< 4月第4週の飼育状況:黒仔、青仔、そして産卵! (4/21) >


・今日の東京は25度を超えて夏日になりました。
 明日は冷たい雨、気温は10度以下との予報です。
 今、急に雨が降り出しました。
 
・隣の公園の桜の木には若葉と、寒さのせいで、まだ花が残っています。
 魚達は元気ですが、寒暖差が激しく風邪の方も多いとのことです。
 皆様も健康管理をお願いいたします。

(3/4産卵→3/8孵化稚魚 : 4/21早朝撮影)

 ・昨年の飼育記録と比較してみると、ほぼ例年どおりの成長のようです。
 
 ・3/上旬孵化の稚魚は黒仔へと成長してきました。
 
 ・寒い日が多く、なかなか選別できません。舟には稚魚が溢れています。
  しかし、バクテリア飼育で密飼いが可能です。
  まだ、甘い選別になっています。
  今年の天候も考慮して焦らず行きたいと思います。
 
 ・月末に、もう一度寒波が来るようです。GW明けから、本格的に選別して
  いっきに成長を促進させたいと思います。
  今は、魚を締めて飼育して、ガッチリとした体形への基礎を心がけます。 

(4/2産卵→4/6孵化稚魚も順調 : 4/21早朝撮影)

 ・孵化後、2週間が過ぎて尾がしっかり開いてきました。
  体もマッチ棒より太くなってきています。
  軽い選別をしてみました。平均して良い稚魚のように感じます。
 
 ・洗面器にすくうと、稚魚達はなぜか、左回りに群れて泳ぎだします。
  台風と同じ左巻きです。これも「コリオリの力」の影響でしょうか。
  (地球上では、北半球では左巻きの渦、南半球では右巻きの渦となります)

(今日:4/21に2腹が産卵 : 4/21早朝撮影)

 ・低気圧の接近と朝の気温が高く、今朝、2腹が産卵しました。
 
 ・自然産卵と人工授精でした。早朝5時、ずいぶん日の出が早くなりました。
 
 ・これから2〜3週間くらいが「産卵のピーク」となるでしょう。

(上段:メス親、2〜3段目がオス親)

(上段:メス親、2〜3段目がオス親)

< 5月第1週の飼育状況:GW、初夏のような晴天で成長著しく! (5/6〜8) >

 ・今年のGWは、晴天が続き初夏の気温になりました。                
  魚達の食欲は増進して、その成長にあおられてしまいます。

(3/3産卵→3/7孵化稚魚 : 5/3撮影)

 ・「冷凍ミジンコ」や「冷凍赤虫」を、1枚/各稚魚舟へ給餌しています。
  あっという間に完食です。(5〜10分で完食)
  3時間間隔にて、いっきに与えます。
  この時期は、特に群がらせて食べさせることが大切です。 
 
 ・水深は11センチです。飼育水は中2日で半分程度の差し替えです。
  バクテリア飼育水は、濃く見えますが、サラサラで適度な青水です。

(3/3産卵→3/7孵化稚魚 : 5/4撮影)

 ・休日の合間に、何匹か洗面器にすくって撮影してみました。


 ・黒仔も、次第に幅が出てきています。
  まだまだ幼いですが、体色も良く、順調な成長です。
 
 ・色変わりも始まってきました。腹形も四角く仕上がっています。
  頭も龍頭への基礎ができはじめています。 


 ・5/5、東京では25度を越えて、昨日に引き続き夏日になりました。
 
 ・景色の中にも新緑が輝きます。

(3/4産卵→3/8孵化稚魚 : 5/5撮影)

 ・3/8孵化の稚魚の選別を行いました。
  同系統でも、各腹の稚魚の特徴は少しずつ異なります。


 ・画像のように、何匹かを撮影してみました。
  選別後、いっきに稚魚達は成長していきます。
  飼育舟の整理が急務になります。

(二歳:種・会用の魚達 : 5/7早朝撮影)

 ・二歳の種魚達等もバクテリア飼育水の中で元気です。
  当歳魚に目を奪われてしまう時期ですが、種魚の体調管理も大切です。
  産卵を終え、水温は常温にして雌雄混ぜての飼育です。
  (稚魚達に、飼育舟が占領されていきます)
 
 ・これから二歳魚もいっきに成長していきます。
  (会用は大きく成長させてもいいのですが、来年の種に使う魚は、
   あまり可愛がり過ぎず、自然に順応させた飼育方が良いと思います)

(当歳の飼育舟 : 5/7早朝撮影)

 ・飼育水の差し替え後は、特に食欲が増進します。
  稚魚達は冷凍赤虫に群がり、競争しての食事になっています。
  これが健康体の証明です。


 ・色変わりも始まり、その変化を見ていて、とても楽しい時期です。

(当歳の飼育舟 : 5/7早朝撮影) 
 

 ・怖さを知らない稚魚達は、指を水面に差し出すと寄ってきます。
 
 ・鳥獣被害には十分に注意したいと思います。


          2010年バイオ飼育記録 bT