< 5月第1週の飼育状況:各腹の稚魚達も成長!猛暑対策:セメント舟を拡張!(5/4)>
◎ 「屋根なし飼育環境」のベランダに、飼育水温を安定させるため「大きめセメント舟」を設置してみました!
◎ 3/31孵化の稚魚も一ヶ月が経過して「黒仔」へと成長してきました!
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セメント舟の拡張画像: (5/3撮影) | |
・5/1、東京では30℃を超える真夏日。翌日は3/下旬の気温(雷雨も伴い)へと、
急激な天候の変化が繰り返されます。このような状況に対応できる飼育環境の工夫が必要です。
・ベランダの飼育舟の設置環境は、以前より、広さが確保できたものの、
屋根が無いため飼育作業も雨天に左右され、また、直射日光の凄さに翻弄する毎日です。
(屋外飼育の良さと大変さを痛感しています)
・日当たりが良く水量の少ない飼育舟では、遮光等をしても水温変化が激しく、
その対応策として「大きめなセメント舟」をはじめて設置してみました。
・画像のように、まだまだ仮設程度です。少しずつ、配線やエアー配管等も整理したいと思います。
(鳥獣対策の覆いの準備も必要です。先日、カラスが手すりとまりました。注意が必要です)
・当初は、ホームセンターで安価な木材で枠を組み、底に断熱材、緑色のビニールシートを二重に張って
簡易的な飼育舟で対応する予定でした。
しかし、すでに、ベランダスペースには、稚魚を満載した舟が満遍なく並び、製作作業もできません。
限られた時間や自分の体調等も考慮し、安価な大きめなセメント舟の設置で対応することしました。
(各種、らんちゅう飼育容器も販売されていますが、
代用できて安価に対応していくこの工夫も大切だと感じます)
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3/31孵化の稚魚画像: (5/3撮影) | ||
・抑えた飼育にて、3/31孵化の仔達も、一ヶ月が経過しました。
(孵化後、早い段階で、あおった飼育をすると、魚が伸び過ぎたり、鱗の荒い仕上がりとなると言われています)
(一ヶ月〜一ヶ月半は、「じっくり飼育」でいきたいです。そして、5/下旬くらいから、いっきに腹を付けて
丸々した黒仔らんちゅうの容姿へともっていきます。腹形を作ります)
・今年は、腹数、孵化数とも順調で、舟数を増やして飼育してきました。当然大きさにバラツキはあります。
舟の取替え作業で精一杯です。(カッパを着ての作業までしてしまいました)
私の体はボロボロです。
魚達は汲み置きもしない温度だけあわせた新水と少しの古水の中へ放ちました。
稚魚には、良い刺激となって体調は抜群です。
・今後の選別を兼ねて、大中小のサイズに揃えた放匹に調整していきます。
・薄い青水のバイオバクテリア飼育水です。
私は、差し水にて、この程度の色の飼育水を中心に飼育しております。
・この時期から、稚魚達はいっきに大きく成長していきます。
まだまだ黒仔程度で、画像のような親からの特徴を継承してきているかは、 まだ、確認できませんが、目先の長さや、尾の開き等からは、なんとなく雰囲気が出てきているようです。 |
◎ブラインシュリンプ飼育の「注意事項」と「質の重要性」
最近、皆様から「孵化後の針仔や青仔が急に体調を崩してしまうことがあり原因がわからない?」
というご質問を頂きます。
飼育状況を詳しく伺っても、間違った点は無いよう思えて不思議に感じておりました。
しかし、複数の方のお話しを聞いていて、共通していることがわかりました。
「孵化率が悪いブラインを与えていること」また「沸かせすぎによって溶けて腐りかけたブラインを与えた」
ことです。
以前の飼育記録でもご紹介いたしましたが、飼育水の良好な状態維持と同様に、
稚魚の成長に欠かせないのは、質の良い、孵化率の高いブラインシュリンプの使用です。
孵化率が悪く、ブラインと殻がしっかり分離できない状態で稚魚達へ与えていると、飼育水の汚れが
進みます。また、稚魚が消化不良をおこし、内臓障害となって致命的な状態となります。
十分に注意して頂きたいと思います。
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< 5月第2週の飼育状況:各腹の選別も進めています!放匹数も調整!(5/11)>
◎ GWも明けてバタバタの毎日ですが、合間の選別、放匹数も調整!
◎ 各腹もバイオバクテリアAnakas(アナカス)飼育水の中で元気に成長!
