< 11月第2週の飼育状況:そろそろ冬眠準備!飼い込む当歳は15度の加温飼育! (11/10) >

「静岡県周知郡の安藤さん:第55回:日らん全国大会:当歳入賞」 :バクテリア飼育魚の活躍!


 ・日本列島は冬型の気圧配置となり、太平洋岸では晴天、日本海側では強風の大荒れになっています。
  東北では、台風なみに発達した低気圧による強風で被害もでています。
  次第に寒気が入り、関東も朝は5度くらいまで気温が下がってきています。
  ベランダ越しの桜の葉も、やっと紅葉が始まりました。昼間は暖かく夜間はぐんと冷え、寒暖差が生じてきます。
  中旬までは比較的穏やかな晴天が続きそうです。
 
 ・大会後も、皆様のバクテリア飼育魚も含め皆元気です。本当に嬉しく思います。
  バイオバクテリアAnakasアナカスの免疫効果も確認できています。
  今後は冬眠の中で、さらにバクテリア飼育による魚達の成熟をご紹介できると思います。

(当歳魚の一部画像)

 ・大会シーズンを終えて、二歳へ向けて飼い込む魚、そして、なによりも大切な種の選抜に入ります。
  種魚は、とくに継承していきたい「どこかにキラリ光る」特徴ある魚をと考えます。 
 
 ・限られた飼育環境の中で、各飼育舟を整理しながら、11月末くらいまで15度くらいで飼い込む魚、
  ヒーター等を使用せず、自然にまかせて冬眠に入れる魚に分けていきます。
 
 ・当歳魚は、12月初め〜1月上旬までは冬眠に入れる予定です。
  そして2月の中旬からの産卵を開始します。「らんちゅう飼育」にはオフはないようです。

(種用当歳魚の飼育舟画像)

 ・種用当歳を飼育している舟です。水深は18センチくらい。加温等はしていません。
  薄い青水のバクテリア飼育水の中で、元気な魚影が確認できます。
 
 ・1回/週程度、2割くらいの差し水、蒸発分の補給程度です。
  バクテリアは、1〜2回/週程度の投入です。
  善玉菌が優先種となった有機物豊富なバクテリア飼育水の中で健康体を維持します。
 
 *画像からも「飼育水が生きている」と感じていただけると思います。
  このバクテリア飼育水の中で冬眠させることで魚が熟成します。
  冬眠期こそバクテリア飼育が必要だと思います。来春の順調な産卵が可能になります。

(種用当歳魚の一部画像)

 ・水温が10度以上で冷凍赤虫や粒餌を与えています。1〜2回/日の給餌です。
  昼間、水温が上がると魚達は舟についた苔もつつきます。
  動物性たんぱく質、植物性たんぱく質をバランスよく摂取しています。
  まさに、飼育舟の中はビオトープです。

(種用当歳魚の雌雄画像)

 ・種魚は、前方への頭が発達した魚や、尾形の良い魚等・・・前述のとおりに
  どこかに、キラリと光る特徴ある魚を選抜します。
  (皆様にお譲りする種魚も同様に厳選しています)
 
 ・画像では見難いですが、オスの前ひれには追いほしが確認できます。
  また、メスも抱卵が始まっています。とても良い状態で冬眠に入っています。

(60×90舟で飼育した種用当歳魚)

 ・この腹は、6〜7月頃に少し鱗が荒く感じたため、ベランダの隅の60×90センチの舟で
  ほったらかしで飼育してきた種用の当歳達です。(15匹)
 
 ・差し水飼育、すくってみることも無く、種用当歳のバックアップとして飼育してきました。
  しかし、久しぶりに洗面器にあげてみると、面白そうな当歳、12〜13センチに
  成長しています。頭、背幅、尾形も良く、いつのまにか鱗の荒さも感じません。
 
 ・バクテリア飼育では、狭い環境でも、60×90の舟で当歳を秋までに12〜13センチ
  まで飼育することが可能です。(15匹程度)これもバクテリア飼育の威力です。 

「静岡県周知郡の安藤さん:第55回:日らん全国大会:当歳入賞」 :バクテリア飼育魚の活躍!


