の産卵状況と受精状況 (4/9〜11撮影)

2006年4月9日 6:01
 
   TOMさん、おはようございます。
   今朝、5時半頃に産卵いたしました。
   6000個ぐらいは卵を出してくれました。
   飴色で熟成しています。
   ピンホボケですが、画像を添付いたします。
   雄2匹は、TAKUYA君の魚です。
   今回の産卵では大活躍です!
 
 
2006年4月11日 23:30
 
   TOMさん、今晩は。
   4月9日に産卵(2腹目)しました。
   非常に良い状態(熟成)の卵です。
   4月11日に撮影
   見ずらいですが、卵の中では稚魚の形態が出来てきました。
   バイオバクテリアの効力と系統の良い種魚(ビー・スクエアー作出魚)
   の組合せで飼育経験の浅い私でも
   仔引きがスムーズに出来ております。



< 4月第3〜4週の飼育状況:稚魚達も順調に成長!8腹目産卵!(4/21)

◎ 2月〜4月中旬孵化の稚魚もバイオバクテリア飼育水の中で(黒仔、青仔へ)順調に成長しています!
 
◎ 4/15:2腹同時産卵、4/19に孵化が完了:今年は8腹目、凄い匹数、孵化舟を室内へ設置!

桜の木も新緑となりました

 ・忙しさに甘えてしまい、なかなか飼育記録を更新できません。本当にすみません。
 
 ・昨日も「春の嵐」でした。風雨とも凄く、台風なみの寒冷前線が短時間に通過していきました。
  気温、湿度とも高く、まるで梅雨を思わせるような一日でした。
  新緑の季節が始まっています。木々には恵みの雨です。
  しかし、ベランダ飼育の「らんちゅう」(人間にも)には辛い風雨となりまた。
 
 ・ここ数日は気温の高い日が続いています。しかし、今日は北西の冷たい風が強くなり寒い一日となるとのことです。
  寒暖さが激しい季節です。水温管理には十分に注意していきたいと思います。
 
 ・最近、「らんちゅうの世話で体がボロボロ!」というメールやお電話をたくさん頂きます。
  私も同感です。バクテリア飼育により、水換えや選別等、都合の良いときに出来るメリットは感じています。
  しかし、稚魚達の成長は早く、次々と飼育舟が広がります。広くなったベランダは、全て飼育舟で埋まりました。
  4/15の産卵後の孵化舟は、ついに室内にセッティング!「らんちゅう達の勢い」に押されぎみの日々です。
  疲れも感じますが(悪魔の趣味?)、それを超える魅力や奥の深さが「らんちゅう飼育」にはあるからこそ、
  続けることができるように思います。「らんちゅう飼育は自身が健康であること・そしてエネルギー」が不可欠です。

2/17孵化の稚魚画像: (4/19撮影)

 ・2月中旬孵化の仔も、だいぶ大きくなってきました。産まれた時期が早い仔達です。
  ゆっくり、青水ベースのバイオバクテリア飼育水の中で飼育しています。
 
 ・適当にすくってみました。健康そうです。
  少し、色気のある黒仔を一匹撮影してみました。秋まで、どのように変化していくか見ていきたいと思います。

2/27孵化の稚魚画像: (4/18〜19撮影)

 ・2月下旬孵化の仔も、青仔から黒仔の大きさまで成長してきました。
 
 ・それぞれの腹に特徴があり楽しみです。
 
 ・一腹の中からも遺伝の関係で4〜5種類のタイプの魚が出てきます。

3/31〜4/1孵化の稚魚画像: (4/20撮影)

 ・3月最終〜4月はじめ産卵の仔達です。(この期間に3腹が孵化しています)
 
 ・各飼育舟は稚魚で溢れます。しかたなく、少し時期が早いのですが、随時「選別」に入っています。

4/10孵化の稚魚画像: (4/20撮影)

 ・孵化後一週間が経過しました。順調に成長しています。尾も開き始めています。
 
 ・特に太さのある稚魚達のように感じています。(この腹が「6腹目」の仔となります)
 
 
[4/15:2腹が同時に産卵、4/19に孵化が完了しました
        :今年は8腹目となりまた。バイオ飼育水による種魚の健康と熟成によると感じます] 
 
 ・4/15の早朝、同時に2腹引けました。まさに「産卵ラッシュ」となります。
 
 ・一匹のメスは、今年はじめての産卵ですが、もう一匹のメスは今年3腹目となります。
  二匹とも熟成した卵を出してくれました。
 
 ・オス達も、季節的にも体調が抜群(体色も艶々しています)に良く、精子の量も十分でした。
  同時に2腹の人口受精でしたが、容易に完了しました。 

産卵時の画像: (4/15撮影)

室内孵化舟と孵化画像: (4/15〜21撮影)

