< 7月最終〜8月第1週初めの飼育状況:灼熱の中、バクテリア飼育は順調! (8/4) >
・今夏は、連日の灼熱地獄です。熱中症で倒れる方も多く注意が必要です。
気温が35度を超えると、飼育水温も32度くらいまで上昇します。
遮光、飼育水量を多くし、差し替え頻度も上げる必要があります。
・8月は連日の猛暑日が続き、9月の残暑も厳しいとの予報です。
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(当歳魚の飼育舟の画像 : 8/1撮影) | |
・気温が35度を超えても、舟の上部は垂木5センチ、ファイロンとヨシズでの日除けです。
これで28〜29度の飼育水温を維持できます。
・日本列島は、温暖化で「亜熱帯」になってしまったように感じます。
例年どおりの飼育方法に頼ることなく、臨機応変な飼育が必要だと感じます。
・水深も深くし水量も多くします。飼育水も中一日の間隔で、半分以上の差し替え
が良いと思います。(猛暑日:気温が35度を超える日には)
・エアレーションも複数使用、エアーポンプの異常に対応して代替品の備えも大切です。
*水温が上昇し32度を超えてくると、溶存酸素量が低下して、魚達の食欲も落ちます。
涼しい、朝と晩に多めに給餌し、日中の暑い時間帯は、餌の量を少なめにした方が
よいと思います。日中、粒餌を過剰に与えるのは危険です。
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(当歳魚の一部画像 : 7/30〜8/3撮影) | |
・ご覧のとおり、セメント舟を利用した飼育舟、魚達は、とても元気に成長しています。
・飼育水が生きていると感じます。薄い青水のバクテリア飼育水です。
バクテリア飼育ですと、魚の内臓機能も良好となり食欲が増進します。
猛暑の中でも、今年の成長は、とても良いと感じます。
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<埼玉のKさんの飼育状況:7/31>
・7/31(土)、私の系統魚でバクテリア飼育してくださる「Kさんのお宅」に お邪魔させて頂きました。
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・当歳魚は、10センチを超えてきています。素晴らしい成長です。
魚達、バクテリア飼育水が「生き生き!」 とても気持ちの良い風景です。
・大きなお庭にビニールハウスの飼育場、上部は日除けにて50%の遮光になっています。
ハウスの背面は風邪抜き、ヨシズで日除けもされています。
・ハウスの中でも空気が滞留することなく、飼育舟の水面には常に風が流れ、
猛暑の中でも、全ての魚達(当歳〜親魚)が元気に健康体に成長していました。
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・Kさんと、当たり腹:240匹の当歳魚を選別し、2クラスに分けました。
Aクラス:40匹→20匹ずつ二舟に放匹しました。(危険回避)
Bクラス:55匹→25匹と30匹の二舟に放匹しました。
(飼育舟:110×130)
・これから、まだまだ変化があります。BクラスからAクラスを超えてくる魚もでてきます。
可能な範囲で広げて飼育することが大切だと思います。
・選別でハネてしまった魚達は、近くの小学校の池で飼育してもらう事になっています。
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(選別後:Aクラスの当歳達) |
(当歳魚の一部画像) | |
・魚達の体形や色合い等の傾向は、ほぼ私と一緒です。
これが「血の力、血の継承」だと感じます。
そして、素晴らしい成長に感動し、とても嬉しく感じました。
秋の仕上がりを期待いたします。
・Kさんは飼育経験二年目です。「まだ何も分からず・・・」と謙遜されますが、
素晴らしい飼育の腕前、飼育センスを感じました。
また、奥様の(ご協力)力は最強ですね。
今後とも、宜しくお願い致します。
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<山形のIさんの飼育状況:8/1〜2>
・山形のIさんから、当歳魚の画像を頂きました。 ・今年も、10月の「清水らんちゅう同好会秋季品評会」には来てくださるとのことです。
一年に一回ですが、お会いできるのが今から楽しみです。
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・Iさんも、Kさん同様に、私の系統にてバクテリア飼育です。
私達の魚が似ていることが、画像からもよくわかります。
飼育する方により、体形は多少異なりますが、色合い等は同様です。
・Iさんも忙しく、飼育時間と環境に制限があります。
しかし、毎年、素晴らしい魚を作出されます。画像の魚に惚れ惚れいたします。
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(当歳魚の一部画像) | |
・「鱗が荒いかな・・・」とご心配されていましたが、まったく問題ありません。
本大会での、ご活躍をお祈りいたします。
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< 8月8日:「清水らんちゅう同好会:第2回研究会」:バクテリア飼育魚達の素晴らしい成長! (8/11) >
・8/8、清水らんちゅう同好会の第2回研究が開催されました。
連日、猛暑が続いています。今年の夏は異常な暑さです。魚達にも少し辛い研究会でした。
・今回も、私は所用のため研究へ出席できませんでしたが、尾原会長をはじめ、役員の皆様から、
研究会の様子についてご連絡頂けました。有難うございました。→「第2回研究会」
・バイオバクテリアAnakas:アナカス飼育魚達の成長と仕上がりの良さを感じました。
・TAKUYAも、はじめて「一席」に選ばれて、とても喜び、今後の飼育にも力が入りそうです。
小さな黒仔のときに前嶋さんから譲っていただき、バクテリア飼育により一生懸命に飼育
してきました。限られた飼育環境の中で、経験が浅くても、標高850メートルの高原でも、
素晴らしい系統とバクテリア飼育により、らんちゅう飼育は楽しく継続できます。
バクテリア飼育魚の活躍の連絡を頂け、大変嬉しく、本当におめでとうごさいます。
以下の魚達がバクテリア飼育魚です。 |
東大関:田崎 拓也 | |
西大関:高木 良平 | |
東関脇:高木 良平 | |
西小結:前島 孝徳 | |
東勧進元:伴野 英明 | |
東脇行司:伴野 英明 | |
「8月15日:尾張優魚会研究会」「7月25日志摩紅麟会研究会」:バクテリア飼育魚の活躍!