 ・昨日、周知郡の安藤さんからお電話を頂くともに、日らんで入賞した当歳の画像を頂きました。
  激戦の日らんの当歳の部で、見事、上位入賞です! 
  迫力と色気を兼ね備えた素晴らしい当歳魚です。
  本当におめでとうございます。
 
 ・安藤さんは、らんちゅう飼育を始めてから間もないのですが、素晴らしい魚を作出されます。
  また、安藤さんは、らんちゅう飼育をはじめたときから、ずっとバクテリア飼育です。
  「バクテリア飼育以外は知らないので・・・」とおっしゃいます。
 
 ・大会後も、特に薬を使用した治療や加温療養等はさせません。
  もとのバクテリア飼育水の中へ戻すだけです。

< 11月第3週の飼育状況:二歳魚は、すでに冬眠状態!自然に順応させたバクテリア飼育! (11/21) >


 ・関東地方も紅葉が進んでいます。明日の雨をさかいに寒くなり、木枯らしが吹くようです。
  隣の桜の葉も色づきとともに、しだいに落葉していきます。晩秋〜初冬へと季節はすすみます。
  夜が長くなり静かに時間は流れます。ほっとする気持ちと寂しさを感じます。
 
 ・いつものように山鳩や雀達がバクテリア飼育水を飲みにやってきます。
  寒くなってくると特に頻繁にやってきます。自然が育んだバクテリア飼育水です。
 
 ・人工の中ではなく、自然の中にこそ本当の生命の営みがあり、輝きがあり、安らぎがあり、
  自然界の多様性の中に真の健康体や健全性、そして安全な未来があるように感じます。

(種用二歳魚の飼育舟画像)

 ・久しぶりに、種用二歳魚達の状態を見てみました。画像は、60×90センチの小さなセメント舟です。
  この中に、8匹の二歳を飼育しています。春先、小ぶりだったのが嘘のように、大きく成長しています。
  色艶ともに健康そのものです。

(種用二歳:オス魚の一部画像)

 ・種魚なので特別に可愛がっていません。「ほったらかし」の飼育です。
  しかし、このような飼育スペースの中で健康体に、オスは16〜17センチ、メスは18〜19センチまで
  成長しています。(種親魚は、このくらいの大きさまでにしておかないと産卵が難しくなってしまいます)
  種魚は、より自然に順応させた飼育が大切だと思います。

(種用二歳:メス魚の一部画像)

 ・私は、来春、明け二歳(今の当歳)を中心に産卵を予定しています。
  明け二歳の方が、産卵時期が早く、予定どおりの産卵を計画できるからです。
 
 ・画像の二歳魚達は、来春、明け三歳となります。三歳〜親魚の産卵時期は当歳より遅れるように感じます
  しかし、最近の異常気象により、明け二歳の産卵が難しく、三歳魚の産卵体勢が早く整うことを経験しています。
  特徴ある三歳、親魚を含めた、セーフティーサイドの種魚の準備が必要です。
 
 ・画像のように、雌雄ともに大変良い状態です。オスには追いほしが確認でき、メスは抱卵しています。
  体色良く、このまま約一ヶ月半の冬眠に入ります。

< 11月最終週の飼育状況:皆様もバクテリア飼育水の中で、順次、冬眠に入れています! (11/30) >


 ・関東地方は晴天が続いています。朝の気温は7〜8度、昼間は15度くらいです。
  小春日和、風もなく気温以上に温かく感じます。
 
 ・「紅葉したもみじの木」のむこうに、私のマンションの飼育場が見えます。
  東南向きで、らんちゅう達にとっては恵まれています。

(冬眠中の当歳飼育舟)

(15度にて飼育中の当歳達)

(当歳魚の一部画像)

<埼玉のKさんのお宅に伺いました>


 ・11/27(土)にKさんの魚達を見せていただきました。
  お忙しい中、お時間をつくってくださり、ありがとうございました。

(二歳魚達の画像)

 ・昨年の秋〜今年の春のお譲りした「明け二歳魚」が素晴らしい成長です。
  体長:17〜19センチまで、バランス良く、大きく成長しています。

(二歳:オス達の画像)

(二歳:メス達の画像)

(当歳達の画像)

 ・K氏自家産の当歳達です。更紗柄のコントラスト、色彩に輝きがあります。
  バクテリア飼育にて、大きさも十分です。13〜15センチまで成長しています。

(Kさんのお庭にて)


         2010年バイオ飼育記録 bP1