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5月の景色のご紹介画像: (5/6撮影) | ||
・GWも明けてバタバタの毎日が始まりました。雨の毎日が続き、梅雨空のような感じです。
・GWに出かけた先で、とても綺麗な花々が咲いておりました。
思わず撮影してしまいました。ご覧くださいませ。
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2月中旬孵化仔の画像: (5/10撮影) | |
・2月中旬孵化の仔は、色変わりが始まっています。更紗のようです。
・色変わり前に、もう少し体のサイズを大きくしておきたいものです。
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2月下旬孵化仔の画像: (5/10撮影) |
・黒く太く成長しているようです。尾の強めの魚が目立ちます。
・多少水深を下げて泳がせていきたいと思っています。
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3月下旬〜4月初め孵化仔の画像: (5/10撮影) |
・セメント舟の拡張により、本格的な選別を行いました。
・各舟への放匹数も調整しています。
・放匹数の調整により、順次、魚の大きさを出していきます。
(尾の開きと目先の長さ、魚の雰囲気からも私なりに期待している腹です)
・匹数は、50匹の舟から300匹を超える舟もあります。
いずれもバイオバクテリア飼育です。
・バクテリア飼育で、少しでも楽な飼育にしていきます。
・3〜4日に一度のバイオバクテリアの投与。
・朝と晩には、ブラインを与えています。冷凍ミジンコも食べています。
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◎ 各腹もバイオバクテリアAnakas(アナカス)飼育水の中で元気に成長!
現状、選別後も期待できる仔の層の厚さを感じています。これからが飼い込みです!
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・しとしと雨が続いています。寒暖差もあり、明日は17℃の予想です。
本当に「梅雨入り」といった感じがします。台風1号前線を刺激しています。
・風邪の方も多く、人、魚とも体調維持に心がけたいと思います。
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飼育舟のご紹介画像: (5/15撮影) | ||
・今年は、8腹も引けたため、本日、やっと各腹の選別も一巡いしました。
バイオバクテリア飼育ですので、自分の予定の合間に、「ゆとりある選別」が可能となります。
ベランダスペースが広くなり、大きめのセメント舟(表面積と水量確保)が使えるのも飼育を楽にしてくれています。
・飼育用のセメント舟の蓋をSさんが作成してプレゼントしてくださいました。感謝の気持ちで一杯です。
・画像のように、3種類の蓋です。市販の格子に網を張ったもの、また、枠に塩ビ管を使用し網を張ったものです。
3タイプとも、真ん中で半分に折れ曲がります。給餌や水の取替え時にも楽です。
あとは、Sさんの作成してくださった蓋を手本に、自分で作成していきたいと思います。
鳥獣被害には注意いたします。
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2月中〜下旬孵化仔の画像: (5/16撮影) | ||
・2月中〜下旬孵化仔は、だいぶ太さを増してきました。色変わりも始まっています。
・停電事故等のため、現在は25匹に絞りました。
この中からは、2〜3匹程度、大会候補が出そうな感じです。
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3月31日〜4月1日孵化仔の画像: (5/15撮影) | |
・3月31日〜4月1日孵化の仔は、3腹です。現在は、計410匹を飼育しています。
・舟には、各腹を3舟に分散して飼育しています。
・だいぶ大きさも出てきました。目先もあり、尾形も良いようです。
親魚に似た色気ある更紗が出てくれると思います。期待の腹です。
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4月10日孵化仔の画像: (5/17撮影) | |
・2回目の選別をしました。3舟に分けて、計470匹としました。
・この腹は、1回目の選別で、尾開きが悪く感じていました。
しかし、本日の選別では、尾もしっかり開き、筒の太さはメス親ゆずり頑固な体形です。
各腹とも面白いと思っております。
・尾開きには、注意はて頂きたいと思います。
あまり早い段階で、ちょうど良い尾張りの仔だけを残すと
この時期から、腰が入り、尾が前へ出てくるため「尾の強すぎの仔」ばかりとなってしまいます。
・ブライン、冷凍ミジンコ、冷凍赤虫、粒餌をバランスよく与えています。
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4月19日孵化仔の画像: (5/17撮影) | |
・4/19孵化の仔も、やっと1回目の選別を行いました。
・まだまだ小さいですが、雰囲気は持っています。
・飼育スペースの関係もあり、計300匹としました。これからいっきに大きくなります。
・飼育水温は、各腹とも20〜21℃の最低温度をキープさせています。
・この時期までは、水深を浅くして飼育しています。
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種親達の画像: (5/17撮影) | |
・種親達も、体調は万全です。産卵後もバイオバクテリア飼育水の中で、「ゆったり」と過ごしています。
・明二歳を使用しています。これから、さらに成長します。
・産卵後しばらくは、餌を控えて(冷凍赤虫を2〜3回/日程度)、
バイオ飼育水の栄養があり、ペーハーの低い飼育水の中で体調を整えます。
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< 5月第4週の飼育状況:走り梅雨、魚の体調を常に観察!(5/24)>
◎ 走り梅雨、天候不順の中でも「バイオバクテリアAnakas(アナカス)飼育」により健康を維持!