7腹目の種親画像 (上段:メス 下段:オス)

8腹目の種親画像 (上段:メス 下段:オス)

 ・ベランダスペースは限界です。この2腹の孵化舟は、ついに室内へセッティングしました。
  2腹の受精卵を同舟の中にまきました。
 
 ・画像のような、しっかりした黒い針仔が、恐ろしい匹数で孵化を完了しました。
  今朝から、卵の黄身を食べ始めました。
 
 ・飼育舟を広げる必要があります。また、忙しい日々となりそうです。
  
 
[青森のW氏から、種ミジンコと赤虫を頂きました]

ミジンコと赤虫の画像: (4/12撮影)

 ・画像のように、大きめなスチロールで、ミジンコ繁殖にチャレンジです。
  (Wさん、有難うございます。失敗したら許してください)
 
 ・ヒーター等は使用しません。餌は「ドライイースト」を水にといて与えています。
 
 ・赤虫(綺麗に洗浄した)まで頂きました。赤虫の繁殖は無理です。
  種親達に与えてます。とても美味しそうに食べています。栄養価は最高だと思います。
 
 
[宮崎のK氏から、「人口受精:稚魚」の飼育状況のご報告を頂きました]
 
 ・宮崎のK氏も、リンゲル液容器による人口受精に成功されました。
  その後の成長も良いとのことで大変嬉しいです。

宮崎のK氏の稚魚画像

2006年4月12日 17:00
 
 こんにちは、TOM様。宮崎のKです
 その後のご報告が遅れ申し訳ありません。
 
 人工授精の仔の画像を添付いたします。見てみてください。
 慣れていないものですから、見にくいかもしれませんがご了承ください。
 画像の稚魚は数回選別しております。
 種親が小ぶりでしたので卵が小さめでしたので成長が少し遅いような気がします。
 数が少ないと感じてましたが、
 受精率が良かったので孵化してみると心配するほど少なくありませんでした。
 改めて人工授精の効率の良さに感心した次第です。
 
 はじめは「受精に成功」し喜んでいました。
 しかし多少の不安もありました。
 初めての経験で受精させましたが
 これが孵化して、無事育つだろうか
 未熟、奇形など多数でるのではとの不安もつのりましたが
 無用の心配でした。
 
 もうすぐ1ヶ月になろうとしてますが、元気に育ってくれてます
 ブラインは、朝晩と3日1度くらい昼にも与えております。
 この先が楽しみです。
 
 ご報告まで。
 
                               宮崎県 K

ベランダから見た「空」の画像



 ・とても綺麗な「空」だったので、思わず撮影してしまいました。
 
 ・昨日の嵐で、空気が澄んだのでしょうか・・・・・大気は、まだまだ不安定です。
 
 ・夏のような積乱雲です。あまりの美しさに吸い込まれそうな気持ちになりました。



< 4月第5週の飼育状況:稚魚達も順調に成長!TAKUYAの種で産卵!(4/30)>

◎ 2月下旬〜孵化の稚魚もバイオバクテリア飼育水の中で順調に成長しています!
◎ 4/30早朝:TAKUYAの種オスと私の種メスで自然産卵!受精状況は?

 ・今日は初夏のような日差しでした。
 
 ・炎天下のベランダは暑く、選別等も進まず、夕方に一部の稚魚画像の撮影のみとなってしまいました。
 
 ・休日を活用し、随時、選別等にあわせて、各腹の状況をご報告させて頂きます。

2/27孵化の稚魚画像: (4/30夕方撮影)

 ・あおった飼育はしていません。じっくり体の基礎を作っています。
 
 ・今後は、飼育舟:セメント舟のサイズを少し大きくし、成長を促進させたいと思います。
 
 
 
[4/30早朝:TAKUYAの種オスと私の種メスで自然産卵] 
 
 ・4/30:早朝5時、すでに産卵は完了していました。メスの腹を押しても卵は残っていません。
 
 ・産卵舟は、精子による濁りで、卵の状況はよくわかりませんでした。
 
 ・TAKUYAの種メスも、もうすぐ産みそうだったのですが、飼育スペース等の関係から、抱卵した私の種メスにあわせました。
  この組合せは、TAKUYA本人の選択でした。

産卵時の画像: (4/30撮影)

種親画像(上段:メス 下段:オス)

 ◎魚の組合せ(種の選択)、魚のタイプの好み、飼育方法等、皆、それぞれの感性の違いから当然異なります。
   これは、本人が決定することであり、周囲から押し付けるものではありません。
   「人それぞれの好みには違い」があります。
   (他の方の魚を指摘するようなことは慎みたいと思います)
   「自分自身が良い」と思えばそれでよく、オリジナリティーとトレードオフの精神が大切だと感じます。


         2006年バイオ飼育記録 bT