「8月15日:静岡らんちゅう同好会研究会」:バクテリア飼育魚の活躍!
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(当歳魚の飼育舟の画像 : 8/17〜23撮影) | |
・日本列島、猛烈な残暑が続いています。
この暑さをプラスにするか、マイナスにするかが今年の飼育ポイントのように感じます。
「水換え頻度を上げすぎて尾が弱くなって・・・」「水温が高く青水が進みすぎて・・・」等
いろいろなご相談の連絡を頂きます。
まさに毎日の「魚達の状態の観察」から、水深の調整、差し替え頻度、給餌の量と間隔、
放匹数、遮光等の臨機応変な対応が大切なように感じます。
・このような暑さ対策への的確な対応により、猛暑もブラスに働き、想像以上の成長を実感
できるように思えます。
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(当歳魚の一部画像 : 8/17〜23撮影) | |
・夏の高校野球も終わり、例年、これから9月末までが「飼い込みシーズン」です。
魚達の食欲は増進して幅もでてきます。
その成長力と季節の移り変わりに・・・「時の流れのはやさ」を感じる時期に入ります。
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「8月15日:尾張優魚会研究会」、
「7月25日志摩紅麟会研究会」:バクテリア飼育魚の活躍!
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・当日は、120匹を越える魚が出陳されました。
山口さんの魚は、8〜9センチと小さかったのですが、尾形と泳ぎの素晴らしさで見事に優等でした。
・出陳魚:大きい魚は12センチはあります。しかし魚の大小差にとらわれることなく、
魚の良さを的確に評価してくださる「尾張優魚会の審査レベルの高さ」に感激しました。
・この腹は、5/30孵化の遅産まれの仔達です。現在、22匹をバクテリアにて飼育されています。
(一昨年お譲りした三歳オスと山口さんの三歳メスでの仔引きです。血の継承:有難うございます)
・また、7/25の志摩紅麟会研究会でも、同腹の仔が「西大関」に入賞されています。
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・「頭が・・・まだ幼く・・・大きくしたい・・・」と山口さん。
これからの飼い込みで十分に戦えるサイズまで育てることが可能です。
尾形が抜群です。崩れることはありません。怖がらずにガンガン飼育してください。
魚の成長とともに頭や幅はついてきます。本大会も期待させて頂きます。
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・清水の前嶋さんが、8/15の静岡らんちゅう同好会研究会にて「西大関」「東取締」
の優等に入賞されました。
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西大関 | 東取締 |
・素晴らしい魚です。前嶋さんは常に安定したハイレベルな魚を創作されています。
私見ですが、特に「西大関」は「現代らんちゅうのお手本」だと感じます。
画像から説明は不要だと思います。
龍頭、目先、エラ深さ、頭から腹への直線、筒、背、尾形、泳ぎ、鱗揃いに色合い・・・
本当に素晴らしいの一言だと思います。
・秋の本大会、各地の大会への出陳を期待しております。頑張ってくださいませ。
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(高原の晩夏〜初秋 : 8/19撮影) |
・広大なキャベツ畑の向こうには入道雲。白糸のよな滝は涼しげです。
野いちごも実り、夏の宿根草の花々。自然な色彩の美しさに癒されます。
・秋は確実に始まっています。ススキ、コスモスの花も咲き始めました。
例年、この時期から高原では赤トンボが飛ぶのですが、今年はまだ見えません・・・
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