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・「走り梅雨」です。このまま「梅雨入り」との予報も聞こえてまいります。
例年、6月に入った頃から発症してくるエラ病等も、今年は、すでに始まっているようです。
エラ病も、インフルエンザのように、その年によって症状や被害の大きさも異なります。注意が必要です。
・私の飼育環境の中では、人為的な停電事故以外は、本当に順調に来ております。
バイオバクテリアの善玉菌が飼育舟の中で優先種を確保してくれているからだと考えています。
どんな飼育環境の中でも、通常は無菌状態などありえません。
いかに稚魚に抵抗力を持たせ、悪玉菌を抑制することができるかがキーとなります。
・この天候不順は、産卵にも影響しています。
4/下旬〜5/中旬が自然産卵として適している期間です。
しかし、この雨と気温変化の大きさ等で産卵や受精率に影響が出ているとの報告も頂いております。
・毎日、魚達(稚魚、親)の体調を観察することが大切です。「早期発見と早期治療」です。
後手を踏めば、成長不足、さらには、この時期の青仔や黒仔は全滅する可能性さえあります。
・また、ブライン等も温度の上昇とともに腐りやすくなります。与えるときには、鮮度の確認が必要です。
腐敗したブラインを与えると、内蔵障害により死につながります。ご注意ください。
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2月中〜下旬孵化仔の画像: (5/22撮影) | |
・2月中旬孵化の仔は、色変わりしています。画像のように更紗柄ですが、まだまだ柄は決定されません。
体長は、約6.5〜7センチはあるようです。
・2月下旬孵化の仔は、色変わり中です。トラ剥げ状態で迫力満点です。大きく見えます。
体長は、約5.5〜6センチはあるようです。期待できそうな雰囲気を持った魚も出てきました。
・成長とともに、まだまだ変化があります。じっくり、焦らず飼育していきたいと思います。
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3月31日〜4月1日孵化仔の画像: (5/23撮影) | |
・飼育舟内の画像ですが、目先がありエラも深く面白そうな魚もおります。
太く、体長も約5センチに近づいてきています。約380匹(3舟飼育)
・この腹は尾開きが良く、最近まで、ちょうど良かった尾の魚は、次第に強くなり過ぎる傾向があります。
水深を浅くして、差し水を少し増やして泳がせます。これにより尾張りの調整が出来ます。
・いまのところ尾付けや鱗並びも良く感じます。楽しみな3腹です。
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4月10日孵化仔の画像: (5/23撮影) |
・この腹は、筒の太さを感じていました。尾の開きは遅く、最近になって、ちょうどよい仔達が確認できます。
(尾予想どおりの成長過程です) : 約370匹(2舟飼育)
(TAKUYAの種魚での産卵は自然産卵、私が寝坊、受精率が低く、飼育スペースの関係から今年はあきらめました。
この腹の仔を100匹送り、今年の飼育を開始しました)
・血の継承により、同系統で引いても、各腹の仔の特徴には違いがあります。
・体長は、約4〜4.5センチ。現在、凄い食欲でピラニアのように冷凍赤虫を食しています。
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ミジンコ繁殖の画像: (5/23撮影) |
・青森のWさんから送って頂いたミジンコが沸いてきました。(あきらめていたのですが・・・)
・ミジンコの繁殖も、なかなか面白く、ドライイーストや牛乳を少量入れて増やしています。
(鶏糞等は臭いがあり使用していません。
稚魚や親舟のバクテリア飼育水を入れてあげると有機物が豊富で沸きが良くなります)
稚魚達は、いっきに食べてしまいます。とても足りませんが、良い仕上がりに繋がると思います。
・スチロールの容器で簡単に人口繁殖が可能です。エアーリングもしていません。
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